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【保存版】これでまるわかり!陸屋根の防水工事に関する全知識

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陸屋根 防水

陸屋根の防水工事を行なってから数年が経過。そろそろメンテナンスをしなければと考えるけれど、どの防水工事にすればいいのかわからずそのままにしていませんか。

傾斜がなく、平らな陸屋根は、雨が降ったとき通常の屋根よりも水はけが悪く、防水効果が切れた途端に雨漏りを発生する可能性を持っています。いまは大丈夫でも、雨漏りが発生する前(劣化の初期段階)に、陸屋根を防水することで費用を安く抑えられ、お家を長持ちさせることができます。

この記事では、陸屋根に関する基礎知識と防水工事の種類、長持ちさせるポイントなど陸屋根の防水工事に関する全知識をお伝えいたします。ぜひ参考にしてみてください。


1. 陸屋根の特徴と防水のタイミング

1-1. 陸屋根の特徴

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陸屋根(りくやね、ろくやね)とは傾斜のない平らな屋根であり、平屋根ともいいます。屋上庭園を作ったり洗濯物干し場として利用したり、屋上スペースを有効に活用できます。さらに、平らであるため足場を設置するなどの手間がいらず、通常の屋根と比較してメンテナンスが容易です。屋上までの階段を設けている場合は、屋上の点検作業も簡単に行なうことができます。

マンションなどの高層建築物に多く見られ、最近では技術の向上やデザイン等の観点から一般住宅でも見かけるようになりました。

1-2. なぜ陸屋根は防水する必要があるのか

通常の屋根より雨漏りの危険性が高いからです。

通常の屋根と比較して傾斜がほとんどないため、雨が降ったとき水はけが悪く、屋根の防水性切れた時点で雨漏りに直結する可能性があります。

1-3. 防水工事をするタイミングと見分け方

メンテナンスは早めの方が費用も安くなるため、屋上までの階段を設けていて実際に確認できる方や近くに高い建物などがあり、高所から屋根を目視できる方は定期的に以下の項目をチェックしておきましょう。望遠鏡などを使って少し離れたところから劣化症状が見えた場合、実際はよりひどい状態の可能性があるため、早めに業者に依頼してきちんと確認してもらうことをおすすめします。

陸屋根を覗くことができない場合は、防水工事をしてから5~10年を目安にして業者に診断を依頼するといいでしょう。雨漏りが発生してからでは手遅れです。イチオシは、陸屋根がいまどんな状態なのか写真を撮ってもらうよう業者に依頼し、自分でチェックすることです。防水工事が必要だと言われた時には、その理由を業者に尋ねておくと安心です。優良業者であればきちんと、わかりやすく説明してくれるはずです。

《早めのメンテナンスを検討しましょう》

・雑草が生えている

・目地がひび割れている

・コンクリートにひび割れがある

・ルーフドレン(水を流すための排水溝)の周りにゴミがたまっている

・雨の日に屋根の一部分に水がたまっている

すぐ補修すべき!というわけではありませんが、なにかしらの問題があり、少なからず防水効果が落ちてきています。ルーフドレンの周りのゴミを取り除く、業者に依頼してきちんとチェックしてもらうなど、早めのメンテナンスが鍵となります。

※雑草は、防水層まで根が生えている可能性があるため、むやみに抜くのはやめましょう。

《すぐ防水工事を依頼!》

・室内で雨漏りが発生している

・防水工事をしてから10年以上経過している

・防水層が膨れている

・ルーフドレン(水を流すための排水溝)が詰まっている

・剥がれたり壊れている部分がある

 

雨漏りしている場合はすぐに業者に依頼しましょう。

雨漏りしていなくとも上記の症状が出ている場合、防水効果がかなり薄くなっている可能性が高く、いつどのようなタイミングで雨漏りに繋がるかわかりません。早めに業者に依頼して対処した方がいいでしょう。

2.陸屋根の防水工事の種類と費用

陸屋根の防水工事には、大きく分けて3種類あります。塗る工法、貼る工法、どちらも利用した複合工法です。

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2-1. 塗る工法(塗膜防水)

