外壁塗装 ベージュ

ベージュは外壁塗装の定番色であり、人気の色でもあります。ベージュでの外壁塗装を検討している人は少なくないでしょう。

ベージュでの外壁塗装を考えた時に気になるのは、
「ベージュで外壁塗装をすると、どんな仕上がりになるのか」
「ベージュにも色々あるが、どんなベージュで外壁塗装をするのが良いか」
「ベージュと他色で外壁塗装をしたいが、相性の良い色は何色か」
といったところでしょうか。このあたり、本章で詳しく解説いたします。

この記事では、
・ベージュでの外壁塗装が人気の理由(1章)
・外壁塗装×ベージュの施工事例(2章)
・配色(色の配置)方法(3章)
・ベージュと相性の良い色(4章)
・納得のベージュを選び抜くために必要な知識(5章)
などについて、徹底解説いたします。

ベージュでの外壁塗装を検討されている方は、ぜひ、参考にしてください。

1.「ベージュ」は外壁塗装の人気色

外壁ベージュ

ベージュは外壁塗装の人気色です。
本サイトを運営している塗料メーカー「アステックペイント」の外壁塗料の出荷状況を見ても、ベージュ系のカラーが人気です。

ベージュでの外壁塗装が人気なのには、理由があります。

[ベージュでの外壁塗装が人気の理由]

●汚れが目立たない
ベージュの外壁は、汚れが目立ちません。もちろん、著しく汚れれば、それなりに汚れて見えることもありますが、それでも白や黒などの外壁と比べると汚れが目立たないのは間違いありません。
ちなみに、グレー・アイボリー・薄いブラウンなども汚れが目立たない色です。

●和洋問わず、どんな系統の家にも合う
ベージュはどんな系統の家にも合う色です。たとえば、純和風の家の外壁にも、洋風の家の外壁にも、ベージュは合います。

●周辺環境に馴染みやすい
ベージュはどんな周辺環境にも馴染む色です。ベージュで外壁を塗装して悪目立ちすることは、まずないでしょう。

●家を大きく見せる効果が期待できる
色には、大きく見える膨張色と引き締まって見える収縮色があります。ベージュは膨張色のため、外壁をベージュにすることで、家を大きく見せる効果が期待できます。

●落ち着いた、暖かみのある雰囲気を演出できる
色が持つイメージは、色によって様々。ベージュの色には、落ち着き・暖かみ・高級感・上品さなどのイメージがあります。そのため、ベージュで外壁塗装をすると、こうしたイメージの外観を演出することができます。

 

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2.まずは施工事例をチェック!外壁塗装×ベージュ

ベージュで外壁塗装をすることを決めたら、まずはベージュで外壁塗装をした事例を色々チェックし、理想の仕上がりをイメージするところからはじめるのがオススメです。

なぜならば、たとえば…
・塗料の色を明るめのベージュにするか、落ち着いたベージュにするか
・外壁全面をベージュにするのか、ベージュと他色を組み合わせるのか
などで、仕上がりは大きく変わるためです。

このあたりの具体的な仕上がりのイメージがないまま、なんとなく進めてしまうと、「仕上がってみたら、どこか理想と違った…」といったことになりかねません。「色は、濃いベージュが良い」「外壁全面、ベージュにしたい」など、イメージが具体的になるほど、納得の外壁塗装ができることは間違いありません。

 

[外壁塗装×ベージュ|施工事例]

画像出典:プロタイムズ静岡葵店

画像出典:プロタイムズ久留米店

画像出典:プロタイムズ筑紫野店

3.配色を工夫すればグッとオシャレに

2章の施工事例を見ると一目瞭然ですが、外壁塗装には様々な配色(色の配置)方法があります。ベージュで外壁塗装をする場合も、この配色を工夫することで、ワンランク上のオシャレな外壁になります。

3-1.どこをベージュにするか、配色によって印象は大きく変わる

外壁全面をベージュで塗装するか、別色を組み合わせて塗装するかで外壁の印象は大きく変わります。
別色を組み合わせる場合にも、どこにどの色を塗装するか、塗装する場所によっても印象が変わります。

以下、代表的な配色(色の配置)方法をご紹介します。

●外壁全面をベージュに
外壁全面をベージュにするパターン。

画像出典:プロタイムズ久留米店

 

●上下で色分け
上半分もしくは下半分をベージュにして、もう半分を他色にするパターン。

画像出典:プロタイムズ久留米店

 

●左右で色分け
左もしくは右をベージュにして、他色と組み合わせるパターン。

画像出典:プロタイムズ久留米店

 

●基本はベージュ+部分的に別色に
基本はベージュでアクセント的に別色を取り入れるパターン。

画像出典:プロタイムズ久留米店

※ベージュと相性の良い色については以下4章を参照ください。

3-2.屋根や付帯部の色との組み合わせについても考えるべし

外壁の色や配色を考えるときに、忘れてはいけないのが屋根や付帯部の存在です。せっかくベージュでオシャレに外壁塗装をしても、屋根や付帯部とバランスが良くないと、外観を全体で見た時に微妙…といったことになる可能性も。

そのため、外壁の色や配色を考えるときには、
・屋根や付帯部と組み合わせた時にどう見えるか
・(屋根や付帯部も外壁とあわせて塗装する場合は)屋根や付帯部を何色に塗装するか
まで考える必要があります。

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4.ベージュと相性の良い色は?色の組み合わせ事例を紹介!

