【保存版】外壁塗装にかかる費用の相場と見積書の見方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
電卓

いざ外壁塗装をしようと思い立ったとき、気になるのは“どのぐらいの費用がかかるのか”ではないでしょうか。いくつかの施工業者に見積りを依頼してみたものの、どの見積額が妥当なのか判断がつかない、とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、外壁塗装の費用に関して押さえておくべき基礎知識をご紹介しています。外壁塗装を検討する際に、見積書の比較時に、ぜひ参考にしてください。

1.外壁塗装にかかる費用相場

1-1.外壁塗装にかかる費用をイメージ

一般的な2階建住宅の外壁と屋根(塗り面積200㎡相当)を塗装した場合、80~150万円程度の費用がかかると言われています。ただし、この額はあくまでも目安の数値。外壁塗装の費用は、使用する塗料の種類や塗装面積、劣化の進行具合など、さまざまな要因によって変わってくるため、正確な金額は見積りをとってみないことにはわかりません。

1-2.各項目の費用相場

外壁塗装の費用は、資材代(塗料・養生)、足場代、工事代などから構成されています。各費用の相場を知ることで、全体の相場感も掴めてくるはずです。

塗料代の相場

塗料は種類によって価格帯が大きく異なります。注意しておきたいのが、耐久年数が高い塗料は塗り替え回数が少なくて済むということ。安さだけを注視して選ぶと、長いスパンで考えたときに、結果的には割高になってしまう可能性も考慮しておくと良いでしょう。

塗料別の相場目安

塗料 耐久年数 費用 ※1缶あたり
アクリル 約3~5年 5,000~15,000
ウレタン 約5~7年 5,000~20,000
シリコン 約7~10年 15,000~40,000
ピュアアクリル 約15年~ 50,000~70,000
フッ素 約15年~ 40,000~100,000
無機 約15年~ 50,000~120,000
光触媒 約15年~ 50,000~100,000

※上記はあくまで目安です。塗料メーカーや製品によっても価格が異なります。

人件費の相場

ここで言う人件費とは、塗装職人にかかる経費を指します。人件費は費用全体の30~40%前後が目安と言われています。そのため、例えば人件費が全体の半分以上を占めているなど、極端に人件費が高い場合には、疑いの目をもった方が良いかもしれません。また安すぎる場合も、経験の浅い職人やアルバイトなどを登用して人件費を下げている可能性があるので要注意です。

工事単価の相場

工事項目 相場価格
足場 ※ 600~800円/㎡
飛散防止ネット 100~200円/㎡
高圧洗浄 100~300円/㎡
養生 250~400円/㎡
付帯塗装工事 軒天 800~1,200円/㎡
雨樋 800~1,200円/m
破風板  650~1200円/㎡
雨戸 2,000~5,000円/枚
シーリング打ち替え 900~1,500円/m
シーリング増し打ち 500~1,000円/m
諸経費 現場管理費 1式 30,000~50,000円
廃材処理費等 1式 10,000~30,000円

※足場代

ときどき「足場代を無料にします」という業者がいますが、そんなアプローチをしてくる場合は要注意。足場代には、足場の材料を運ぶ運搬費と、足場を組む施工費が含まれています。足場を組むには、足場の組立て等作業主任者(国家資格)を配置する必要があるため、専門の業者に依頼する施工業者も少なくありません。つまり、それだけの工程・人件費がかかるはずの作業を無料にできるはずがないのです。足場代を無料にすると言いながら、その分、資材代や人件費が高くなっているかもしれません。

 

2.実際にいくらかかるの?に答えられるのは見積書だけ

2-1.見積書の算出工程でわかる業者の良し悪し

見積りを依頼した後、施工業者がどのように見積額を算出するかで、業者の良し悪しがわかることがあります。

外壁塗装の場合、見積書をつくるためには、実際に外壁をチェックする以外に方法はありません。雨漏りはしていないか、ひび割れはないか、色あせしていないかetc、細かく診断することではじめて、どのような外壁塗装を施すべきかのカルテが出来上がり、見積額を算出することができるのです。

IMG_5214

そもそも家に診断にも訪れなかったという業者は論外です。実際に診断に訪れた場合にも、専門知識のない営業が対応していたり、数分で簡単に終わらせてしまうような業者には要注意。正確な診断結果を下すためには、見える範囲だけではなく、屋根裏や屋根の上にのぼって確認する必要があるため、どんなに急いでも1時間前後はかかるはずです。

2-2.見積書のチェックポイント

実際に見積書を手にしたら、下記項目をチェックしてみましょう。一つでも不明点がある場合には、業者に説明を求める必要があります。

mitsumori01

塗料メーカー名&商品名が明記されていますか?

たとえば同じシリコン塗料でも、メーカーによって価格が異なります。またシリコン樹脂の含有量や化学結合の強さなども、各メーカーによって違いがあるため、品質にも差があります。そのため「シリコン塗料」という記載だけでは不十分。どのメーカーの何という商品を使用するのかまで明記されている見積書の方が間違いありません。

塗装面積が「㎡」表記になっていますか?

