プロが教える!屋根用塗料の効果と特徴の全て

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屋根の塗り替えを検討する際、どの塗料を選べば良いかわからなかったり、1番効果がある塗料がどれかわからなかったりしませんか?

屋根用塗料には、室内温度を下げる効果のあるものや、耐久性の高いもの等様々な種類があります。

ここでは屋根用塗料の効果、特徴の全てを紹介していきます。

1.塗料選びの前に知っておきたい塗料の機能の種類

塗料の基本的な役割は「保護」や「美観」ですが、そういった基本的な役割以外に「遮熱機能」等プラスアルファの機能を持つ塗料があります。

一般的に使用されている3つの機能をご紹介します。

1-1.日光を反射させる「遮熱機能」

夏になると、室内温度が高く悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

太陽光に含まれる赤外線が建物表面の温度を上昇させ、その熱が家の内部に侵入遮熱塗料 屋根用していることが原因です。

特に屋根は昼間の表面温度が60℃以上にもなることがあり、天井を通り抜けて2階の居室へ熱が伝わり、室内温度を上昇させることで暑苦しい室内環境が作り出されています。

遮熱塗料は、温度上昇の原因である赤外線を反射することにより塗膜や屋根表面の温度上昇を抑制することができます。

家の屋根に塗布することで室内温度の上昇を抑制し、室内環境の向上とともに家の熱劣化を抑制するなどの効果があります。

室内温度を下げたい、エアコンなどの光熱費を削減したい人にぴったりの塗料です。

遮熱塗料については下記の記事もぜひご覧ください。

遮熱塗料で涼しく省エネ!~選び方からメンテナンスまで〜

1-2.熱を伝わりにくくする「断熱機能」

太陽の赤外線を反射し、建物が受ける熱の影響を低減することで、室内の温度上昇を抑制している遮熱塗料に比べて、断熱塗料は太陽光からの熱源を塗膜に溜め込むことで室内に熱を伝わりにくくする機能があります。

また、熱の移動を最小限に抑えることができるので、冬は室内温度を外に逃さないといった効果もあります。

外壁や内装に使用できる断熱塗料もあるので、屋根は遮熱塗料、外壁は断熱塗料と使い分けてみたり、内装に使用するのも良いかもしれません。

1-3.15年以上保つことができる「高耐久性機能」

一般的に15年以上もつとされるものを高耐久性塗料といいます。

他の塗料に比べて耐久性が高いため、塗り替えの回数が少なく済み、コスト面でも大きなメリットがあります。

屋根は家の中でも直射日光を長時間浴びる部分なので、外壁に比べると早く劣化しがちです。

できるだけ塗り替えの回数を少なく済ませたい、ランニングコストを抑えたいという人にぴったりな塗料です。

ちなみに、高耐久性でありながら遮熱・断熱機能を持つ塗料もたくさんあります。

2.塗料の樹脂によって耐久性が違う?!

塗料は、溶媒・樹脂(塗膜となる主成分)・顔料(色付けの役割)・添加物で構成されています。なかでも、樹脂による耐久性の違いは大きく、機能性とともに考慮したいことのひとつです。

2-1.代表的な樹脂について

一般的に使用されている塗料の樹脂について、紹介します。

①安価だが耐摩擦性を持つ「ウレタン塗料」

塗料の特徴:アクリル樹脂にウレタン樹脂を添加したもの。現在はシリコン塗料が主流になっているが、シリコン塗料が登場するまでは塗料の代表格であった。

安価でありながら対摩擦性にすぐれることから、現在でも鉄の階段や鉄の手すり、雨戸・樋に用いることが多い。

耐久年数の目安:5~7年

②スタンダードな塗料「シリコン塗料」

塗料の特長:価格と機能のバランスが良い。カラーバリエーションを楽しみたい人に最適。水に馴染む「親水性」という性質を持っているので、塗膜の表面に汚れがつきにくくウレタン塗料などに比べ汚れに強い。

耐久年数の目安:7~10年

③耐久性が高く汚れにくい「フッ素塗料」

塗料の特長:耐久性を優先する人におすすめ。水をはじく撥水性能を持っており、とても強固な塗膜を生成する。東京スカイツリーにも使用されていたり、フライパンのテフロン加工もフッ素樹脂である。

耐久年数の目安:15年~

④とにかく長持ちする「無機塗料」

塗料の特長:無機とは自然界の鉱物物質のことで、紫外線の分解エネルギーよりも強い結合エネルギーを持ち、宝石や石などのように長期にわたり美しい状態を保つ。

耐久年数の目安:15年~

2-2.耐久性の違いについて

塗料 耐久性

樹脂の違いによって、耐久性が異なります。耐久性の低いものはお手頃価格ですが、長期間保たないので注意が必要です。耐久性の高いものを選ぶことでランニングコストを低く抑えることができます。

