「DIY」「DIY女子」という言葉が世間でも身近なものになり、老若男女問わずDIYは人気ですよね。
そんな、DIYに挑戦したい初心者の方向けに「ワークショップ」が各地で開かれているのをご存知でしょうか?
本記事ではそんなワークショップについて、ワークショップとはどのようなものなのか、どのような人におすすめなのか…などを解説します。
特にDIYに挑戦してみたいけど、どうしたらいいか分からない初心者の方は、きっとこの記事を読むとワークショップに行ってみたくなるはずです!
地域別におすすめのワークショップも記載しておりますので、ワークショップに行きたくても探すのが面倒…という方はそちらも参考にしてみてください。
目次
1.「DIYを学べるワークショップ」とは?
そもそも「DIYのワークショップ」とはどういう場所?と思われる方も多いかと思います。
ここでは「ワークショップでできること」「ワークショップに行くべき人はこんな人」を説明していきます。
1-1.ワークショップはDIYをプロ指導の元で体験できる場所
DIYのワークショップは、「DIYを教えてくれる講師のもと、DIYを実際に体験できる場所」です。知識がなくても大丈夫、また準備をしなくても手ぶらで誰でも気軽にチャレンジできます(※)。
※ワークショップにより、参加費、材料の準備が必要な場合もあります。
全国のワークショップを検索できる「ストアカ(https://www.street-academy.com/zenkoku/diy)」というサイトは地域や開催日から選んで、参加したいワークショップを探すことができます。
画像出典:https://www.street-academy.com/zenkoku/diy
初心者の方でも、木で作るスタンドライトからシェルフまで、様々なものを教えてもらいながら楽しみながら作り、持ち帰ることができます。自分でできるようになってきたら、次は自分で材料を買って家でやってみる、なんてこともできるようになります。
ワークショップとはそんな「DIYのはじめの一歩」を手助けしてくれる場所なのです。
ワークショップの費用は無料の場合から、ワンコインで参加できるもの、より本格的なものを作るようなワークショップでは5000円ほどかかるものもあります。
自分の作ってみたいものと予算を考えながら、ワークショップを選んでみるのがおすすめです。
4章で各地のワークショップをご紹介いたしますので、そちらも参考にしてみてください。
1-2.ワークショップはDIY初心者に特におすすめ!
ではワークショップはどのような方におすすめなのでしょう?
DIYに興味のある方ならどなたでもオススメですが、特に下記の人たちにはおすすめです。
①DIYをやってみたいけどどうしたらいいか分からない方、初めてDIYにチャレンジする方
自分でローテーブルを作ってみたい、簡単な棚を作ってみたい、けど初めてだからやり方や準備物がわからないし、失敗するのが怖い…
そんな方はワークショップであれば講師の方がイチから教えてくれますし、分からないことがあればすぐにプロに聞ける環境があるのでうってつけです。
②家がマンション等で大きな音を立てられない方
作るモノによっては大きな音(釘打ちなど)が出ることもあるDIY。ワークショップであればそのようなことを心配する必要もありません。
例えば関東を中心に展開されているホームセンター「カインズホーム」ではワークショップとは別に、カインズで購入した木材などを加工・組み立てができる工作室を無料開放、その他購入した塗料を塗装できるペイントルームなどがあり、音や汚れを気にすることなくDIYができる場所があります。
画像出典:https://www.cainz.co.jp/diy_style/factory/
2.ホームセンターのワークショップを実際に体験してみた!
ワークショップについて、なんとなくわかっていただけましたでしょうか?
実際にどんなものなのか、今回北部九州を中心にホームセンターを展開しているグッデイ様が店舗内で行っているワークショップに参加させていただきました!
その様子をレポートします。
今回参加させていただいたワークショップはグッデイ長尾店で開催されている「モザイクタイルで植木鉢を作ってみよう」というもの。
①まず準備物はこちら(すべてグッデイのスタッフさんが準備してくれました!)
