屋根リフォームの相場は劣化症状と工事方法で大きく変わる

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そろそろ屋根のリフォームをしたいなと考えたとき、屋根工事の相場がいったいどのくらいかかるのか、気になりませんか?

業者から見積もりを出してもらったけど、他の相場に比べて高いのか安いのかわからない。
そもそももらった見積もりは正しいの?と不安に思っている方は多いのではないでしょうか。

こちらの記事では、屋根リフォームにかかる相場を中心に、工事の種類や誤った判断をしないための注意点など、屋根のリフォームで知って得する内容をご紹介しております。ぜひご参考にしてみてください。

1.まずは屋根の劣化症状を知ろう

「家を建ててから長い年月が過ぎた」「だいぶ傷んできている」などの理由から、屋根のリフォームをしようと考える方は多いはずです。
でも本当にリフォームが必要な劣化なのでしょうか。

不必要にリフォームを行うとただ費用がかかるだけだったり、実はまだリフォームをしなくても問題のない場合もあります。
また、屋根の劣化症状に応じて工事が変わるため、本当にリフォームが必要な状態なのか正しく見極める必要があります。

では、どういった劣化だとリフォームが必要になるのでしょうか。リフォームの目安となる劣化症状をご紹介します。

【屋根によく見られる劣化症状一覧表】

劣化症状 写真 リフォームの種類
チョーキング チョーキング現象 屋根塗装
鉄部のサビ 錆止め塗料
ひび割れ ⑧_(5)モニエル瓦ひび割れ
剥がれ 剥がれ
屋根の変色 屋根の変色
瓦に割れ・欠け・抜け・ズレがある 19276_013 重ね葺き
葺き替え
苔、カビが発生している 屋根のカビ
釘が浮いている  釘の浮き
軒天や天井に雨漏れがある 軒天の雨シミ 葺き替え
下地が劣化している  屋根の腐食

※上記はあくまでも目安です。劣化の進行具合によって工事が異なります。

 

2.屋根リフォーム工事3種とそれぞれの相場

最近はオシャレな家が多く、いろんな形をした屋根や傾斜があるものなど、昔に比べて変わった屋根が多くみられるようになりましたが、屋根工事は主に「屋根塗装」「重ね吹き工事(カバー工法)」「葺き替え工事」の3種類で行われます。

屋根の面積、傾斜、どの工事にするかによって費用がだいぶ変わるため、お住まいの家をどのようにリフォームしたいのか、どのくらいの費用がかかるのかを知っておくと無駄のないリフォームが行えます。

ここでは屋根リフォームの種類や工事の違いについてご紹介していきます。お住まいの屋根を工事するといったいいくらかかるのか、ここでしっかり押さえていきましょう。

 

2-1.屋根塗装リフォームの場合

屋根塗装工事とは、屋根材の損傷が少なく下地の劣化がないものが対象で、今の屋根材にあった塗料を塗装する工事です。

費用目安は50万からとなり、下記の写真のように屋根にサビがあったり、色合わせが気になる方にオススメです。他の工事と比べて、一番手軽で他2つの工事よりも施工期間は早くても約5日間で一番費用がかかりません。

※塗料の種類、屋根の傾斜によって費用は異なります。

使用できる塗料は「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」「無機」「光触媒」等があり、ものによって相場がだいぶ異なります。

塗料によって特質性があるので、どの塗料にするか迷われたら、お住まいの屋根の劣化具合と塗料の耐久年数を参考に選ばれてみてはいかがでしょうか。

 

塗料の価格一覧表

塗料 特徴 耐久年数 相場(※1缶あたり)
アクリル ・他の塗料よりも比較的安く、色の種類も豊富る。

・耐年数が短いため短期間での塗り替えが必要となる。

約3年未満 5,000~10,000円
ウレタン ・アクリル同様比較的安く、防汚性に優れるが、

・耐年数が短いため短期間での塗り替えが必要となる。

約3~5年 5,000~15,000円
シリコン ・価格に対し、耐年数と機能のバランスが優れている。

・塗料が密着しづらく、木部などに塗ることができない。

約5~7年 15,000~40,000円
フッ素 ・耐久性も長く、雨などの防汚性に優れ、外観の美しさを長く保つことができる。

・ひび割れが発生しやすいので注意が必要となる。

約7~10年 40,000~80,000円
光触媒 ・価格は高いが、耐久性は長く、太陽光や雨などで自然に汚れを落とすことができる。

・空気中の汚染物質を綺麗にすることができる。

・太陽の光が当たらないと効果が発揮されない。

約10~15年 50,000~100,000円
無機 ・価格は高いが、耐久性は長く、屋根の劣化が激しいときに使用されることが多い。

・ひび割れが発生しやすいので注意が必要となる。

約10~15年 50,000~120,000円

※上記はあくまでも目安です。塗料メーカーや製品によって価格が異なります。

 