「外壁をベージュ×別色で塗装したいが、ベージュと相性の良い色は何色だろうか」
「外壁をベージュで塗装した場合、屋根や付帯部を何色にするのが良いのだろう」
など、ベージュと相性の良い色が気になっている方もいるでしょう。

ベージュと相性の良い色は多数あります。
この章では、「ベージュ×他色の組み合わせ事例」をご紹介します。色選びの参考にご活用ください。

【ベージュ×他色|組み合わせ事例】

上記は3色の組み合わせですが、たとえば…屋根1色と外壁1色の2色の塗装も、よくあるパターンです。

2色の組み合わせならば、
●ベージュ×ブラウン
●ベージュ×ホワイト
●ベージュ×グレー
●ベージュ×カーキ
●ベージュ×ベージュ
なども、相性の良い色の組み合わせです。

※相性の良さはベージュの色などによっても異なります。
※上記以外にも、相性の良い色の組み合わせは多数あります。気になる色の組み合わせがある場合には、塗装業者に相談をしてみてください。カラーシミュレーション(以下、[参考]を参照)で確認してみるのも良いでしょう。

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[参考]色の組み合わせはカラーシミュレーションで確認を

「選んだ色の組み合わせが、どう見えるのか」は、カラーシミュレーションで確認をしてみてください。また、「いくつかの色の組み合わせで迷っている…」という場合にも、カラーシミュレーションでの確認がオススメ。色見本の比較だけではわからなかったことが、カラーシミュレーションを活用することで見えてくることもあるはずです。

※多くの塗装業者がカラーシミュレーションのサービスを提供しています。カラーシミュレーションを活用してみたい場合、まずは塗装業者に相談をしてみてください。

【外壁の試着】外壁のカラーシミュレーションをしてみよう!

 

5.納得のベージュ色を選び抜くために!押さえておきたい知識

一口に「ベージュ」といっても、明るいベージュ・落ち着いたベージュなど、様々なベージュがあります。もちろん塗料にも、様々なベージュが存在します。
この章では、“納得のベージュの色を選び抜くために押さえておくべき知識”をご紹介します。

5-1.塗料製品によってベージュの色は異なる

大前提として頭に入れておいていただきたいのは、ベージュの色は、塗料製品によって異なるということです。たとえば…A製品は明るいベージュ、B製品は落ち着いたベージュなど、製品によってベージュの色が異なるイメージです。“同じ塗料メーカーでも”、製品によってベージュの色が異なることもあります。

また、あわせて押さえておきたいのは、ベージュ系統の色を多数ラインナップしている製品もあるということです。ベージュは人気色のため、たとえばA製品の色のラインナップに、明るいベージュ、落ち着いたベージュがあることも珍しいことではありません。

そのため、納得のベージュを見つけるためには、複数製品のベージュを比較・検討するのが有効です。
理想のベージュがある場合には、塗装業者にそのベージュを見せて、近いベージュをラインナップする製品を探してもらうと良いでしょう。

[補足]ベージュの色の名称

ベージュの色=「ベージュ」という名称とは限りません。ベージュの色の名称は、各塗料メーカーによって、場合によっては製品ごとに異なります。また、色を名称ではなく、番号(数字)で分類しているケースも少なくありません。

5-2.正しい塗料の色の確認方法がある

色選びでよくある失敗は、「納得のベージュを選び抜いたと思っていたのに、仕上がってみたら想像と違った…」というもの。こうした失敗を引き起こさないためには、色を選ぶ段階で正しく色を確認することが重要です。

[塗料の色の正しい確認方法]

■色は、A4サイズ以上の色見本で確認する
色の確認は、ある程度、大きな色見本でする必要があります。目安としてA4サイズ以上の色見本で確認をするのがオススメです。
なぜ大きな色見本での確認が必要なのかというと、色は面積の大小で受ける印象が変わるためです。大きな面積で見ると(小さな面積で見た時と比べて)、明るい色はより明るく、鮮やかな色はより鮮やかに、暗い色はもっと暗く感じます。そのため、パンフレットや小さな色見本だけを参考に色を決めてしまうと、大きな面積の外壁に塗装した時に「イメージと違う…」といったことが起こってしまうのです。

■色見本は「屋外」で確認する
塗料の色の確認は、必ず「屋外」で行なってください。
なぜならば、色の印象は室内 or 屋外で異なるためです。室内で、特に蛍光灯などの照明器具の明かりの下では、屋外で見た時と色の見え方が変わってくることは容易に想像していただけるでしょう。外壁は屋外にあるため、色も屋外で確認をしましょう。
また、色の印象は、天気(晴れの日、曇りの日など)や時間帯(朝・昼・晩)などによっても変わります。そのため、「より見え方にこだわりたい…」という場合は、天気や時間帯の異なるタイミングに、屋外で色見本を確認すると良いでしょう。

+α ■色見本以外の方法でも、色を確認しておくと安心
「上記2つの方法で色見本を確認したが、うまくイメージが沸かない…」ということもあるでしょう。こうした場合は、色見本以外の方法で色を確認しておくと安心です。
たとえば…
・実際に外壁に試し塗りをしてもらう
・施工事例[検討中のベージュ色の塗料を塗装した住まい(外壁)]を見せてもらう
といった方法があります。

 

まとめ

ベージュは外壁塗装の人気色です。ベージュの外壁塗装には、「汚れが目立たない」「和洋問わず、どんな系統の家にも合う」「周辺環境に馴染みやすい」など多くのメリットがあります(1章)。

ベージュでの外壁塗装を決めたら、まずは施工事例をチェックして理想の仕上がりをイメージするところからはじめるのがオススメです(2章)。そのうえで、色の配色方法(3章)、ベージュ×他色の組み合わせ(4章)を一つひとつ丁寧に検討してみてください。

また、一口にベージュといっても、様々なベージュの色があります。納得のベージュ色を選び抜くために必要な知識もまとめておりますので(5章)、ぜひ参考にしてください。