【塗装のプロが解説】外壁の塗り替えに“ベストな時期”はいつ?

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外壁

外壁を塗り替えるにあたり、「ほんとうに、今、塗り替えるべきなのか、正しく時期を見極めたい」という方は多いのではないでしょうか。

まとまった費用がかかる外壁の塗り替え。できれば最適なタイミングで塗り替えたいと思うのは、当然です。専門的な観点で申し上げても、最適なタイミングでの塗り替えがオススメ。なぜならば、外壁の塗り替え時期を逃すと、住まいの寿命を縮めてしまうことにもなりかねないためです(このあたりの詳しい情報は、後述しておりますので、気になる方はぜひチェックしてみてください ※1-3の最下部)。

とすると、気になってくるのは、「じゃあ、どう塗り替え時期を見極めればいいのか」ということでしょう。

そこで、この記事では、塗り替え時期を見極める方法を4つご紹介してまいります。各方法には「難易度」と「確実度」もあわせて記載しておりますので、ぜひ、参考にしてみてください。

1.外壁の塗り替え時期を見極める4つの方法

ここでは、外壁の塗り替え時期を見極める方法を4つご紹介します。「難易度」と「確実度」もあわせてチェックしてみてください。

1-1.一般的な塗り替え周期を目安にする[難易度★☆☆/確実度★☆☆]

外壁が塗り替え時期かどうかを見極める一つの指標として、塗り替えの周期があります。

■一般的な外壁の塗り替え周期/約8~12年周期

 

新築を建てた後、おおよそ8~12年周期で塗り替えをしていくのが一般的です。ただし、塗り替え周期の年数はあくまで目安。使用する塗料の種類や、外壁材の種類、劣化の進行具合など様々な要因によって、塗り替え時期が上記より前後することもあります。

そのため「外壁の塗り替え時期をより正しく掴みたい」という方は、下記1-2以降の内容を参考にしてみてください。

1-2.外壁材&塗料の耐久年数で考える[難易度★☆☆/確実度★☆☆]

「外壁材」や「塗料の耐久年数」をもとに塗り替え時期を見極めるという方法もあります。

▼“今回が初めての塗り替え”という場合は、下記の外壁材別の耐久年数を参考にしてください。。

<外壁材別|耐久年数>

外壁材の種類 特徴 耐久年数の目安
サイディング 窯業系サイディング窯業系サイディング 外壁材においてNO.1のシェア率を誇る窯業系サイディング。サイディングの中でも、特に色&柄のバリエーションが豊富。 約7~8年
金属系サイディング リフォーム時に採用されることが多い。軽量で建物にかかる負担が少ないため、重ね張りに最適。耐震性にも優れている。 約10~15年
樹脂系サイディング 北欧で主流の外壁材。日本では、輸入住宅の外壁によく見られる。外壁材自体に顔料が練り込まれているため、色褪せや塗膜の剥がれ等の劣化は発生しない。つまり、塗り替え不要。日本での普及率は1%程度で、樹脂系サイディングを施工できる業者は少ない。 約10~20年
木質系サイディング  天然木に塗装を施したサイディング。木ならではの風合いが魅力。断熱性に優れている。消防法の制限から、地域によっては使用できない場合もある。 約10年
モルタル  砂(細骨材)とセメントと水を練り混ぜてつくった材料で施工した外壁。モルタル自体の防水性能は低く、塗装が防水性の役割を大きく担っている。 約8~10年
ALC外壁ALC 軽量気泡コンクリートの外壁材。軽量で断熱性・防火性・遮音性に優れている。 約10~15年
タイル 耐久性が非常に高い。経年による劣化や変色、変質はほとんどない。ただし、目地はモルタルのため、吸水による不具合が出る。 約10~30年

