【徹底解説】外壁・基礎に発生したクラックの補修マニュアル

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このページを読んでいるあなたは、マイホームの外壁や基礎に発生したクラックについてお悩みを抱えていることだと思います。

住宅のクラックは放置すると、最悪の場合水が浸入するなどして建物内部を腐食させてしまう危険性がありますし、状況によっては大規模な補修工事が必要になる場合もあります。そのためクラックの状態によってはすぐにでも補修することをおすすめします。とはいえ、マイホームにできたクラックが「どのくらい深刻な状態なのか」「どのように補修すればいいのか」などの判断は非常に難しく、当然ながら補修に掛かる費用感なども全くわからないはず。

本記事ではそんなあなたに向けて、外壁・基礎のクラック補修の進め方を徹底解説致します。早急な補修が必要なクラックの種類から、業者に補修を依頼する場合のポイント、自分での応急処置のやりかたまでを詳しく説明いたします。

1.こんなクラックがあったら、すぐに補修

マイホームにクラックがあるのを見つけたら、まず最初にすべきことはクラックの大きさ(長さ・幅・深さ)のチェックです。直ちに業者に相談したほうがいいほど深刻な状態なのか、それともまだ応急処置程度で大丈夫なのかを見極めることで、クラックを的確に補修することが可能です。ここでは、補修が必要なクラックの状態を写真付きで紹介します。本章を参考に、まずはご自宅のクラックの状態を診断してみましょう。

※ひび割れの幅を測る際は、ホームセンターなどで購入できる「クラックスケール」という道具を使用すると便利です。(写真参照)

【まだ補修の必要がないクラック】

  • ヘアークラック

外壁・基礎の塗装表面にできる、幅0.3mm以下の微細なひび割れです。基本的には、ヘアークラックが発生しているからといって必ずしも業者に相談する必要はありません。とはいえ、ヘアークラックが発生しているということは塗装が劣化してきている証拠でもありますので注意が必要です。また、ホームセンターなどで売っているツールを使って、ご自分で応急処置をすることも可能です。(3章で解説)

【業者への相談が必要なクラック:外壁編】

  • 幅1mm以上のクラック

建物の構造に問題がある危険性もある上、放置するとさらにひび割れが広がってしまう可能性が高いです。早めに補修する必要があるため、一度専門家に見てもらうといいでしょう。

  • 幅3mm以上のクラック

かなり進行してしまっており、内部に水が浸入していることが予想できる状態です。外壁からの雨漏りを防ぐためにも、今すぐの補修が必要です。

  • 開口部周りに発生したクラック


画像出典:プロタイムズ八王子店

先ほどご紹介した開口クラックは、建物に負荷がかかっていることが原因で発生する場合が多く、早めのメンテナンスが必要です

  • 外壁の剥離・滑落

(画像出典:http://amamori-toyama.com/?eid=14

 

ひび割れが進行してしまうと、外壁材が剥がれたり滑落してしまう場合もあります。最悪の場合、外壁材の交換などの大規模な修繕が必要になりますので、そうなる前にメンテナンスをすることをおすすめします。

【業者への相談が必要なクラック:基礎(巾木)編】

  • 幅0.3mm以上、深さ4mm以上の構造クラック

ひびが内部の鉄筋まで届いてしまっている可能性もある、非常に危険な状態です。放置すると鉄筋の錆や地盤沈下を招く危険性があります。換気口の周りなどの開口部に発生しやすいので、重点的にチェックすることをおすすめします。

  • 基礎を縦断する長さのクラック


画像出典:プロタイムズ福岡北店

基礎の高さいっぱいまで伸びているクラックは、たとえ幅が小さくても補修を検討する必要があります。

  • 換気口の周辺にあるクラック


画像出典:プロタイムズ仙台南店

外壁と同様に、開口部の周りにクラックが発生している場合は建物に負荷がかかっている可能性が考えられるため注意が必要です。

  • 錆汁が溢れてきているクラック

このように隙間から錆汁が溢れてきているのは、コンクリート内部の鉄筋まで雨水が浸入してしまっている証拠です。基礎の強度への影響が懸念される状態です。

  • ななめ方向、水平方向に伸びているクラック


画像出典:プロタイムズ金沢駅西店・富山中央店

ななめや水平に走るひび割れは、大きな力が基礎に加わることで発生するケースが多く、注意が必要です。多少の地震が起きた程度でこのようなクラックが発生した場合は、構造的な問題を抱えている可能性がありますので注意が必要です。

 

2.業者に補修を依頼する場合のポイント

本章では、迅速な対処が必要なクラックの補修を業者に依頼する前に知っておくべきポイントを解説します。補修方法別の費用相場や補修の流れ、悪徳業者に騙されない方法までをご紹介いたします。

2-1.【補修箇所別】クラック補修の費用相場

業者に依頼した場合、クラック補修の費用はどのくらいになるのでしょうか。まずは、補修内容別の費用相場を説明いたします。(※クラック補修の費用はクラックの幅や深さ、下地の状態によって変動します。こちらで紹介するのは、あくまで参考価格となりますのでご了承ください)

