外壁塗装でリフォームしたい時に知っておくべき基礎知識

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外壁塗装

新築から7年くらいを越えてくると、住宅には外壁の汚れや傷みがあちらこちらに出始めます。そうなると、外壁塗装リフォームを検討する方もいるのではないでしょうか。外壁塗装は多くの方が外観をきれいにするためのものと思いがちですが、実は美観以外にも重要な役割を もっていることをご存知でしょうか。

ここでは、外壁塗装リフォームの本来の目的から、費用の相場、業者の選び方に至るまで、基本中の基本をわかりやすくまとめています。

1. 外壁塗装リフォームの必要性

まずはじめに、どうして外壁塗装をするのか、意外に知られていない外壁塗装の本来の目的についてお話しします。

1-1. 外壁塗装の本来の目的は「保護」

外壁塗装の本来の目的は、建物の「保護」
太陽光や雨などの自然環境に日々さらされている住宅は、建物の最も外側にある塗装によって、紫外線や水、湿気などから守られています。
例えるなら、外壁塗装は私たち人間の「皮膚」。皮膚は、UVケアなどを怠るとシミやシワができ、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいますよね。
住宅の外壁や屋根も同じです。定期的に住宅の状況に合わせた塗装をしなければ、さまざまな劣化が起こってしまうのです。

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1-2. 外壁塗装の必要性 ~塗装には寿命がある~

塗膜塗料を塗り、それが固まると「塗膜」という膜が外壁や屋根を覆います。この塗膜が、紫外線や雨水から外壁や屋根を保護しています。
しかし、塗膜には寿命があるのです。
長い間、紫外線や水、湿気にさらされることで、塗膜は傷み、劣化していきます。
塗膜が劣化すると、外壁や屋根にひび割れが入り、そこから雨水が浸入して構造体を腐らせるなど、建物にダメージを与えてしまいます。
そうならないためにも、塗装による定期的なメンテナンス=塗り替えが必要になるのです。

 

2. 外壁塗装リフォームに最適な時期

では、どのタイミングで外壁塗装リフォームすべきなのか、最適な時期について見ていきましょう。

2-1. 建物を長持ちさせるためには7~10年ごとの塗り替えが最適

建物を長持ちさせるためには7~10年ごとの塗り替えが最適とされています。
また、紫外線を浴びやすい建物の南面と浴びづらい北面では劣化の進行度合が異なります。
築8年を迎えたあたりから、外壁の劣化を意識しておくといいでしょう。

2-2. 外壁塗装リフォームが必要な劣化の種類

外壁がどのような状態になったら塗り替えが必要なのか、もう少し具体的に見ていきましょう。
主な部位(箇所)の劣化症状と原因をご紹介します。

部位(箇所) 劣化症状 主な原因
モルタル吹き付け面 ところどころにひび割れが発生する 紫外線による経年劣化
モルタル吹き付け面 藻やカビの発生 日当たりの不良や立地による湿気の滞留 img_tm_table02
サイディング 目地や窓まわりのシーリングの亀裂 経年劣化、または新築時に適正な塗膜の厚みがとられていない
ALCパネル 目地や窓まわりのシーリングの亀裂 経年劣化、または新築時に適正な塗膜の厚みがとられていない img_tm_table04

3. 外壁塗装リフォームの費用相場

では次に、外壁塗装リフォームにはいくらくらい費用がかかるのか、相場について見ていきましょう。

3-1. 塗料代の相場

塗料は種類によって価格帯が異なります。注意しておきたいのは、耐用年数が高い塗料は塗り替え回数が少なくて済むということ。
安さだけを注視して塗料を選ぶと、長いスパンで考えたときに、結果として割高になってしまう可能性も考慮しておくといいでしょう。

塗料の種類 耐用年数 費用 ※1缶あたり
 アクリル  約3~5年  5,000~15,000円
ウレタン  約5~7年  5,000~20,000円
シリコン  約7~10年  15,000~40,000円
ピュアアクリル  約15年~  50,000~70,000円
フッ素  約15年~  40,000~100,000円
無機  約15年~  50,000~120,000円
光触媒  約15年~  50,000~100,000円

※一般的な2階建て住宅の場合、外壁塗装で使用する缶数は3缶程度です。
※あくまで目安です。塗料メーカーや製品によって価格は異なります。

3-2. 塗料以外にかかる費用と相場

人件費

ここで言う人件費とは、塗装職人にかかる経費を指します。人件費は費用全体の30~40%前後が目安と言われています。
そのため、例えば人件費が全体の半分以上を占めているなど極端に高い場合には、疑いの目をもった方が良いかもしれません。また、安すぎる場合も、経験の浅い職人やアルバイトなどを登用して人件費を下げている可能性があるので注意が必要です。