3.知っておきたいポイント

塗料の機能性や耐久性以外にも知っておくと良いポイントがあります。

3-1.色によって遮熱効果が変わる

黒系の色のほうが白系の色に比べて表面温度が上昇するのは、誰もが経遮熱塗料 色験していることだと思います。

暗く濃い色ほど日射反射率は低い為表面温度は高く、明るく薄い色ほど日射反射率は高い為表面温度は低くなるのです。(色による温度差は塗料によって異なります)

反射率は色によって異なるということです。

つまり、遮熱塗料とはいえ暗く濃い色の遮熱塗料の場合、明るく薄い色の一般塗料の方が遮熱性が高くなることがあります。

それほど色選びは遮熱効果に大きく影響するので、色の濃度も考慮したいポイントです。

3-2.屋根の表面温度と室内温度の関係性

遮熱塗料のパンフレット等に「表面温度を◯℃、室内温度を◯℃下げることが出来ました」と書かれています。

遮熱効果があるのはわかるけど、一体どれほど効果があるのかよくわかりませんよね。

一般的に、室内温度が2℃下がると夏場の冷房費を10%節約できるといわれています。

体感温度も下がり、なおかつ光熱費削減もできるということです。

これを基準に判断してみると良いでしょう。

4.屋根用塗料を選ぶときのポイント

これまで屋根用塗料の効果や特徴を紹介してきましたので、ここからは実際に塗料を選ぶ際のポイントについてご紹介していきます。

4-1.塗料販売店の塗料とホームセンターの塗料の違い

塗料は身近なホームセンターにも販売されていますが、塗料販売店の塗料とどういった違いがあるのでしょうか。

ホームセンターなどで売られている家庭用塗料は、初心者でも扱うのが簡単な塗料で塗料の性能はとても低いものです。プロの職人さんたちが使っている塗料とは全く別物になります。

耐久性の高い油性の塗料や2液性の塗料は、塗料販売店でしか売られていなかったり、業者が直接塗料メーカーから販売されているケースがほとんどです。

また、屋根のセルフ塗装は非常に危険です。足場なし・高所での作業はやはり日頃から慣れている人に頼むのが一番です。業者に頼んで塗装してもらう方が良いでしょう。

4-2.タイプ別!屋根用塗料の種類

どんな塗料を選べばよいのか、迷う方も多いと思います。以下の記事を参考にして後悔のない塗料選びをしましょう。

グレード 塗料の種類 特徴
お手頃価格 ウレタン系一般塗料
シリコン系一般塗料
遮熱等の効果がない一般的な塗料。
耐久性は5~7年
スタンダード シリコン系遮熱塗料 スタンダードなシリコン塗料に遮熱機能がついたもの。
耐久性は7~10年
やや高価 フッ素系遮熱塗料 耐久性の高いフッ素塗料に遮熱機能がついたもの。
耐久性は10~15年
高価 無機系遮熱塗料 フッ素よりも耐久性の高い無機系塗料に遮熱がついたもの。
耐久性は15年以上

また、屋根は外壁よりも紫外線を浴びるため、劣化のスピードも比較的早いです。外壁と同時に塗り替えの際は、屋根用塗料は1ランクグレードの高い(耐久性の高い)ものを選んでおくと、次回塗替え時も外壁と同じタイミングで塗り替えができます。タイミングが揃わず別々に塗り替えするのは、面倒ですし足場代(約20万円前後)が都度かかってしまいますので、屋根・外壁は同じタイミングで塗り替えをすると良いでしょう。

5.まとめ

塗膜の最大の劣化原因は紫外線です。

屋根は建物の中で一番紫外線が当たりやすく、外壁よりも劣化しやすい場所になりますので、屋根用の塗料はできるだけ耐久性の高い塗料を選ぶと良いでしょう。

様々な塗料がありますが、自分に合った予算や機能を考慮した上で後悔のない塗料選びを行ってください。

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コメントはこちらから

  1. 荒木優美子 より:

    いま日本で遮熱効果のある塗料は具体的に何ですか?

    1. reform-j より:

      荒木様

      コメントありがとうございます。

      塗料の遮熱効果はJIS規格 屋根用高日射反射率塗料(JIS K 5675) を取得している商品を推奨いたします。

      例、サーモアイ(日本ペイント)、ガイナ(日進産業)、スーパーシャネツサーモ(アステックペイント)ほか。

      各塗料メーカーから数多くの遮熱塗料がでています。
      建築塗料の遮熱効果のみでズバ抜けて突出している商品はありません。

      遮熱塗料を選定される場合は、遮熱効果のみではなく、塗膜寿命、
      塗膜が汚れ易くないか(汚れると遮熱効果が落ちるため)の商品比較も必要です。

      遮熱塗料につきましてはこちらの記事で詳しく解説しております。
      ぜひ、ご覧ください。
      「遮熱塗料で涼しく省エネ!~選び方からメンテナンスまで~」
      https://reform-journal.jp/thermal-barrier-coating-23548

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