外壁のクラック補修 【約10数万円】

クラック補修だけで言えば、一箇所あたりおよそ1~2万円、外壁全体で10数万円程が相場です。しかし、2階部分にあるクラックを補修する場合には足場を組む必要があります。その場合は1㎡あたり約600~800円別途費用が発生します。

基礎のクラック補修 【約10万円前後】

基礎のクラック補修は足場を組む必要がなく、外壁に比べてあまり費用がかかりません。1箇所あたり1~2万円・全体で10万円前後が妥当な価格です。ただ、基礎部分に重大な欠陥が見つかり、倒壊の危険があるような場合は大規模な補修工事が必要になります。基礎の状態によっては100万円を超えることもありますので、そうなる前に早めのメンテナンスをしておくことをおすすめします。

外壁塗装 【約80~150万円】

クラックが全面に広がってしまっていたり、外壁の劣化が目立っている場合は、クラック補修に加えて外壁塗装を行なうという選択肢もあります。その場合は、およそ80~150万円(塗り面積120㎡あたり)が費用相場です。

基礎塗装 【約10,000~35,000円】

基礎のコンクリートには防水性がないため、内部の鉄筋を保護するためには基礎の塗装が有効です。塗料の性能や塗装面積によって費用は前後しますが、およそ10,000~35,000円ほどが相場です。

2-2.プロによる補修の流れをご紹介(参考:プロタイムズのクラック補修事例)

それでは、外壁・基礎に発生したクラックの補修の流れを解説します。今回は、リフォームジャーナルを運営するプロタイムズのクラック補修事例を、写真付きでご紹介します。

外壁や基礎に発生した幅1mmを超えるひび割れ。今回は、現在もっとも一般的な補修方法である「Uカットシール工法」を採用します。

1.高圧洗浄

まずは高圧洗浄機を用いて、外壁・基礎に付いた汚れをきれいに洗い流していきます。(※クラックの数が多かったり深刻な場合は、内部に水が浸入してしまうおそれがあるため先に補修を行なってから洗浄を行なうこともあります)

2.クラック部分をU字にカット

クラック部分を、専用の電動工具で幅・深さが10mm程度になるようにカットしていきます。このとき、断面がU字型になるようにカットすることで、後に説明するシーリング材が均等に行き渡るようになります。

3.プライマーの塗布

クラック部分が乾燥したら、溝のホコリを刷毛で取り除き、プライマー(下地と上塗り材を密着させる効果をもつ塗料)を入念に塗布していきます。

4.シーリング材の充てん

U字にカットした部分に、シーリング材(エポキシ樹脂)を充てんして溝を埋めていきます。

5.防水モルタルの塗布

シーリング箇所にモルタルを塗布します。この際、周囲の下地と同じ高さになるように平滑に仕上げていきます。

6.塗装

補修した箇所を塗装することで、ひび割れ箇所を目立たなくさせ、防水効果を更に高めることが可能です。ただ、部分的に塗装しただけでは周囲の色との誤差で違和感が生じてしまうため、外壁・基礎全体を塗装することをおすすめします。

Uカットシール工法を用いて補修することで、クラックをしっかりと埋めることができました。

【before】

【after】

【before】

【after】


画像出典:プロタイムズ金沢駅西店・富山中央店

クラックの補修方法は、以前の記事でも詳しく解説されています。ぜひご参考にしてください。

外壁のひび割れが心配な方へ!補修方法大解説(業者&DIY)

【基礎のひび割れ】注意すべき6つの劣化症状と効果的な補修方法まとめ

2-3. 信頼できる業者かどうか見分けるポイント

マイホームのクラックを発見し、いざ業者に依頼しようと思った時に肝に銘じてほしいのは「リフォーム業界には悪徳業者がいまだに存在している」という事実です。

強引な営業を仕掛けて「今すぐに補修しないと大変なことになる」と不安を煽ったり、契約書とは伝えずにサインを迫ったりなど、我が家を心配する気持ちを利用するような業者は決して少なくありません。

クラックを的確に補修し、マイホームを未来永劫守っていくためには、信頼できる業者を見極めることが必要なのです。ここでは、信頼できる業者かどうか判断するためにチェックすべきポイントをまとめました。業者を選定する際は、こちらを目安にしてください。

クラック補修の実績があるか

基本的に、クラックが発生したら工務店や外装リフォーム会社、塗装会社などに補修を依頼することになると思います。その際に、クラック補修をやった実績が豊富な業者は間違いなく信頼できます。ホームページなどで施工事例を載せている業者であれば、外壁や基礎のクラック補修の事例もあるかどうかチェックしてみましょう。また、外壁・基礎の塗装も行ないたいのであれば、補修から塗装までを一貫して対応できる塗装会社に依頼するといいでしょう。

診断するスタッフに、専門資格があるかどうか

的確な補修を行なうためには、まずはクラックや下地の状態を詳しく診断する必要があります。その際に、外壁補修に関する専門知識を持った有資格者がいると非常に安心です。屋根や外壁、基礎などの外装全体の劣化診断に特化した「外装劣化診断士」や、雨漏りの調査に特化した「雨漏り診断士」など、様々な専門資格が存在します。ホームページのスタッフ紹介欄などで、有資格者が在籍する会社かどうかチェックしてみるといいでしょう。外壁や基礎の診断に特化した主な資格は、以下の通りです。