塗装面積(どれぐらいの範囲塗装をするか)は、塗布量(使用する塗料の量)を算出するために必要な数値です。つまり塗装面積が㎡単位で記載されていることは、きちんと塗布量が算出してある証でもあるのです。

 使用する塗料の缶数が明記されていますか?

塗料の缶数は、つまり「どれぐらいの塗料を使用するか」ということを意味しています。使用する塗料の量は、各塗料メーカーによって決められており、規定量より多くても・少なくても施工不良につながる可能性があります。

●塗料缶数の算出方法

kansuu

一式表記になっていませんか?

issiki

一見すると全てが含まれているような印象を受ける「一式」表記ですが、詳細な情報が明記されていないことほど恐いことはありません。よくあるのが「塗装してもらえると思っていた箇所が含まれていなかった」というトラブル。外壁や屋根はもちろん、雨樋や雨戸などの付帯部部分と呼ばれる箇所についても、見積に含まれているのかどうか、細かくチェックしましょう。

2-3.見積り3事例をチェック!

実際に見積書を手にしたら、これまでのチェックポイントを参考に、隅々まで目を通しましょう。以下、参考に3つの見積書をご紹介いたします。

※yahoo知恵袋から抜粋

【事例1/外壁塗装】

築16年
外壁/サイディング ※屋根は和瓦のため塗り替えなし

項目 数量  単価 金額(円)
足場、メッシュシート込み 一式 90,000
水洗い 一式 30,000
養生 一式 55,000
軒天、破風、鉄部塗装 一式 70,000
下塗り、パーフェクトサーフ 98㎡ 1,000 98,000
中、上塗り、2液Fウレタン 98㎡ 2,400 235,200
軒天取り替え大工工事 1ヶ所・一式 0
目地コーキング打ち替え、打ち増し 一式 90,000
ゴミ処理、雑費 一式 20,000
小計(税抜) 688,200
消費税 55,056
値引き 43,256
合計(税込) 700,000

コメント「一式」表記が目立ちます。これでは、何をどこまで対応してもらえるのか不明瞭です。たとえば「コーキングの打ち替え、打ち増し」が一式表記となっていますが、打ち替えと打ち増しでは全く工程が異なるため、もちろん費用も違います。打ち替えなのか、打ち増しなのかを明らかにした上で、m単位で見積りを出してもらう必要があります。その他の項目に関しても、一式部分は全て明確にしておきましょう。

【事例2/外壁・屋根塗装】

築10年 木造住宅

項目 数量  単価 金額
足場架け掃い 275㎡ 1,000 275,000
足場養生ネット 275㎡ 130 35,750
下地処理 高圧洗浄 258㎡ 130 33,540
シール打ち替え 331m 1,100 364,100
屋根部タスペーサー設置 325個 67 21,775
塗装工事
外部下部レンガ調サイディング
クリーンSDトップ
100㎡ 2,100 210,000
外部上部サイディング
クリーンマイルドシリコン
70㎡ 2,100 147,000
屋根クールタイトSi 65㎡ 2,100 136,500
軒天・破風クリーンマイルドウレタン 42m 2,100 88,200
雨樋・水切り・シャッターボックス 1式 100,000 100,000
バルコニー防水トップコート 1式 67,000 67,000
養生費 1式 40,000 40,000
発生材処分費 1式 53,000 53,000
諸経費 1式 157,000 157,000
合計 1,728,865
コメント塗料名(塗料メーカーの記載もあると尚良いです)・塗装面積は明記されていますが、使用する塗料の量は不明瞭です。この見積書では、たとえば塗料4缶使用すべきところを3缶に間引くこともできてしまうのです。使用する塗料の量は、必ず缶数表記で明記してもらうようにしてください。
また「諸経費」という項目がありますが、これだけでは何に関する価格なのかわかりません。何にいくらかかっているのか、詳細に確認しておいた方が良いでしょう。

【事例3】

住宅内容:不明

項目 数量 単位  単価 金額
仮設足場 掛け外し 236.9 700 165,830
下地調整 コーキング処理・素地処理費(材工共) 30,000
高圧洗浄 287.2 200 66,000
養生費 55,500
下塗り リカバリーウォールTi(ローラ工法) 251.5 2000 503,000
中塗り シリコンコートS(ローラ工法) 251.5 2600 653,900
上塗り シリコンコートS(ローラ工法) 251.5 2600 653,900
その他の塗装工事破風板 軒天 雨桶 霧除 窓枠廻り 250,000
小計 2,378,130
値引き 778,130
合計 1,600,000

コメント「値引き」というと、お得な印象を受けますが、そもそも塗装工事では正当に見積もった額から大幅に値引くことはできません(※参照 4-1 大幅値引き)。この見積書でも約80万円もの値引きが見受けられますが、果たして、それだけの額をどこから差し引いたのでしょうか。明記されていない塗料量も怪しいですし、その他の塗装工事として一括りになっている部分の金額にも不信感が募ります。

 

