DIY好き必見!ホームセンターが生み出したものづくり空間“グッデイファブ”とはどんなところ?

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「DIY(Do It Yourself)」という言葉が身近なものになってきた近年、DIYで何か作ってみたいな!と気になっている方、すでにいろいろ作ってみたことがある方も多いのではないでしょうか。DIYは老若男女問わず、簡単に始められることから、初歩的なものから本格的なものまで、自分でできるのが魅力です。

とはいえ、イマイチやり方がわからない・材料はどうしたらよいのか・そもそも住まいがマンションなので大きな音は立てられない…など懸念されている方も多いかと思います。

そこで今回ご紹介するのは、北部九州を中心にホームセンターの運営を行っている株式会社グッデイが立ち上げたDIYスタジオ「GOODAY FAB DAIMYO(グッデイファブ大名)」

福岡市の官民協働型スタートアップ支援施設「FUKUOKA growth next(フクオカ グロース ネクスト)」内に2017年4月に開設され、DIY業界から多くの注目を集めています。

DIYをやってみたいけど始める機会がない、自宅ではできない、なんとなく作りたいものはあるけど、どうしたらいいのかわからない…どんな方でもきっかけになる場所「GOODAY FAB DAIMYO」について、本記事ではインタビュー取材とDIY体験をもとに詳しくご紹介します。

1.「FUKUOKA growth next(フクオカ グロース ネクスト)」とは?

FUKUOKA growth nextは、福岡市と民間が連携して運営しているスタートアップ支援施設。
スタートアップ企業が「新たな価値を生み出すこと」、「グローバルマーケットへチャレンジすること」を支援し、スタートアップ企業や第二創業への支援を通じて、雇用創出や地域経済の発展に貢献することを目的としています。

1階に本記事で紹介するDIYスタジオ「GOODAY FAB DAIMYO」、またカフェやバーもあり、入居している企業のみならず、学生、主婦、子供、その他周辺企業にお勤めの方まで、普段の生活では繋がりのない人々がコミュニケーションを図れる空間が設けられています。

ここは、旧小学校ということもあり、学校の風合いが残っていてどこか懐かしく、ふらっと立ち寄りやすい場所になっています。

FUKUOKA growth next 公式WEBサイト:https://growth-next.com/

 

2.GOODAY FABってどんなところ?~担当者に聞いてみた~

GOODAY FABとはどんな場所なのでしょうか?今回GOODAY FABに立ち上げから携わり、運営管理、ワークショップの講師までされている石田洋子様にお話を聞かせていただきました。

2-1.手ぶらで来ても“何か”ができる場所

-グッデイファブ大名(以下GFD)とは具体的にどんなことができるところですか?

「DIYができる場所であり、ワークショップへの参加、イベントスペースとしての活用、工具やデジタル工作機械の使用もできます。DIYをしたいけど、大きな音を立てることのできないマンションにお住まいの方もここで工具を使って自由に作業していただけますし、デジタル工作機械を使ってみたい方もお手頃な値段(30分1,000円など)でお試しができます。気に入ったらデジタル工作機械の購入もしていただけます。他にもこの場で塗料や材料の購入もでき、毎日何らかのワークショップもやっており、一般の方も、(この施設の)入居者の方も、手ぶらで来ても何かができる場所です。」

2-2.企業のお手伝いができる場へ

-市の中心地に4月にオープンしたFUKUOKA growth nextという施設内にGFDを立ち上げられた目的は何だったのでしょうか?

「もともとは入居者向けのサービスとして企画しました。ベンチャー企業や今から起業しようとしているスタートアップ企業が多く入っている施設なので、その方たちが試作品や商談ツールを“気軽に安く”作れるお手伝いができる場所であれたらな、と。一般の方も予想以上に多くいらっしゃってくれていて、(入居者と一般の方の)現在の活用比率は半々くらいですかね。」

2-3.ここに来れば何か解決する場にしたい

-GFDをどのように活用してもらいたいですか?

