住宅の外壁の種類と、長くもたせるためメンテナンス方法

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住宅の外壁にひび割れや色あせ、カビなどの劣化症状を見つけて、「何らかの補修が必要かもしれない」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしかすると、気になってはいても、日常生活に支障がないために、ついつい放ったらかしにしている方もいらっしゃるかもしれません。

気をつけておきたいのは、一度発生した劣化は、時間が経つにつれ進行するということです。放置しすぎると、住宅の外壁だけでなく、住宅そのものが悪くなってしまうことも。そのため、できることなら、早めに補修をするに越したことはありません。

この記事では、外壁材の種類ごとの耐用年数をはじめ、具体的な補修周期や費用相場など、住宅の外壁を長く持たせるために知っておきたい情報をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

1.放っておくとどうなる?!住宅の外壁に定期補修が必要な理由

外壁の劣化を放っておくと、劣化箇所から住宅内部に雨水などの水分が浸入するようになります。住宅内部に浸入した水分は、雨漏りとなり、生活に支障をきたすだけでなく、柱や断熱材などを腐らせ、住宅そのものを蝕んでいきます。

つまり、劣化症状を放っておけばおくほど、住宅寿命を縮める可能性が高まっていくということです。

そこで重要となるのが、補修です。劣化症状に応じて定期的に補修をすることは、外壁の寿命だけでなく、住宅の寿命を延ばすことにつながります。

2.外壁材の種類によって異なる耐用年数

いま、お住まいの外壁材が、どの種類かをご存知でしょうか。

ひとことで「外壁」といっても、様々な種類があり、それぞれ特徴も耐久年数も異なります。

外壁材の種類 特徴 耐用年数
サイディング 窯業系サイディング 外壁材においてNO.1のシェア率を誇る窯業系サイディング。サイディングの中でも、特に色&柄のバリエーションが豊富。  7~8年
金属系サイディング  リフォーム時に採用されることが多い。軽量で建物にかかる負担が少ないため、重ね張りに最適。耐震性にも優れている。 10~15年
樹脂系サイディング 北欧で主流の外壁材。日本では、輸入住宅の外壁によく見られる。外壁材自体に顔料が練り込まれているため、色褪せや塗膜の剥がれ等の劣化は発生しない。つまり、塗り替え不要。日本での普及率は1%程度で、樹脂系サイディングを施工できる業者は少ない。 10~20年
木質系サイディング  天然木に塗装を施したサイディング。木ならではの風合いが魅力。断熱性に優れている。消防法の制限から、地域によっては使用できない場合もある。 10年
モルタル  砂(細骨材)とセメントと水を練り混ぜてつくった材料で施工した外壁。モルタル自体の防水性能は低く、塗装が防水性の役割を大きく担っている。  8~10年
ALC 軽量気泡コンクリートの外壁材。軽量で断熱性・防火性・遮音性に優れている。 10~15年
タイル 耐久性が非常に高い。経年による劣化や変色、変質はほとんどない。  40年

※上記の耐用年数は、あくまで目安です。各製品によって、環境等によっても変わります。

3.知っておきたい住宅外壁の補修方法

外壁の補修方法には、「掃除」「塗装」「シーリング補修」の3種類があります。サイディング外壁の場合には、「張り替え・重ね張り」が必要な場合もあります。

3-1.外壁がキレイになって寿命も延びる?!驚きの掃除効果

最も手軽にできる補修は「掃除」です。

意外かもしれませんが、掃除は外壁をキレイにするだけでなく、劣化を食い止めることにも一役買っているのです。

外壁は汚れたままにしておくと、汚れが固まって落ちにくくなるだけでなく、塗料が充分にその性能を発揮できなくなります。そもそも塗料には、防汚性、遮熱性、防水性、防カビ性(どの性能が備わっているかは、塗料によります)など、さまざまな性能が備わっており、それらの性能を発揮することで劣化に対抗しています。そのため、塗料の性能が発揮できない状態になれば、劣化が加速度的に進行してしまうというわけです。

ポイントは、汚れが気になったとき、すぐに掃除をすること。オススメの掃除頻度は年1~2回です。

詳しい掃除方法は、外壁の掃除をする前に知っておきたい知識【保存版】にてご確認ください。

3-2.持ちの長い、耐用年数の高い塗料を使っての塗装がオススメ

外壁材そのものに劣化が生じている場合は、塗装による補修が有効です。

■劣化症状

ひび割れ

0.3mm以上のひび割れ

劣化

色褪せ

choking

チョーキング(外壁を手で触ると、白い粉状のものが付着する状態)

塗膜の剥がれ

塗膜の剥がれ

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カビ・苔・藻

 

塗装による補修では、どの塗料で塗装するかも重要なポイントになります。

塗料には、さまざまな種類があり、それぞれ耐用年数が異なります。耐用年数の長いものを選んでおけば、それだけ塗り替えの頻度を抑えることができます。外壁材や塗料の種類によっても異なるため一概には言えませんが、おおよそ10~15年が塗り替え周期となります。