工事単価の相場

工事項目 相場価格
足場 ※ 600~800円/㎡
飛散防止ネット 100~200円/㎡
高圧洗浄 100~300円/㎡
養生 250~400円/㎡
 付帯塗装工事 軒天  800~1,200円/㎡
雨樋  800~1,200円/m
破風板  650~1200円/㎡
雨戸  2,000~5,000円/枚
シーリング打ち替え  900~1,500円/m
シーリング増し打ち 500~1,000円/m
諸経費 現場管理費 1式 30,000~50,000円
廃材処理費等 1式 10,000~30,000円

足場代

ときどき、「足場代を無料にします」という業者がいますが、そんなアプローチをしてくる業者には注意したほうがいいでしょう。
足場代には、足場の材料を運ぶ運搬費と、足場を組む施工費が含まれています。足場を組むには、足場の組立て等作業主任者(国家資格)を配置する必要があるため、専門の業者に依頼する施工業者も少なくありません。つまり、それだけの工程・人件費がかかるはずの作業を無料にできるはずがないのです。足場代を無料にすると言いながら、そのぶん、資材代や人件費が高くなっているかもしれません。

4. 安心できる施工業者の選び方

肝心の施工業者はどんなところに頼めば安心なのか、絶対に押さえておきたい業者選びのポイントをご紹介します。

4-1. きちんと建物診断をしてくれるか

診断をしてくれるスタッフが、住宅診断の専門資格を持っているかどうか確認しましょう。聞きづらければ、名刺をもらって肩書きに添えてあるか見てみるのも手です。
業者によっては、住宅構造に関する専門知識を持っていないスタッフに診断をさせるところもあります。きちんと適切な補修をするためにも、専門知識のあるスタッフに診断してもらうことが大切です。

4-2. 明細のわかる見積書を出してくれるか

mitsumori001たとえば、右図のような見積書があったとします。このような見積書では価格しかわかりません。
どんな箇所が、どんな塗料で塗られるのか。外壁塗装リフォームでは、ただ外壁だけを塗るのではなく、軒天や破風といった付帯部と呼ばれる、外壁以外の部分も塗装する必要があります。
しかし、「1式」とだけ書かれたこの見積書ではそれがわかりません。
塗料についても、5年の耐久性をもつ塗料や10年の耐久性をもつ塗料など種類がさまざまあり、当然、価格も異なってきます。ですがやはり、「1式」とだけ書かれたこの見積書では、実際にどんな塗料を使うのかがわかりません。

下表のように、工事の内容を明確に見積書に書いてくれる業者は、信頼ができる業者といっていいでしょう。

塗料メーカー名・商品名 たとえば、同じシリコン塗料でも、塗料メーカー・商品によって価格はさまざま。どのメーカーの、何という商品を使うのかを明確にする必要があります。
塗装面積と算出単位 実際に塗る面積=塗装面積によって、材料費や施工費が変わってきます。この面積を正しく算出しているかどうかが重要です。
塗料の缶数 使用する塗料の基準塗布量から、塗料が何缶必要なのかを記載します。着工後、見積書どおりの缶数が正しく現場に搬入されたかどうかも確認しましょう。

4-3. 保証やアフターフォローがあるか

工事が終わってからも頼れる業者かどうか、それを見分けるポイントとしていちばん重要なのが、保証の有無です。まずは、そもそも保証の用意があるのかしっかり確認をとりましょう。保証書を発行しない業者は論外です。
また、より安心できる保証体制として、「2社以上の保証」があるかどうかも確認しておくとさらに安心です。
2社というのは、施工する業者と、その業者が加盟している団体・協会などのことです。もし施工業者に倒産など事態が起こっても、もうひとつの団体の保証があるため、業者単独の保証よりも安心です。
定期点検などのアフターフォロー体制があるかどうかも確認しておくと、次の塗装メンテナンス時期まで、安心して長く付き合えるでしょう。

5. まとめ

外壁塗装リフォームの目的・タイミング・費用、そして業者の選び方に至るまで、これから外壁塗装をするにあたって知っておいていただきたいことをひと通りお話ししてきました。
いかがでしたでしょうか。おそらく読む前と今では、外壁塗装に対する知識が数段上がっていることでしょう。
満足のいく外壁塗装リフォームで住宅を守るためには、私たち消費者側も正しい知識を身に着けておくことがとても大切です。ぜひ、この知識を役立てて大切な住まいを長く守っていってください。

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