鉢植え、接着剤、掃除用スポンジ、ビニール手袋、ビニール袋、水、はさみ、ウエットティッシュ(手拭き用)
②スタッフの方が用意してくれた約10種類のモザイクタイルの中から自分の好きな色・形のものを選んでいきます。
こちら、もちろんグッデイに売ってあるもの。
購入前に使用してみることで、どのように使ったらいいのかわかるのもワークショップの醍醐味です。
③選んだタイルを、植木鉢に貼りたいイメージを想像しながら、一列につき20個ずつくらいに分けて、一旦机上に並べていきます。
筆者はピンクと黄緑のブロック型・黄色のお花型タイルを中心に、青のお花型タイルをポイントにしてみました。
すべて丁寧にスタッフの方が実演しながら教えてくれるので安心。
④早速接着剤でタイルを貼っていきます。一気に接着剤をつけるとたれてくるので何枚かずつ貼りつけていくことがポイントです。
5分ほどで一列が貼り終わりました!
そのまま2列、3列と続けていき・・・
全面が完成!
⑤タイルの間にセメントを流し込むために、汚れてはいけない上下部分をマスキングテープで養生していきます。
⑥次にセメントを流す作業の準備を行っていきます。袋の中で水とセメント粉を混ぜ合わせ、粘土くらいの粘度になるまで揉み込みます。
⑦袋をはさみ切って広げ、ビニール手袋でセメントを植木鉢のタイルの間に擦り込んでいきます。
⑧タイルに乗ってしまったセメントを、掃除で使用するスポンジで磨くように取っていきます。
筆者はセメントを乗せすぎてこの磨く作業に時間がかかりました・・・のであまり多くのセメントを一気に乗せすぎないのがコツ!
⑨磨き終わったら養生テープを剥がしてできあがりです!
※完全乾燥まで約1日かかるので触ったり濡らしたりしてしまわないように注意が必要です。
所要時間は約2時間。アイデア次第で、単調にタイルを並べるだけでなく、タイルで文字を作ってみたり、絵を描いてみたり、いろいろできそうですよね!
また筆者の他に、親子連れで、2名のお母様と4名のお子様が参加されていました。こちら、お母様同士は姉妹で、お姉さんの方がたまたまネットで発見して、子供達が楽しめるかもと申し込みをされたそう。また作った植木鉢はお子様から敬老の日におじいちゃんおばあちゃんにプレゼントするとのことで、素敵ですよね。
また途中取材であることを忘れるくらい熱中してしまった筆者(年齢:27)。
大人でも楽しめるワークショップ、皆様も是非体感してみては?
グッデイ公式ホームページにて随時イベント内容の更新、募集を行っていますのでこちらも是非ご覧ください(http://www.gooday.co.jp/event/)。
参加費はワークショップの種類により異なります。もちろん、作成したものは持ち帰ることができます。
・グッデイ長尾店での取材記事はこちら
・グッデイファブ大名での体験レポート付き取材記事はこちら
3.ワークショップができる場所は近くにある
ワークショップって何だか楽しそう、行ってみたい!と思っていただいた方、自分の家の近くだともっと気軽に行きやすいですよね。
ここでは地域別のワークショップやワークショップ紹介サイトをご紹介いたします。
3-1.地域別!近くでワークショップが体験できる場所はここだ!
【東京】
・tukuriba(世田谷区二子玉川)
初心者向けのDIYワークショップから、もっと技術を磨きたい中・上級者向けのものまで多様なニーズに答えたワークショップを開催。
木工、タイル、レザークラフトと種類は多岐に渡り、ほぼ毎日開催されているのも特長。
http://www.tukuriba.jp/futakotamagawa/
・DIY STORE 三鷹(三鷹市新川)
子供が遊べるキッズスペースがあり女性がお子様連れで行きやすいのが魅力。セルフサービスのドリンク・オシャレなインテリア雑誌も楽しめ、カフェとして立ち寄ることもできる場所。
ワークショップだけでなく、自由に工具を使えるフリースペースもあり。
・みんなの木工房 D I Y好き。(世田谷区世田谷)
木工のワークショップが楽しめる。初心者向けのコースから、より難しい加工も行う中級者向けのコースがあり、木のスプーンなどの小さいものから椅子などの大きいものまで作れるものは様々。木ならではの暖かみのあるモノは作ると必ず愛着がわくはず!
