壁の穴を補修する方法!業者に依頼 or DIYの判断基準もわかる!

壁の穴

ふとしたきっかけで空けてしまった壁の穴。簡単に直せるようにも見えるけど、実際に自分で出来るのか、やはり業者に頼んだほうが良いのか?とお悩みではありませんか?

20cmを超えるような大きな穴は業者に依頼したほうが確実ですが、小さな穴であればDIYで補修できます。

もちろん業者に依頼すれば綺麗に仕上がりますが、仕上がりもさほど気にならず、腕に自信がある方はDIYでやった方が手間賃もかからず、費用も安く抑えられるのでお得です。

この記事では、壁に空けてしまった穴の補修方法についてお悩みの方に補修の方法、業者に頼むかDIYで行うかの判断基準、壁の補修に掛かる相場などをご紹介します。

1.壁に穴の補修はDIYか業者に頼むかを見極める

壁のちょっとした穴ぐらいはDIYでパパっと直したいと思っている人も多いのではないでしょうか?もちろん、簡単にDIYで直せる場合もありますし、業者に頼んだほうがいい場合もあります。では、DIYで直せるか業者に依頼すべきかの判断基準はどんな点かを見ていきましょう。

1-1.DIYか業者に依頼するかの判断基準を知る3つのポイント

壁の穴の状況を確かめるには、次の3つのポイントを見ていきましょう。

ポイント①穴の大きさと空いた場所

穴の大きさや傷の深さによって補修方法が違ってくるので、まずは大きさと空いている場所を確認しましょう。拳よりも小さめの穴ならば大抵DIYで直すことが出来ます。

ポイント②下地(石膏ボード)の破損具合

石膏ボード等の下地自体の破損が激しい場合、補修用の石膏ボードを当てる必要があります。小さい穴であれば、ホームセンターの補修アイテムでDIYで直すことも可能です。

※石膏ボードとは・・・石膏を芯材とし、石膏用ボードで覆った板状の建築用内装材です。壁や天井などに広く使用されています。

ポイント③クロス(壁紙)の破れ具合

クロス(壁紙)自体にダメージが少ないようであれば、下地を補修してから破れた箇所を貼り合わせて補修します。。

※クロスとは・・・壁や天井の仕上げ材として使用される壁紙のことです。布や紙、ビニール等色々な種類があります。

 

2.石膏ボードに空いた10cmほどの大きな穴の補修方法

一般的な石膏ボードを例に補修方法をお伝えします。ここではDIYでも可能な補修方法をお伝えします。

2-1.補修に必要な道具を準備する

直径10cmほどの穴が石膏ボードに空いてしまったときの補修について説明していきます。
まずは補修に必要な道具をみていきましょう。

・地ヘラ

・ローラー

・スポンジor布巾

・カッター

・サンドペーパー

・補修用の壁紙

・リペアシート

・補修用パテ

 

2-2.下地処理~穴をなくす~

①補修箇所のまわりにカッターで切れ目をいれ、壁紙を剥がす
穴よりも10cmほど大きく剥がします。

②穴のまわりをキレイに四角に切り落とす
多少穴は大きくなってしまいますが、四角のほうが石膏ボードを入れる際に作業がしやすくなります。

③木材をはめ込む
石膏ボードを固定するために、木材で土台をつくっていきます。木材を穴の大きさよりも上下5cmほど長めにカットし、壁の裏側にあて、ビズで固定します。

④石膏ボードをあてる
石膏ボードを穴の大きさより小さくカットし、はめ込んだ木材の上からビスで固定します

 

2-3.穴埋め作業~パテ処理~

①隙間をパテで埋める
壁と新しくあてた石膏ボードの隙間をパテで埋めていきます。段差をなくすために全体を均しながらパテを塗ります。

②パテをヤスリがけ
パテが白く乾いてからヤスリがけをおこないます。平らになると2回目のパテを薄く伸ばし、再度ヤスリがけをします。

2-4.補修用の壁紙を貼る~隠す~

①補修用の壁紙を貼る
最初に剥がした壁紙よりも大きめに補修用の壁紙をカットします。補修部分に糊を塗った壁紙を貼り、刷毛で抑えながら空気を抜いて密着させます。

②重なり部分をカットする
もともとの壁紙と補修用の壁紙が重なっている部分をカッターでカットします。

2-5.ローラーをかける~なじませる~

①糊や汚れを拭き取る
カットした不要な壁紙を剥がし、まわりについている 糊を水を含んだスポンジや布巾で拭き取ります。

②ローラーをかけてなじませる
継ぎ目部分にローラーをかけてなじませ、完了です。

 

3.業者に依頼する場合の判断基準・業者の選び方を知る

3-1.業者に依頼する場合

前述したように、小さな穴であればパテで埋め、部分的にクロスを張り替えるケースもあります。しかし、新しいクロスと既存のクロスの色が馴染まないケースも多く、壁一面または部屋全面のクロスを張り替えなければならないケースもあります。このように大掛かりになる場合は業者に依頼したほうが賢明です。

その他に業者に依頼すべき補修内容は下記のような場合です。

・壁内部に隠れていた配線が切断されている

・断熱材まで破損している

・20cmを超える大きな穴が空いている

・賃貸マンションで勝手に修理すると契約違反になるケース

程度によってDIYで修理が可能なケースはありますが、賃貸マンションに住んでいる方の場合、DIYで勝手に修理をしてしまうと契約違反になってしまうケースがありますので、事前に管理会社に相談するようにしましょう。