・外装劣化診断士

・雨漏り診断士

・住宅診断士(JSHI公認ホームインスペクター)

・外壁診断士

その他にも様々な民間資格が存在しますので、聞き慣れない資格だと思ったら、ホームページなどで「資格を認定している協会」「資格保持者数」を調べて信頼に足るスタッフかどうかチェックすることをオススメします。

保証やアフターフォローは充実しているか

業者が信頼できるかどうか見分ける上でもっとも重要なのが、保証やアフターフォローの有無。悪質な訪問販売会社の中には十分な保証体制が整っていないところもありますので、そういった業者には注意が必要です。また、補修した後に万が一不具合が発生してしまったときにどんな対応をしてくれるのか、定期点検などのアフターフォローがあるのかどうかも確認しておきましょう。

 

リフォームジャーナルを運営しているプロタイムズでも、全国で外壁・基礎の無料診断を行なっています。まず、専門資格を持ったスタッフがクラックの状態を詳しく診断し、その上で住まいの状態にもっとも適した補修工事を提案しています。全国で33,000棟以上の実績を持つ「外装劣化診断」について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

外壁・屋根の無料診断

 

3.【DIY】自分でできるクラックの応急処置方法をご紹介!

基本的に、ひび割れの幅が1mmを超えている場合は、外壁・基礎の下地や構造そのものにダメージが発生している可能性があるため、業者に依頼することを推奨しています。しかし、ヘアークラック(幅0.3mm以下の微細なひび割れ)は直ちに業者に相談する必要はなく、ご自身での応急処置で済ましておくことも可能です。ここでは、代表的なDIYでの補修方法をご説明します。

  • スプレー式

クラックが発生している箇所にセメントの粉を吹きかける方法です。非常に簡単かつ短時間で施工できることが特徴で、外壁・基礎の微細なひび割れにも対応することが可能です。一方で、セメントの粉が周囲に飛び散ってしまうことがあるため、汚したくない箇所を養生する必要があります。

おすすめツール:インサル クラックシャット


画像出典:http://www.insulpak.net/product/icrack/

  • 充てん式

クラックに専用の樹脂を充てんすることで補修する方法です。補修材にはパウチ容器に入ったものもあり、比較的簡単に補修することが可能です。基礎やモルタルだけでなく、サイディング外壁用の補修材も販売されています。

おすすめツール:アサヒペン ワンタッチサイディング窯業系雨漏れ防止補修材


画像出典:http://www.asahipen.jp/product/

  • モルタル式

クラックの上から補修用のモルタルを塗布することで、基礎コンクリートやモルタル外壁を保護します。やや施工に手間がかかりますが、全体的にクラックを覆うことができるため、防水性はかなり高いといえます。

おすすめツール:アサヒペン コンクリート クラック・止水補修材

画像出典:http://www.asahipen.jp/product/

  • セメントチョーク式

補修箇所に吸水防止剤を噴射したのち、セメントチョークを塗り込んでいく補修方法です。クラックをピンポイントで補修することができるため無駄がありませんが、作業にはかなり体力が必要になる上、時間がかかってしまうのが難点です。

おすすめツール:アサヒペン コンクリートひび割れ補修キット

画像出典:https://www.monotaro.com

 

4.【番外編】外壁・基礎のクラックを放置するとこんなことに!

そもそも、外壁・基礎に発生したクラックは、なにが問題なのでしょうか? 最後に、クラック放置することで起こりうる悪影響を補足でご紹介します。

外壁からの雨漏りの発生

実は、戸立て住宅の不具合の中で最も多いのは外壁のクラックが原因で起きる雨漏りだと言われています。雨水がクラックから建物内部に浸入すると、最悪の場合木材や断熱材を腐食させてしまう恐れがあります。写真のような状態になるまで放置してしまうと、かなり大きな補修が必要になってしまいます。

基礎・外壁内部の鉄筋の錆


画像出典:プロタイムズ泉店

クラックからコンクリート内部に雨水が進入すると、内部の鉄筋が錆びてしまう恐れがあります。クラックから錆汁が溢れてしまうと美観を損ねてしまいますし、建物の耐久性にも少なからず影響を与えます。

地盤沈下、耐震性の低下


画像出典:プロタイムズ佐賀西店

微細なひび割れであれば心配ありませんが、基礎にできた深刻なひび割れを放置すると基礎の強度が下がり、重量を支えきれなくなり地盤沈下を起こしてしまいます。住宅が傾いてしまうと、大型地震の発生時には最悪の場合倒壊の危険性もあります。

 

まとめ

本記事では、外壁や基礎に発生してしまったクラックについて、業者に相談すべきかどうかの見分け方、業者に依頼する際のポイントや自分でできる応急処置の方法までを解説してきました。マイホームの不安を取り除いて長く住み続けていくために、クラック補修を検討する際にはこの記事で学んだことを参考にしてください。

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