3.費用相場と一緒に押さえておきたい支払いのこと

3-1.支払いのタイミング

下記2つの支払い方法が一般的です。

■工事完了後の一括払い

■契約時か着工時に一部を、完工時に残金を支払う

支払いのタイミングに関しては、業者によって異なります。契約前に必ず確認するようにしましょう。

気をつけておきたいのが、工事前に全額支払いを指定された場合。「金額を支払った後、連絡がつかなくなった」といったトラブルに発展する恐れがあります。実際に、国民生活センターにも同様のトラブルが多数寄せられています。

3-2.リフォームローンでの支払いも可能

外壁塗装はしたいけれど、一度にまとまったお金を用意するのが難しいという方には、リフォームローンを使って支払うという選択肢もあります。
金融機関によって条件も様々です。業者によっては、自社で取り扱いのある場合もありますので、相談してみると良いでしょう。

3-3.クーリングオフ

訪問販売や電話勧誘販売などの不意打ち的な取引で契約した場合、契約終結日を含め8日以内であれば契約の取り消し・解除ができます。
クーリングオフができるのか判断がつかない時や、クーリングオフの方法についてわからないことがある場合には、国民生活センター(http://www.kokusen.go.jp/ncac_index.html)にご相談ください。

 

4.外壁塗装費に関するトラブル例

4-1.大幅値引き

「今すぐ契約してくれたら半額にします」などと言われると、うっかり心を動かされそうになりますが、最初の見積りよりも大幅な値引き額を提示してくる業者には注意が必要です。外壁塗装には、資材費や足場代、人件費など、一定以上の費用がかかるため、そう簡単に半額にできるはずがないのです。

考えられるとすれば、最初の見積額がありえないほど高額だったか、あるいは、工事品質を下げて割り引いたかのどちらかです。後者の場合は、本来1週間かかる工程を2~3日で終わらせていたり、使用する塗料の量を規定よりも減らしていたりと、一般消費者にはわからないよう、功名に価格を操作している可能性があります。

心ない業者に騙されないためには、大幅な値引き額を提示された時に「なぜ安くなるのか」という視点をもつことが重要です。

4-2.追加費用

見積りの際にはお得な額を提示しておき、その後、オプション工事を追加することで、請求額を吊り上げる悪質な業者も存在します。「一緒に補修しておきますね」などと、あたかも無償でやってくれるような口ぶりで工事を行ない、実際にはきっちり請求されてしまうケースも。

追加での工事が発生した際には、見積額の範囲で対応できるものなのかを確認しましょう。見積り外の場合には、改めて見積りを依頼することで、想定外の請求を防ぐことができます。

まとめ

外壁塗装の費用は、それぞれの家の塗装面積や劣化状況など、さまざまな要因によって異なるため、一般消費者には、見積書で上がってきた金額の妥当性を判断しづらいという側面があります。しかし、残念ながら心ない業者も多数存在する塗装業界において、業者の言うことを鵜呑みにするのは危険行為。少なくとも「何かおかしいかも」というアンテナが立てられる程度の知識は得ていた方が賢明です。そして、おかしいと感じた点については、逐一業者に確認することがトラブル回避につながるのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

今すぐ見積りが欲しい方!
簡単無料見積り

今すぐ見積りが欲しい!とりあえず、費用がいくらくらいかかるのか知りたいという方へ。

  • 予算や目的から5つの提案の中から選べる

  • 専用CADソフトによる正確な塗装面積から価格を算出

  • 材料費、施工費それぞれ何にいくら費用がかかるのかが詳細にわかる

  • 大ボリュームの診断報告書でお家の状態がわかる

  • 見積り後のキャンセルOK!


見積りをもらうことは、相場を知るという点で非常に重要です。
ぜひ、複数の業者でお見積りをお取りになることをお勧めします。
当社にお見積りを頂いたからといって、必ず契約する必要はありませんし、
こちらからしつこい営業を行うこともありません。
塗装工事は金額が大きいものですから、見積り後にキャンセル頂いても構いません。
安心してお申込み下さい。

簡単無料見積り

無料診断実施中!
今すぐ外壁健康診断を受診してお家の状況を把握しよう!

外壁の汚れが気になってきたし、外壁にチラホラとひび割れも入ってるし、大丈夫なんだろうか?

実は外壁・屋根って定期メンテナンスが必要なんです。
外壁や屋根は住まいの中で最も風雨にさらされる部分のひとつ。
定期的な外壁・屋根のメンテナンスをしておかないと、ゆくゆくは雨漏りなどの大きなトラブルを引き起こしてしまいます。

プロタイムズジャパンは、33,000件以上の診断実績と外装劣化診断士という診断のプロが住まいの状況を的確に診断いたします。

プロタイムズジャパンの外壁診断は

  • 診断報告書を作成してお渡しするので必要な補修がわかる

  • 診断時にビデオで撮影するので劣化箇所が映像でわかる

  • 外装劣化診断士という診断のプロが調査する


そしてプロタイムズは日本全国約100店舗のネットワークを展開しており、ほぼ全国で対応が可能です。※一部、対応できない地域あり

この機会にぜひ、プロタイムズの外壁診断を受けてみませんか?


もっと詳しくみる

Twitter・RSSでも購読できます

Array ( [0] => 7494 )

ページトップ