3-2.業者の選び方

次に大切なのが業者の選び方です。

一般的にリフォーム専門店といっても、普段から請け負っている工事内容によって得意分野が異なります。できれば、補修(リペア)を専門としている業者に依頼することをオススメします。リペアの専門業者は壁穴補修の他にもフローリングや建具、家具など住まいにかかわるものほとんどの補修、加工が可能なケースが多いです。費用に関しては壁の材質や穴の大き等によって差がありますので、補修(リペア)専門の業者数社に相見積もりをとって相談してみることをオススメします。

3-3.DIYと業者との費用を比較する

では実際に、DIYで補修する場合と業者に依頼する場合の費用を比較してみましょう。

DIY 業者
石膏ボードの補修 材料費だけで7,000~9,000円程度で補修が可能です。 一般的に、壁の穴補修となると1.5万円~3万円が相場となります。
ただ、穴の大きさ、数によっては金額が膨らんでいくので一度見積りをとってみるといいでしょう。
クロスの補修 材料費だけで5,000~7,000円程度で補修が可能です。 工賃や材料費、諸経費等を含むため、1箇所あたり2~3万円が相場となります。
また、2箇所以上の補修となってくると、単純に費用が倍になるのではなく、5千~1万円ずつといった形式で加算されていくことが多いです。

※補修するサイズや業者、使用する材料等によって上記の内容と変わる場合があります。

 

4.日常でよく起こる傷の補修方法

これまで大きめの穴の補修方法をお伝えしましたが、ここからは5cmほどの穴から画鋲やネジ穴といった小さい穴の補修方法をお伝えします。

4-1.クロスの補修方法・注意点・必要な道具!

【補修方法】

①補修部分まわりの壁紙を剥がす
補修部のまわり10cmぐらい大きめに、カッターで四角に切り込みを入れ、壁紙を剥がします。

②補修用の壁紙を貼る
剥がした部分より大きめの補修用壁紙を用意し、糊を塗った壁紙を貼ります。このとき、刷毛で撫でて空気を抜きます。もともとの壁紙と補修用の壁紙が重なっている部分をカッターでカットします。

【注意点】

・余分にカットした壁紙を剥が際に、補修用の壁紙がずれないように気をつけましょう。

【準備物】

・地ヘラorカット定規
・パテベラ
・ローラー
・鉛筆
・スポンジor布巾
・カッター
・サンドペーパー
・補修用壁紙
・ジョイントコーク

 

4-2.石膏ボード(5cmほどの穴)の補修方法・注意点・必要な道具

【補修方法】

①リペアシートを貼る
補修箇所の壁紙を剥がし、補修する穴が真ん中に来るようにリペアシートを置きます。リペアシートのサイズより10cmほど大きめにカットし、壁紙を剥がします。穴部分は軽くサンドペーパーでならし、穴を覆うようにリペアシートを貼ります。

②パテ処理
パテ処理をして、下地とリペアシートの段差を無くします。パテを全体的に塗り、パテベラで均します。乾燥後にサンドペーパーで整え、再度パテを塗ります。

③補修用の壁紙を貼る
補修用の壁紙を補修部より大きめにカットし、糊を塗って補修部に貼り付けます。

④ローラーで整える
もともとの壁紙と補修用の壁紙が重なっている部分をカッターでカットし、ローラーで密着させます。

【注意点】

・補修用の壁紙は、なるべく同じ素材(同じ部屋の家具の裏部分や目立たない部分)を使用しなければ、仕上がりに違和感がある場合があります。

【準備物】

・地ヘラorカット定規
・パテベラ
・鉛筆
・ローラー
・スポンジ
・カッター
・サンドペーパー
・補修用の壁紙
・リペアシート
・補修用パテ

4-3.壁の画鋲穴

壁に空いたほんの小さな画鋲穴であれば、簡単に補修することが出来ます。木工用ボンド、ティッシュ、針を用意します。

【補修方法】

①画鋲穴をボンドで埋めていきます。

②その上からティッシュを入れ込みます。

③ティッシュを針で押し込み、余分な部分は破り取ります。

以上、見た目は少々気になるところではありますが、ほんの小さな穴であれば十分補修が出来ます。

4-4.壁のネジ穴

画鋲の穴よりも大きく目立ってしまうネジ穴。
このネジ穴も穴埋め剤を使って簡単に補修することが出来ます。

【補修方法】

①はみ出している余分な部分をカッター等でキレイに切り取ります。

②ネジ穴に染み渡るまで穴埋め剤を注入します。

③スポンジで溢れた穴埋め剤をキレイに拭き取ります。

④最後にドライヤーで乾かします。

4-5.ひっかき傷

猫を飼っている方を大いに悩ませているのが、壁のひっかき傷だと思います。
そんなひっかき傷もクロス補修転写シール(ニャンパッチ)で簡単に補修することが出来ます。

【補修方法】

①ささくれている箇所をカッター等でキレイに除去し、布巾等で汚れを落とします。

②補修箇所の周囲1cm位大きめに切り取ったクロス補修転写シール(ニャンパッチ)を補修箇所に被せます。

③クロス補修転写シール(ニャンパッチ)をヘラで擦り、転写させます。

④転写されたクロス補修転写シール(ニャンパッチ)を押さえ、クロスと密着させます。

 

まとめ

壁の補修は基本的にほとんどの場合、自分で簡単にDIYで直せることが多いです。

ただ、普段からDIY慣れしていない人がいきなり挑戦すると仕上がりがキレイに行かないことがしばしばあります。もちろん、20cm以上の大きな穴があいてしまった等の状況になると業者に依頼することが賢明な場合もあります。20cmに満たない穴、ちょっとした壁紙の剥がれ、画鋲やネジ穴は自分で簡単に補修することが出来ますので、この記事を参考に実践してみて下さい。

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