屋根塗装の費用相場と見積書のチェック方法

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外壁塗装 下塗

「屋根塗装の見積書をとってみたけれど、妥当性の判断がつかない!」「業者に指摘されたけれど、そもそも屋根塗装をしないといけないぐらい、我が家の屋根は劣化しているのか?!」。屋根塗装について、そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、把握しておきたい費用目安や、気になる屋根の適切な塗装時期など、屋根塗装に関する基本知識をご紹介してまいります。屋根塗装をご検討の方は、ぜひご覧ください。

1. 屋根塗装にかかる費用の妥当性は、自分でチェックできる!

1-1. 屋根塗装にかかる費用目安

屋根塗装にかかる相場は一般的な2階建住宅の場合(塗り面積50~80㎡)で、25万円~40万円と言われています。ただし、この額はあくまでも目安。屋根塗装にかかる費用は、屋根の材料や劣化状況、選ぶ塗料の種類などによっても異なります。正確な金額は業者に見積りを依頼して、確認しましょう。

1-2. 各項目の費用目安

屋根塗装の費用は、資材代(塗料・養生)、足場代、工事代などから構成されています。各費用の相場を知ることで、全体の相場感を掴めてくるはずです。

塗料代の相場

・塗料別の相場目安

塗料 耐久年数 費用 ※1缶あたり
アクリル 約3年未満 5,000~10,000円
ウレタン 約3~5年 5,000~15,000円
シリコン 約5~7年 15,000~40,000円
フッ素 約7~10年 40,000~80,000円
無機 約10~15年 50,000~120,000円
光触媒 約10~15年 50,000~100,000円

※上記はあくまで目安です。塗料メーカーや製品によっても価格が異なります。

人件費の相場

人件費とは、塗装職人にかかる経費のことを指しています。人件費は費用全体のおおよそ30~40%が相場です。そのため、例えば人件費が全体の半分以上を占めているなど、極端に高い場合には疑いの目をもった方が良いかもしれません。また安すぎる場合も、経験の浅い職人やアルバイトなどを登用などして人件費を下げている可能性があるので要注意です。

工事単価の相場

工事項目 相場価格
足場 600~800円/㎡
飛散防止ネット 100~200円/㎡
高圧洗浄 100~300円/㎡
養生 250~400円/㎡
付帯塗装工事 軒天 800~1,200円/㎡
雨樋 800~1,200円/㎡
破風板 650~800円/㎡
縁切り 500円/㎡
諸経費 現場管理費 1式 30,000~50,000円
廃材処理費等 1式 10,000円~30,000

1-3. 見積書の見るべきポイントはココ!

いざ見積書を手にしても、「総額以外どこを見たら良いかわからない」という方も多いと思います。もちろん総額は大事なのですが、実は、それだけでは見積額が高いのか安いのか、判断することはできません。たとえば、総額は妥当な金額だったとしても、塗料が明記されていなければ、もしかするとランクの低い、もっと安い塗料を使用されてしまうことも起こり得るのです。

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見積書を手にしたら、下記4つのポイントをチェックしてみましょう!

①塗料メーカー名・商品名が記載されていますか?

たとえば同じシリコン塗料でも、塗料メーカーや商品によって価格は異なります。どのメーカーの、何という商品を使用するのかまで明記されている見積書の方が間違いありません。

②塗料の缶数が明記されていますか?

塗料の缶数がわかれば、“どれぐらい塗料を使用するか”ということもわかります。使用する塗料の量は、各塗料メーカーによって明確に定められており、規定量より多くても・少なくても、施工不良につながる可能性があります。

塗料缶数の算出方法 

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③塗装面積が「㎡」単位になっていますか?

塗装面積(塗装する面の広さ)が見積書に明記されているかどうかも、良い業者を見極めるポイントになります。

そもそも上記の「塗料缶数の算出方法」を見ても明らかなように、塗装面積がわからなければ、使用する塗料の量は算出できません。つまり塗装面積が明らかになっていない場合、塗料金額に信憑性がないということです。

④一式表記になっていませんか?