■塗料の耐用年数

塗料 耐用年数
アクリル 約3~5年
ウレタン 約5~7年
シリコン 約7~10年
ピュアアクリル 約15年~
フッ素 約15年~
無機 約15年~
光触媒 約15年~

※耐用年数はあくまで目安です。各メーカー、環境や状態などによって変動します。

外壁材や塗料の種類によっても異なるため一概には言えませんが、おおよそ10~15年が塗り替え周期となります。

3-3. こまめなシーリング補修が外壁寿命のカギ

外壁には、シーリングと呼ばれる部分があることをご存知でしょうか。

シーリングとは、外壁と外壁(主にサイディング外壁の場合)や、外壁と窓の接合部分につかうゴム状の材料のことです。接合部のわずかな隙間から水が浸入することを防ぐとともに、車や電車の通行や地震による振動を吸収し、建物がひび割れるのを防ぐ役割もあります。

建物を守るために重要な役割を果たすシーリングですが、その寿命は10~15年と言われ、外壁材よりも早く劣化がはじまります。補修周期の目安は5~10年です。

■劣化の症状

コーキングヒビ

☑シーリングが割れている

☑シーリングがサイディングから剥がれてしまっている箇所がある

 

シーリングに上記のような症状が見られる場合は、既存のシーリングを取り除いて新しいシーリング材を充填する「打ち替え」をする必要があります。

シーリングの補修には、既存のシーリングの上から新しいシーリング材を充填する「打ち増し」という方法もあります。打ち替えに比べると低コストのため、魅力的に感じられるかもしれませんが、上記のような劣化症状がすでに見られる場合には、あまりオススメできません。仮に劣化の進行したシーリング材の上から打ち増しをしても、またすぐにひび割れなどの劣化症状が発生してしまうこともあります。最悪の場合、1年も持たないことも。劣化症状が表れているときは「打ち替え」が基本です。

3-4.【サイディング外壁の場合】重ね張りor張り替えで外壁材を一新

サイディング外壁の劣化が進行し、塗り替えでの補修が難しい場合には、「重ね張り」か「張り替え」をすることになります。

重ね張りとは、既存の外壁の上に、新しい外壁材を施工する工法、張り替えとは、既存の外壁を取り除き、新しい外壁材を施工する工法のことです。

重ね張りと張り替えのどちらを選択するかは、劣化の進行具合によります。劣化が下地まで進行している場合には、重ね張りはできないため、張り替えを選択することになります。重ね張りにすべきか、張り替えにすべきかは、素人では判断が難しいので、業者と相談して決めましょう。

■劣化症状

127 割れたサイディング

欠けている箇所がある

雨水で腐食した断熱材

断熱材が腐食している

4.住宅外壁の補修にかかる費用相場

気になる工事費用の相場をご紹介します。

工事費は、使用する材料や劣化状況等によっても変動するため、下記の費用相場より上下することも充分に考えられます。詳細な費用が知りたい場合は、業者に見積りを依頼してください。

■工事費の相場

工事内容 費用相場
塗り替え 80~150万円(外壁200㎡の場合)
シーリング打ち替え 20~80万円(外壁150㎡の場合)
重ね張り 150万円~(延床面積120㎡の場合)
張り替え 200万円~(延床面積120㎡の場合)

外壁の補修費用について詳しくは、【保存版】外壁塗装にかかる費用の相場と見積書の見方もご覧ください。

5.小さな劣化は、自分でも補修できる

補修をした方が良いとはわかっていても、そのぶん費用もかかるため、なかなか難しい場合もあるかもしれません。

そんな時にオススメなのが、DIY補修です。

もちろん、大がかりな工事はプロにお任せした方が安心ですが、初期の劣化症状であれば自分で対応できるものもあります。

■DIY補修できる劣化症状

【0.3mm以下のひび割れ】

ひび割れのなかでも、0.3mm以下のものは自分で補修することができます。

※1mmを超えるひび割れは、外壁の下地や住宅の構造部分にまで劣化の影響が出ている可能性があるため、プロに依頼しましょう。

詳細な補修方法は、これを読めばすべてわかる!外壁のひびわれ対処トラの巻をご覧ください。

 

【シーリングの補修】

シーリングの打ち替え・打ち増しは、時間と手間はかかりますが、自分でもできる範囲内でしょう。

既存のシーリングを撤去する必要のない打ち増しの方が簡単にできるので、DIY向きと言えます。ただし、打ち増しが有効なのは、劣化症状が表れる前。劣化症状があらわれている場合は、打ち替えでなければ、あまり意味がありません。

詳細な補修方法は、プロが教える!外壁の補修が必要な劣化の症状の2-3. 自分でできる補修–難易度高をチェックしてください。

6.まとめ

住宅の外壁補修は、見た目だけの問題ではありません。外壁材を補修することで、住宅そのものの寿命を延ばすことにもつながるのです。

これまで定期的な補修の習慣がなかった場合には、少々面倒に感じられるかもしれませんが、住宅という資産価値を守るためにも、ぜひ定期的な補修を取り入れてみてください。

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