▼一度、塗り替えをしている場合には、塗料の耐久年数を参考に、塗り替え時期を見極めてみてください。

<塗料別|耐久年数>

塗料 特徴 耐久年数
アクリル 耐久性が他塗料と比べて低いため、塗り替えで外壁塗装に使用されることは稀。 約3~5年
ウレタン シリコン塗料が外壁塗装業界において一般的になる前に広く普及していた塗料。独特の光沢が特徴。 約5~7年
シリコン 建築塗料市場において80%のシェアを占める人気塗料。価格と耐久性のバランスが良い。 約7~10年
フッ素 耐久性・防汚性・耐熱/耐寒性に優れた高品質塗料。頻繁な塗り替えが難しい商業施設や大型ビルに施工されるケースが多い。 約15年~
ピュアアクリル 耐久性・防水性・遮熱性を併せ持つ、高性能塗料。伸縮率600%を誇る弾性塗料。 約15年~
無機 主成分が無機物のため、紫外線に強く、耐久性が高い。 約15年~

上記は、あくまで目安の数字です。実際の耐久年数は各塗料製品によって異なるため、実際に塗り替えをしたときに使用した塗料の耐久年数を確認しましょう。

1-3.自身で外壁の劣化症状をチェックする[難易度★★★/確実度★★☆]

自身で、より正確に外壁の塗り替え時期を見極めるなら、劣化症状をチェックするのが一番確かです。

下記のような劣化症状が1つでも見られる場合、塗り替え時期となります。

<外壁の塗り替えが必要な劣化の症状>

劣化症状 詳細
0.3mm以上のひび割れ
色褪せ
チョーキング(外壁を手で触ると、粉状のものが濃く付着する状態)
塗膜の剥がれ 塗膜の剥がれ
カビ・苔・藻の発生
雨漏り

※上記の写真を参考に、似たような症状が見られるかどうかチェックしてみましょう。外壁に見られる劣化症状は、自分で見つけられるものも多数あります。自分で見つけるのが難しいのは表最下部の「雨漏り」。雨漏りは天井裏などの普段目にしないようなところで人知れず進行しているケースがほとんど。そのため、雨漏りを見つけるのは天井裏までチェックする必要があるため、自身で見つけるのは難しいかもしれません。雨漏りの疑いがある場合には、専門業者に診てもらうほうが得策でしょう。

劣化症状は住まいのSOS!
放っておくと住まいの寿命が縮むことも…!

上記のような劣化症状があらわれていても、「確かに見た目は悪いけど、物凄く気になるわけじゃないから、いいや」と、塗り替えをせず、放っておかれる方もいらっしゃるのですが、放っておく時間が長くなればなるほど、住まいの寿命は加速度的に短くなっていく可能性があります。

住まいの寿命が短くなってしまうのは、劣化箇所から住まい内部へと「水」が入り込んでしまうことに原因があります。通常、塗料の膜が鎧となって住まいに水が浸入するのを防いでいますが、この膜が劣化し水を防ぐ力が失われはじめると、上記のような劣化症状が見られるようになり、住まい内部へと水の浸入をゆるしてしまうようになるのです。

水が住まいの内部に入り込むと、建物の躯体を腐食させ、内部から住まいを蝕んでいきます。場合によっては、ぜんそくやアトピー、アレルギー性気管支炎アスペルギルス症(ABPA)などを引き起こす原因となるカビや菌を発生させてしまうことも

こうした事態を引き起こさないためにも、外壁の塗り替え時期を逃さないことは非常に重要です。しかるべき時期に塗り替えて、住まいの鎧として塗料の膜が効果を発揮し続ける状態にしておきましょう。

1-4.専門業者の建物診断を受ける[難易度☆☆☆/確実度★★★]

やはり、最も確かで間違いないのは専門業者の力をかりて見極める方法でしょう。

診断だけなら無料で対応してくれる業者も少なくないため、「よくわからないから、業者に相談してしまおう」というのも一つの手です。

専門業者の診断では、目視で確認できる範囲だけではなく、「ルーペ」を使って気になる箇所を拡大して診たり、「打診棒」で外壁を叩いて音で状況を確かめたりと、細かくチェックしていくため、より確実に塗り替え時期がわかります。