現場で液状の防水材料を塗り、防水の膜をつくる工法です。ウレタン防水工事とFRP防水工事の二種類があります。

迷ったらこれ!ウレタン防水工事

ウレタン防水

画像参考:株式会社プロタイムズリビング

液体のウレタンを複数回塗ることによって防水層を形成し、雨の浸入を防ぐものです。液体状のウレタンは複雑な形をした陸屋根面でも継ぎ目のない完全な防水層を形成できます。工程が単純なので安価で工事日数も少なくて済むので補修時に最も選ばれる防水工事です。

耐久年数は10年前後と短めですが、重ね塗りが可能なのでメンテナンス費も安く済みます。さらに、別の素材の防水材があってもそのまま上から施工できるため、撤去費用もかかりません。性能的に目立った短所はないのですが、乾燥に時間がかかるため、定期的にひとが行き来するマンションの通路(廊下)には不向きです。その他にも、均一に塗装しにくい面があります。専用の機器を使用すれば、ある程度解決できますので、気になる方は業者に確認しておくといいでしょう。

人の出入りがあるならFRP防水工事

FRP防水

画像出典:FRP防水材工業会

強度が高く耐久性に優れた「ガラス繊維強化プラスチック(FRP)」を使用して、防水層を形成する工法です。その強度の高さから、木造のベランダ床などにも多く採用されており、屋根に出入りする可能性のある方におすすめです。新築によく使用されています。紫外線が長期間当たると、劣化してひび割れてしまうため、定期的にトップコートを塗り替える必要があります。様々な形状に施工ができ、継ぎ目のない防水層を形成します。保護層なしで歩行が可能なため、建物を軽くできます。施工時に臭いを発するため、予め工事前に業者に相談して対策を打っておきましょう。

2-2. 貼る工法(防水シート)

シートを下地に貼り付ければ完成する簡便性が特徴で、安価な工法です。塩化ビニールシートとゴムシートの二種類があります。

デザインが豊富!塩化ビニールシート防水工事

シート防水

画像出典:http://www.dr-roof.jp/wpguide/intro/lineup.html

塩化ビニール樹脂の防水シートを接着剤などで陸屋根面に貼っていく改修用防水工事です。意匠性に優れ、色や模様がプリントされたものもあるため、出入りのある屋上やマンションの通路などひと目につく場所におすすめです。ウレタン防水の次に人気のある工事です。

施工後、軽歩行も可能です(歩行不可のタイプも存在するため、予め確認しておきましょう)。日光による紫外線や熱、オゾンに対して優れた耐久性を持っています。基本的にメンテナンスの必要がなく、長期的なコストパフォーマンスが高い防水工事ですが、シートのつなぎあわせなど工事の難易度が高いため、依頼する際には施工実績のある業者を選びましょう。高層ビルなどの強風が予想される場所ではシートが飛ばされる可能性があるため不向きです。シート状の防水材は平滑な陸屋根の方にも最適です。

部分的な補修なら!ゴムシート防水工事

シート防水(ゴムシート)

画像出典:http://www.tokai-bousui.or.jp/cgi-bin/visit/page.cgi?id=17

シート状に成形した合成ゴム系の防水シートを、接着剤やテープなどで陸屋根面に施工する改修用防水工事です。短工期・低コストのため、応急処置として部分的に補修したい方におすすめです。ゴムは伸びるため、地震などに強く昔は主流の一つでした。接着剤が剥がれやすかったり職人による質のばらつきがし生じやすい面もあるため、依頼する際には施工実績のある業者を選びましょう。ゴムシートの保護層として塗装材を厚塗りすれば、軽歩行も可能です。

2-3. アスファルト防水

合成繊維不織布にアスファルトを含ませたシートを貼り重ねていく工法です。歴史ある工法のため信頼性が高く、新築時の防水工事はほぼすべてアスファルト防水が採用されています。歩行するためには保護モルタルを貼る必要があり、屋根が重くなるため、木造住宅には不向きです。しかし防水性能は高いため、人が立ち入らない場合にいいでしょう。大きく分けて、トーチ工法と常温工法という二種類の施工方法があります。