2-2.重ね葺き工事(カバー工法)の場合

重ね葺き工事とは、今使用している屋根材に劣化があり、下地の劣化がないものが対象で、今の屋根材の上から、新しい屋根材をかぶせる工事です。

費用目安は80万円からとなり、葺き替え工事よりも費用も安く短い期間で施工ができます。特徴としては屋根が二重になるので断熱性・遮音性に優れていますが、今の屋根の上にかぶせるので屋根の重量を考慮する必要があり、化粧スレートやガルバリウム鋼板など軽い屋根材のものしか使用できません。

※劣化症状と屋根材によって費用が異なります。

下記に重ね葺きの各屋根材の相場一覧表と屋根材の特徴についての表を記載しておりますので、ご参考ください。

重ね葺きの屋根材の相場

下の屋根材にかぶせる上の屋根材 相場
和瓦から和瓦の場合 約100~200万円
和瓦からスレート系の場合 約100~250万円
和瓦から金属系の場合 約130~200万円
スレート系からスレート系の場合 約60~150万円
スレート系から金属系の場合 約80~150万円

※劣化症状と屋根材によって費用が異なります。

屋根材の特徴

屋根材 特徴 重量 価格(㎡)
スレート 色合いが豊富で経年劣化によって色落ちする 軽い 5,000~7,000円
ガルバリウム 色・形とも豊富で、耐震リフォームとして使用される 非常に軽い 6,000~8,000円
セメント瓦 和瓦と同じ強度がある 重い 6,000~8,000円
和瓦 色落ちしにくいが、強風や地震といった災害に弱い 非常に重い 8,000〜10,000円

※上記はあくまでも目安です。メーカーによって価格が異なります。

 

2-3.葺き替え工事の場合

葺き替え工事とは、屋根を軽くするためや屋根材の寿命がきているもの、屋根が雨漏りをしている、下地が腐食しているなど重ね葺き工事では対応ができず、かなり劣化が進んでいるものが対象で、今使用している屋根材をすべて取り除き、新しい屋根材をかぶせる工事です。

費用目安は100万円からとなり、他の工事に比べ費用はかかります。特徴としては屋根材が新しくなるので耐久性が高まり、どんな屋根にも適応できる工事ですが、施工期間が長く屋根材の処理費用がかかるため他2つに比べ費用は高くなります。新しく取り付ける屋根材の費用や特性をしっかり確認することがポイントです。

下記に葺き替えの各屋根材の相場一覧表を記載しておりますので、ご参考ください。

【和瓦からの葺き替え相場】

取り付ける屋根材 相場
スレート瓦 14,000~20,000円/㎡
セメント瓦 17,000~22,000円/㎡
和瓦 17,000~24,000円/㎡

※上記はあくまでも目安です。メーカーによって価格が異なります。

 

スレート瓦からの葺き替え相場】

 取り付ける屋根材  相場
 スレート瓦  15,000~19,000円/㎡
 セメント瓦  16,000~22,000円/㎡
 和瓦  17,000~24,000円/㎡

※上記はあくまでも目安です。メーカーによって価格が異なります。

 

【セメント瓦からの葺き替え相場】

取り付ける屋根材 相場
スレート瓦 14,000~19,000円/㎡
セメント瓦 16,000~22,000円/㎡
和瓦 16,000~23,000円/㎡

※上記はあくまでも目安です。メーカーによって価格が異なります。

 

葺き替え工事で忘れてはいけないのが、古い屋根材の撤去費用です。下記に各廃材の相場一覧表を記載しておりますので、ご参考ください。

【廃材の相場目安表】

屋根材 相場
セメント系 3500~5500円/㎡
スレート系 4500~7500円/㎡
和瓦 6500~10000円/㎡

※上記はあくまでも目安です。メーカーによって価格が異なります。

※より詳しい内容は、こちらの記事「瓦葺き替えリフォーム/事前に知っておきたい全知識」をご覧ください。

 

3.見積書の見方と注意点

リフォームをするなら、絶対失敗したくない。でも選んだ業者が良い業者なのかなかなか判断がつきにくいですよね。
そこで、良い業者なのか正しく見分けるポイントの1つである見積もりの注意点についてご紹介します。