本サイト『リフォームジャーナル』を運営するプロタイムズでも、無料診断を実施しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

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▼塗り替え工事には高い専門性が求められますが、実は塗装業者として営業をするのに必要な資格等は特にありません。そのため、知識不足により、適切な診断および工事ができない業者も多数存在しているのです。

そのため、信頼のできる診断を受けるためには、業者選びが非常に重要となります。業者選びについて詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。

【塗装業者の見極め方】8つのステップで信頼できる業者を選ぼう!

悪徳業者に注意!外壁塗装の業者選びに失敗しない方法!

2.知って得する!外壁の塗り替えに適した季節はいつ?

外壁の塗り替えの時期について調べている方のなかには、「外壁を塗り替えるのに最適な季節」が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

人気の塗り替えシーズンは、天候が安定している春と秋。とはいえ、必ずしも春と秋に塗装をするのが良いというわけではありません。春や秋にも雨が降ったり天候がみだれることもありますし、人気のシーズンにはそれだけ業者も忙しくなるため、希望通りのスケジュールが叶わないなどのデメリットもあります。

下記では季節に分けて、それぞれの時期に塗り替え工事を行なうメリット&デメリットをご紹介します。それぞれ気になること・気にならないことは異なるため、どの季節にするのがベストか、下記情報を参考に検討してみてください。

【春/梅雨/夏/秋/冬に塗り替え工事を行なうメリット&デメリット】

季節 メリット デメリット
・天候が安定しているため、スケジュール通りに工事が進みやすい ・砂埃や黄砂などが、まだ乾いていない塗膜に付着してしまうことがある

・塗装繁忙期にあたるため、工事が立て込み、希望通りのスケジュールで工事ができないこともある

梅雨 ・閑散期となるため、キャンペーンや割引特典が受けられる可能性が高まる ・雨天のために工事ができない日も多く、工事が長引くこともある
 

・塗料の乾きがはやい

・日照時間が長いため、作業可能な時間も長くなる

・塗装工事中は、塗料の飛散を防ぐために塗装しない箇所を覆ってしまうため(養生)、換気が制限され、(工事中、在宅している場合)暑い夏には過ごしにくく感じることもある

・お盆期間中は業者も休みに入るため、工事がストップする

・天候が安定しているため、スケジュール通りに工事が進みやすい

・湿度が低いため塗料が乾きやすく、工事がスムーズに進む

・台風がくると工事ができないため、工事が長引くこともある

・塗装繁忙期にあたるため、工事が立て込み、希望通りのスケジュールで工事ができないこともある

・塗装工事中は、塗料の飛散を防ぐために塗装しない箇所を覆ってしまう(養生)が、そもそも窓を閉めている冬であれば問題ない ・日照時間が短くなるため、作業可能な時間が他季節より短い

・気温5℃以下の日は工事ができない

・年末年始は業者も休みに入るため、工事がストップする

※目安として“気温5℃以下、湿度85%以上”の条件下では、施工不良を引き起こす可能性があるため、塗装工事は行ないません。そのため、たとえば雨の日や冬場の5℃を下回る日には、塗装工事は中止し、塗装工事ができる条件が整う日を待つことになります。

▼外壁の塗り替えをするのにベストな季節について詳しくは、下記記事を参考にしてください。

外壁塗装にベストな季節を判断するための基礎知識

まとめ

外壁の塗り替え時期は、ある程度、自身でも見極めることができます。まずは上記ご紹介した内容をもとに、塗り替え時期にあたるかどうかチェックしてみてください。その結果「そろそろ塗り替え時期かな」と思った場合には、業者に住まいを診てもらいましょう。

住まいを診るだけなら無料で対応してくれる業者も多いので、「そもそも、自分ではよくわからない」という方は、ひとまず業者に相談してしまうのも一つの手です。

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