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全てが含まれているような印象をうける「一式」表記ですが、詳細なことが明記されていないことほど恐いことはありません。どんな塗料を使用してくれるのか、塗装するのは屋根だけなのか、軒天や雨樋はどうか、何もわからないのです。

塗料メーカー名・商品名、使用する塗料の量(缶数)、塗装する面積、工事内容などが詳細に記載してあるか、細かくチェックしましょう。

2. 知って得する、お得に屋根塗装をする方法

2-1.屋根と外壁を同時に塗装するとお得

屋根塗装にも、外壁塗装にも、同じく足場代がかかります。そして、その足場自体に大きな違いはありません。つまり、屋根塗装と外壁塗装を一緒に実施すれば、一つの足場で、屋根も外壁も塗装できる、というわけです。ちなみに足場代の相場は、塗装をする場所の広さにもよりますが、おおよそ15~20万円と言われています。

どちらにしろ、屋根も外壁も定期的な塗装が必要ですので、どちらかの塗装を検討している場合には、両方一緒に実施するのがオススメです。

2-2 火災保険で屋根修理費がタダになる?!

台風や竜巻、突風、豪雨、落雷、大雪…などの自然災害によって生じた被害は、火災保険の風災補償の適用対象となります。つまり、保険金がおりる可能性があります。屋根塗装を検討する際には、まずは火災保険の加入有無をチェックしてみてください。加入している場合には、専門業者に依頼し、屋根の調査をしてもらいましょう。

※経年劣化や地震、人為的なものによる被害は保険対象外となりますので、ご注意ください。

3. 良い業者を見極める、4つのポイント

見積書と同じく、契約前にぜひとも確認しておきたいのが、業者の良し悪し。見積書はばっちりでも、施工は散々…ということもあります。

ここでは良い業者なら、「こうする!」というポイントを5つお伝えいたします。業者選びの際に、ぜひお役立てください。

3-1. 見積書を出す前に、劣化状況をきちんと診断してくれる

どこを、どのように工事するかがわからない状態では、見積書はつくれません。つまり、見積書を制作するためには、実際に劣化箇所を見る以外に方法はないのです。良い業者であれば、屋根上にあがったり、屋根裏をのぞいたり、細かく診断をしてくれるはずです。

実際に診断をしてくれた場合にも、数分で簡単に終わらせてしまうような業者には要注意。正確な診断を下すためには、どんなに急いでも1時間前後はかかるはずです。

3-2. 納得できる見積書を提示してくれる

きちんとした見積書を提示してくれるかどうか、というのも良い業者を見極めるポイントになります。1-3でお伝えした見積書のチェックポイントをクリアしている業者を選びましょう。

3-3.  工事後の保証がある

悪徳業者が後をたたない塗装業界において、よくあるトラブルが、塗装後に連絡がつかなくなってしまうケース。塗装工事は、塗装後すぐには工事の出来栄えが判然としない場合がほとんど。その間に行方をくらまし、何か問題が起きたときには、もう逃げてしまった後だったということが、本当によくあります。

そんな事態を避けるために、工事後の保証について、契約前にしっかりと確認をしておきましょう。具体的には、以下の3つを確認すると良いでしょう。

☑工事後の保証を書面で提出する準備があるか

☑住宅瑕疵保険についての説明をしてくれたか

☑アフターフォローについての説明をしてくれたか

3-4. 契約書を提示してくれる

先に断言いたしますが、法的に身を守る手立てとなるのは「契約書」だけです。業者がどんなに良いことを口頭で説明していても、実際には何の効力もありません。大事な内容は、すべて契約書でもらうようにしましょう。

良い業者の選び方について、さらに詳しく知りたい方は、外壁塗装でトラブルを防ぐ『業者選びのポイント』をご覧ください。

4. 屋根塗装が必要な劣化の症状

屋根の劣化は、屋根材によって表れる症状に違いがあります。そこで、ここでは屋根材ごとに劣化症状をご紹介してまいります。下記のような症状が発見された場合、塗装を検討する必要があります。