トーチ工法

トーチ工法

出典:http://tajima.jp/waterproof/asphalt02/polymerit/index.html

シートの裏面に含ませたアスファルトを、トーチバーナーで炙りながら液状化し、塗るように貼り付けていく工法です。器具を用いて簡単に施工でき、シート同士を接合させる際隙間なく溶着させることができるため施工不良を減らすことができます。火を扱うことで煙や臭いが発生するため、改修時に採用されることはあまりありません。。

常温工法

常温で材料を付着させる工法のことです。液状のアスファルト材を使い、シートを複数枚交互に貼りあわせていきます。「冷工法」とも呼ばれます。

トーチ工法と比べて接着技術を要しますが、熱による溶融が不要のため煙や臭いといった周辺や環境への影響がほとんどありません。

2-4. 費用・耐久年数別防水工事一覧

各防水工事にかかる費用、耐久年数、メリット・デメリットを簡単にまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてください。

費用

(1㎡あたり)

耐久年数
ウレタン防水2.500~7,000円12年前後目立った短所がなく、改修工事で迷ったらウレタン防水がいいでしょう。

主流。施工場所を選ばず、複雑な形でも採用可。施工が容易なため、工期も短く済み、低コスト。

FRP防水4,000~7500円10年前後陸屋根に人が出入りする方におすすめです。新築に多い。

軽量ながら強靭な耐久性。歩行のみならず車両の走行も可能。定期的にトップコートを塗り替える必要があります。

シート防水(塩ビ)2,100~7,500円13年前後下地の撤去がいらないので、改修工事に最適です。

安価で色やデザインを選べる。紫外線・熱・オゾンに対して優れた耐久性を持つ。軽歩行も可。下地が平らである必要があります。

シート防水(ゴム)2,100~7,500円13年前後安価で目立ちにくいところの工事、応急処置として最適です。

ひび割れに追随する柔軟性があります。接着剤の性能が防水効果や耐用年数に大きく影響されます。下地が平らである必要があります。

アスファルト防水

(トーチ・常温)

5,500~8,000円20年前後工事の手間がかかりますが、防水性能に優れており長持ちするためメンテナンスの回数が少なくなります。信頼が厚く、新築に多い。

人の出入りがない場合におすすめです。(歩行できるようにするためには屋根が重くなります)

3. 防水効果を長持ちさせるポイント

3-1. ルーフドレン(排水溝)をこまめに掃除する

防水工事を行なった屋根で受けた雨水は全てルーフドレンと呼ばれる排水溝に流れていきます。排水溝が詰まっていると雨水が流れず、水たまりのある箇所から防水層が劣化していく可能性があります。

陸屋根に出入りができる方は、定期的に飛んできた落ち葉やビニールゴミ、土ぼこりなどを撤去するようにしましょう。もともとゴミなどが溜まりにくいようにストレーナーというカバーがついていますが、このストレーナーを外してドレン内部も清掃することも大切です。

3-2. 色が変わってきたら、トップコートを塗り替える

トップコートは、防水シートなど何らかの防水層を形成した後、その上から塗ることで紫外線から防水層を守る役割をしています。トップコートが剥がれてくると紫外線や熱の影響によって防水層が急速に劣化します。ウレタン防水であれば黄色く変色し、硬化してしまい、防水シートであれば黒い防水層が透けてきます。この黒い防水層が見えてくると、太陽の熱を反射せず吸収するため屋根が暑くなり、室内にも影響を与えて来るため、陸屋根の色は要チェックです。目安としては5年おきに塗り替えるといいでしょう。トップコートのなかには、10年おきの塗替えでも大丈夫な高耐久性のものや遮熱効果を持ったものもあります。

4.防水工事は業者に依頼しましょう

ホームセンター等で防水材や防水シートを購入し、自分で防水したいと考える方もいしゃっしゃるかもしれませんが、防水工事は専門性が高いため、専門の業者に依頼した方がいいでしょう。

万が一、自分で行って失敗した後に業者に依頼すると通常の工事費より高くかかることも想定されます。通常、防水工事は防水工事を取り扱っているリフォーム店や塗装業者、工務店などに依頼をします。

しかし、リフォーム店などが自社で防水工事を手掛けることは稀で、工事自体は提携している専門業者が行なうのが一般的です。さらに防水工事専門業者がすべての防水工事ができるというわけでもなく、だいたいウレタン防水や塩ビシート防水などいずれか一つの工法に特化しています。つまり、リフォーム店などは劣化状況やお客様の要望に合わせて、最適な工法とその工法に特化した防水工事専門業者を選定することになります。