・ドイトウィズリ・ホーム(新宿区下落合)
工具の使い方教室や、モルタルを使って作るオブジェといった他ではなかなか体験できないちょっと変わった講座が特長。
有料のレンタルスペースもあり、自宅では難しい大掛かりな作業もできる。
【名古屋】
・名古屋手作り体験(ワークショップ)のLITA(千種区四谷通)
キャンドルや石鹸など、インテリアにこだわる女性が楽しめるワークショップを多く揃えている。デートや女子会、旅行がてら思い出つくりにも人気。
・cre8 BASE KANAYAMA(クリエイトベースカナヤマ)(中区金山)
3Dプリンタ、レーザー加工機などの電子工作機器を使ってプロ仕様のモノづくりができる。会員登録すれば好きなときに好きなだけスペースや機材が利用でき、製作したものを販売することもできる。
【大阪】
・DIY FACTORY OSAKA(大阪市浪速区)
木工を中心としてワークスペースが使用できる。はじめての利用には工具の使い方のレクチャーつき。
会員になり、ポイント購入を行うことで、「壁紙の貼り方」や「漆喰の塗り方」など、自宅で活かせるワークショップに参加することができる。
・アルブル木工教室(大阪市住之江区)
3時間程度の気軽に参加できるワークショップから、1~2日かかる本格的なワークショップ(3人掛けのベンチ作りなど)まで用意。
月に何度か夜は教室がバーになり、アルコールが楽しめるというオシャレな一面も。
【福岡】
・コウボウTeku (工房テク)(福岡市城南区)
集まった人が交流をしながらものづくり体験や学習ができる。手工具から大型電動工具まで取り揃えており、店の前で作ったものを陳列・販売することもできる。
http://koboteku.wixsite.com/koubou
・株式会社長崎材木店(古賀市天神)
住宅メーカーの大工さんを講師として行う木工教室はもちろん、月により料理教室等も開き幅広いワークショップを展開。
子供から大人まで楽しめる。
http://www.nagasakizaimokuten.co.jp/event/?page=entry&id=1923
・木工教室(木の家具工房「メープルモデューロ」)(北九州市門司区)
基礎コースや自由課題コースなど、それぞれに合ったカリキュラムを準備。
体験は無料ででき、九州各地から生徒が集まる。
http://maple-modulo.jp/school.html
3-2.イチオシのワークショップ紹介サイト
3-1ではワークショップが実際に体験できる場所をご紹介しましたが、こちらではそんなワークショップをまとめてサイトにし、やってみたい種類や地域から検索できるまとめサイトをご紹介します。
・ストアカ
1のワークショップとは、というところでも例に挙げた検索サイト。
木工DIY、電子工作などの種別や地域からはもちろん、朝活・仕事帰りなどライフスタイルに合わせてワークショップを検索できる。
東京都内での開催情報が多い。
https://www.street-academy.com/tokyo/monozukuri
・DIY女子部
女性ならではの感性や「女子力」を活かしてDIY活動をするサークル。現在全国で部員は2000人を超えており、活動内容は木工から料理まで多岐に渡る。
日本各地での活動だけでなく、海外のDIY文化をレポートしており、見るだけでも楽しいサイトとなっている。
・ホームセンターのサイトでのワークショップ紹介ページ
グッデイ:イベントカレンダー
ワークショップだけでなく、主婦層に助かる商品実演会(かさばるペットボトルを約4分の1の量にらくらく圧縮する商品、など)も検索できる。
夏休みは子供が楽しめるワークショップも目白押し。
http://www.gooday.co.jp/event/
カインズ:クラシカワイク DIY style
木工を中心としたモノづくり講座や、地元講師によるフラワーアレンジメントの教室など、各店で開催されているものが検索できる。
お買い物がてら覗いてみるのもあり。
http://www.cainz.co.jp/diy_style/
まとめ
本記事ではワークショップとは何か、というところから実際のワークショップ紹介まで記載しました。
DIYと一言で言っても種類や方法もさまざま。何か作ってみたいけど…と迷っている方はとりあえずワークショップに参加してみると何か新たな発見があるかもしれません。
休日にイベントとして、ご家族・お友達・恋人と一緒に、また仕事帰りに1人で息抜きに、というそれぞれの楽しみ方ができるのもワークショップの醍醐味。
ぜひ本記事を活用してワークショップの魅力を知っていただければ幸いです。
【取材協力】
株式会社グッデイ
本社所在地:福岡県筑紫郡那珂川町松木2-61
代表取締役社長:柳瀬 隆志
1978年に第一号店を福岡県大野城市にオープンし、以来顧客の期待と信頼を集め、平成29年現在で北部九州を中心に63店舗を展開しているホームセンター。
WEB:http://www.gooday.co.jp/