4-1. スレート瓦(カラーベスト・コロニアル)の場合

☑触ると手に粉がつく(チョーキングの発生)

☑カビ・苔の発生

☑色褪せ

☑塗膜が剥がれている

☑スレート瓦が反っている

☑釘の抜けている箇所がある

4-2. セメント瓦

☑触ると手に粉がつく(チョーキングの発生)

☑カビ・苔の発生

☑割れ

☑色褪せ

☑塗膜が剥がれている

4-3. モニエル瓦の場合

☑カビ・苔の発生

☑割れ

☑塗膜の退色

☑表面のざらつき

4-4. 金属系(瓦棒)

☑色褪せ

☑錆の発生

☑釘の抜けている箇所がある

4-5.アスファルトシングル

☑退色

☑コーティングと基材との剥がれ

4-6. 粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦など)

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☑瓦を止めている漆喰やモルタルの劣化

☑割れ

※基本的に塗装による補修を行ないません。

※屋根の劣化は、専門業者に確認してもらいましょう!

屋根の劣化は、屋根にのぼって確認するのが一番です。しかし、素人が屋根にのぼるのは大変危険なので、絶対にやめましょう。万が一の場合、塗装どころではなくなってしまいます。どうしても、まずは自分でチェックしたいという時には、地面やベランダから見える範囲で行なってください。近くに屋根を見下ろせる高い建物などがあれば、そこから双眼鏡で確認するのも一つの方法です。

ただし屋根の傷みは潜在的に進行することが多く、気づいたときには手遅れというケースも少なくありません。劣化状況の確認だけなら無料で対応してくれる業者も多数ありますので、まずは相談してみることをオススメいたします。

5. 塗装以外の補修方法が有効な場合

屋根の劣化が進行してしまっていると、塗装だけでは補修しきれない場合があります。そんな時に有効なのが「重ね葺き」「葺き替え」という補修方法です。

5-1. 重ね葺き(カバー工法)

屋根材が劣化していても、下地にまで進行していない場合には、既存の屋根をそのまま残し、その上に屋根材をかぶせる重ね葺きが有効です。費用相場は60~130万円。

【メリット】

・屋根の解体や廃棄が必要ないため、葺き替えと比べると施工期間が短くて済み、費用を安く抑えられる

・廃材が少なく、環境に優しい

・屋根が二重となるため、断熱性・遮音性が高まる

【デメリット】

・屋根が二重となり重さが増すため、施工前に耐震性のチェックが必要

5-2. 葺き替え

屋根材だけでなく、下地にまで劣化が進行してしまっている場合には、古い屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に替える葺き替えを行ないます。費用相場は80~160万円。

【メリット】

・屋根材すべてが新しくなるため、耐久性が増す

・どんな屋根でも対応できる

【デメリット】

・塗装・葺き替えと比べると、施工期間が長い

・屋根の解体や廃棄の費用がかかる

・アスベストが含まれている屋根材※の場合、通常より高額な解体費がかかる。

※2004年以前に施工された建物には、アスベストを使用している屋根があります。その場合、廃材処理には高額な費用がかかることもあります。

まとめ

生活の中では、なかなか目にすることがない屋根の上。見えないからといって、放っておくと、知らず知らずのうちに劣化が進行し、雨漏りの原因となることも。気づいたときには高額な補修費を払って、大がかりな工事をしなければならなくなっていた、ということにもなりかねません。

そんな最悪の事態を避けるためには、こまめに点検をして、補修をすることが重要です。ダイレクトに紫外線や雨を受け続ける屋根は、家の中で最も劣化が進行しやすい場所であるため、特に注意して点検する必要があります。

思い立ったが吉日。まずは、ご紹介した劣化症状をチェックしてみることをオススメいたします。

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