そのため、いい防水専門業者に工事を行なってもらうためには、正しい防水工事の知識を持った業者に依頼することが需要になってきます。

見極めるポイントを3つまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

4-1. 見積りは3社以上から取って比較

業者によって使用する材料、サービス、金額はバラバラです。リフォーム店や工務店など防水工事を行なっている業者3社ほどから見積りをもらい、比較することで、防水工事に関する知識がしっかりしているか見極めることができます。わからない点はどんどん質問しましょう。知識のある業者であれば、わかりやすく説明してくれるはずです。

①「防水工事 一式」と金額だけの見積書ではないか

新築工事と違い、実際に点検や工事をしてみないとどのような問題が出てくるかわからない防水工事で、曖昧な見積書はトラブルのもとです。ここは工事に含まれていないと追加の工事費を取られ、最初に聞いていた価格より高くついたというケースもあります。必ず詳細な見積書を出してもらいましょう。

②使用する材料のメーカー名と商品名をチェック

ウレタン防水、防水シートと一言に言っても商品によってグレードや特徴が異なり、メーカーが違えば価格も変わってきます。どこのメーカーのどの商品を使用するのか確認し、見積書(書面)に記載してもらうことでトラブルを防ぐことができます。

③塗布面積とその根拠をチェック

適正価格(材料がどれだけ必要か)をきちんと知るためには、正しい塗布面積が算出されていないといけません。業者によって塗布面積が多少異なってくるので、なぜこの面積が算出されたのか根拠も必ず確認しましょう。

どんな工事を行ない、どんな材料をどのくらい使用するのかなどがはっきり書かれた見積書を出す、わかりやすく説明してくれる業者が優良業者である可能性が高いです。大丈夫ですよ、お任せくださいと言うばかりで詳細を教えようとしない業者は、どこかで隠しておきたい不正があるのか防水に関する知識があまりない可能性が高いので避けたほうがいいでしょう。

4-2. 実績を確認しよう

次にインターネットなどで業者のホームページなどを検索し、防水工事の実績があるか、その内容に問題がないか確認してみましょう。その会社がいつ創業し、どんな仕事を請け負ってきたのか実際に尋ねるのもいいでしょう。アスファルト防水を依頼したい場合は、アスファルト防水の施工事例がある(多く手がけている)業者がいい可能性が高いです。

4-3. 工事保証やアフターフォローを確認しよう

工事保証やメンテナンス、アフターフォローなどのサービスがあり、わかりやすく説明してくれるかは重要なポイントです。保証期間はさまざまありますが、保証期間は何年なのかなぜその期間なのか必ずはっきりさせ、保証書など書面で出してもらいましょう。結局何年保証で何をしてくれるのかわからない、口頭だけの約束は後々何かあったときに対処してもらえないといったトラブルにもなりかねません。

業者選びの方法については下記のページもぜひ参考にしてみてください。

リフォーム業者選びに口コミサイトを最大限活用する方法!

【保存版】知らないと損!悪徳リフォーム業者の手口と絶対に騙されない為の全知識

5. まとめ

いかがだったでしょうか。

防水工事には、防水材を塗る工法(ウレタン防水・FRP防水)、防水シートを貼る工法(塩ビシート・ゴムシート)、複合工法(アスファルト防水)がありますが、イチオシは安価で目立った短所のないウレタン防水です。主流の防水工事であるため、経験豊富な業者も多いので、記事を参考に各社から見積りを取ってみましょう。

その他に、陸屋根防水工事についてまとめると、下記4点がポイントになります。

・陸屋根とは傾斜がなく、平らな屋根のこと。水はけが通常の屋根より悪く、防水効果が切れると雨漏りに直結する可能性がある。

・前回の防水工事(新築して)から10年以上経過している場合は、防水工事をした方がいい。

・定期的に劣化状態をチェックし早めのメンテナンスを行なうことで、工事費を抑えることができる。

・防水工事には専門知識や技術が必要になるため、防水工事を扱っているリフォーム店や工務店、塗装専門店に依頼した方が◎

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