 

3-1.商品名(塗料・屋根材)が正しく記載されているか

⑨見積書の例

同じ塗料・屋根材でも、メーカーや商品によって価格は異なります。どのメーカーの、何という商品を使用するのか記載されているか細かくチェックしましょう。

さらに、使用する塗料缶の数や工事する㎡数の記載があると安心しますね。信頼できる業者は、必ず塗料缶の数や商品のメーカを記載しているので、詳細が記載されていない見積もりをもらった場合は気をつけましょう。

 

3-2.一式工事が多くないか

見積もり

一式見積もりとは、工事項目の名称が「工事一式」と記載され見積金額が提示されているものです。もし一式工事が多用された見積もりを出されたら要注意です。なぜなら、詳細な工事内容がわからないため、何をどこまでやってもらえるのかわからず、後々トラブルになる場合があるからです。必ず工事内容が詳細を記載されているかチェックしましょう。

3-3.大幅な値引きを提案していないか

工事をするなら、少しでも安いものがいい、そこで複数社から相見積もりを出して、一番安い業者に依頼をしようと思う方は多いはずです。実はそこに落とし穴があるのです。

なぜ、大幅な値引きができるのか。それは『材料の質を落とす』『必要な工事工程を省く』『経験の浅い職人を使う』の3つが挙げられます。それにより、他社と同じ工事内容でも大幅な値引きが可能になるのです。見かけのお得感につい流されてしまいそうになりますが、あまりにも安い見積もりの場合こそ注意しましょう。

※より詳しい内容は、こちらの記事「屋根塗装の見積もりでの正しい判断をするための知識」をご覧ください。

 

4.知ってお得!上手なリフォームの仕方

どうせリフォームをするなら、少しでも安くかつお得にやりたいですよね。そんな方にオススメしたいのが「火災保険」と「屋根と外壁を一緒にリフォームする」ことです。別に今じゃなくても大丈夫、あちこちしていたら費用が高くなると思っていても、長い目で見れば一度に工事をするほうが、無駄な費用を削減でき、かなりお得になります。

 

4-1.火災保険を有効活用しよう

火災保険にはいくつか種類がありますが、それぞれ共通している点は「災害によって外壁が損傷した」際に保険を活用することができることです。それぞれを有効的に使うことで、外壁塗装を無料で工事することができます。しかし、各保険内容によって使用できる条件が異なるので、どの保険が、どの損傷に対して適用対象なのかしっかりチェックしましょう。

保険対象に該当する項目は下記の通りです。

☑火災

☑落雷

☑破裂・爆発

☑風災

☑水害

☑水漏れ

☑暴行・破裂

☑飛来・落下・衝突

☑盗難

 

災害によって損傷してしまった場合は、火災保険を上手く使ってお得にリフォームをしましょう。

火災保険を使って屋根のリフォームを行うには条件があります。より詳しい内容は、こちらの記事「火災保険を使って無料で外壁塗装をするために絶対に知っておきたい4つのポイント」をご覧ください。

 

4-2.屋根と外壁を一緒にリフォームすべし

屋根工事をするとき、必ず足場を設置しますが、外壁工事のときも足場を設置することがほとんどです。この足場の費用は約15~20万円かかり、屋根工事と外壁工事を別で行うと足場費用を倍払うことになります。それなら同じタイミングで工事をする方が費用を抑えることができます。

また業者との段取りの日程決めや工事の回数を減らすことにもつながり、無駄な手間を省けます。

※より詳しい内容は、こちらの記事「屋根リフォームの適した方法3選と業者選びの方法まで」をご覧ください。

 

5.まとめ

屋根リフォームをする際は、各工事内容と屋根材の2つの相場を注目しましょう。塗料の選択や屋根材の組み合わせ、廃材の種類によって費用は大きく異なりますが、どのぐらいの費用がかかるのかを事前にチェックすることで、お住まいのリフォームに見合った工事を行うことができるでしょう。

しかし油断は禁物です。工事費用が高額なだけに、どうしても相場より安い見積りに意識が向いてしまうと、悪徳業者の言葉にひっかかってしまい、せっかくのリフォームが失敗につながってしまいます。

リフォームで失敗しないためにも、お住まいにあった屋根リフォームはどれなのか、もらった見積もりが各相場より高額ではないか、悪徳業者に引っかかっていないか、無駄な出費をせずにお得で効率よく満足のいくリフォームを行えているか、ひとつずつチェックをしながらリフォームをご検討してみてはいかがでしょうか。

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