「GFDに行けば何か解決すると思ってもらいたいですね。イベントやワークショップ、機材の貸出、レンタルスペースとしての利用、工作に使える材料等の販売も行っているので、本当になんでもできるんです。何か学び、身につけることで『成長したい』『次に進みたい』という人を応援・支援する場なので、いろんな目的を持った方が来られます。」

「年配の方がタンスを直したいがどうしたらよいか、と来られてホームセンターのグッデイの商品を紹介したり、こういうものを作ってみたいと言われて若手のクリエイターを紹介したりもします。仕事としてものづくりしているかどうかは関係なく、ここに来ることで一時間前の自分より成長できる、次に進める場、まさに『growth next』な場だと思ってもらえればいいですね。」

2-4.ちょこっと体験やイラストレーター講座が人気

-フリーで個々がやりたいことをできる場の提供やワークショップやイベント等もされていますが、特にお勧めのイベントは何でしょうか?

「まず、とりあえず何かやってみたい、という方向けに『ちょこっと体験』としてペンキを塗ってオリジナルマグネットを作ることができる、というものをしています。ただ黙々と塗る、っていう作業って実はとても癒やされるんですよね。取っ掛かりとしても楽しめるかなと。『DIYセラピー』というワークショップ名で、木に塗装をしてみて癒やされよう!というものも計画しています。」

「あと人気があるのは『Adobeのイラストレーター(印刷、Web、モバイル、ビデオなどの幅広い用途で活用できる、グラフィックアプリケーション)講座』です。ここ(FUKUOKA growth next)に入居されているベンチャー企業あるあるとして、自社のチラシやポスターを作りたいけどどう作ったらいいかわからない、作れたとしても効果のあるものをどう作ったらいいかわからない、教えてくれる人も身近にいない、専門書を読んでみてもよくわからない、という方が多いんですよね。そんな方々と、一般の方々も含めてイラストレーターが身近で安く学べる場になれているのかなと思います。」

その他ワークショップについてここでご紹介。

・イラストレーター入門講座:はじめてのイラストレーター
・クラフトハウス:シルバーピンキーリング製作
・写真:Web用素材写真の撮り方
・クラフトハウス:男前・本皮キーホルダー製作
・レーザーカッターの使い方講座
・ペット用ネームタグづくり

などなど、毎日1~2回のワークショップ(※)を開いているとのことです。

様々なライフスタイルの方が、様々なストーリーをもって立ち寄り、ただDIYができるという場ではなく、何かが解決できたり成長できたりする。自身の考え方やコミュニティを広げることもできる。本当に無限の可能性を秘めた場であることが伺えました。

※基本的に予約制、参加費はワークショップの種類によります。

詳しくはGFDのFacebookページをご覧ください:https://www.facebook.com/goodayfabdaimyo/

 

3.実際に体験してみた!

せっかくの機会ということで、筆者も一部体験をさせてもらいました。

①桧(ひのき)のマグネットづくり~ちょこっと体験~

2-3でもご紹介した、“取っ掛かりとして楽しめる”マグネットつくりの体験をさせていただきました。

まず、レーザーカッターで予め作られている動物の型から好きな型を選びます。筆者はひよこをチョイス。

色付けはミルクペイントという木材用の塗料から好きな色を選びます。

スプーンに取って、筆で好きな色を塗っていきます。

口には黄色、ほっぺたを赤く塗ってみたりして・・・

乾かして、裏に磁石を付ければマグネットの完成です!

筆者も早速自宅の冷蔵庫に貼ってみました。自分が作ったものは愛着が湧きますね!

他にもデザインはアイデア次第!こちらは他のお客様が作られた作品たち。どれも個性が出てますよね。

②ロゴ看板作り

GFDの大きな特徴が「デジタル工作機械」が使えること。レーザーカッター、3Dプリンターなどで幅広い素材の加工をすることができます。

今回はレーザーカッターで当メディア「リフォームジャーナル」のロゴ看板を作らせてもらいました。

Adobeイラストレーターのaiデータを専用のパソコンに読み込み、サイズを決めて、シナベニヤ(※)をレーザーカッターの機械に入れて、スイッチをオン!
※シナベニヤ:普通合板の一つで、基材はラワン系の南洋材で出来ている。表面にシナの単板を貼っており、用途として、収納家具や建具材などの材料として広く使われる。

ものの5分でロゴを彫り込むことができました。

今回はロゴの彫り込みのみさせてもらいましたが、まわりをかたどってみたり、木材ではなくアクリル板にしてみたり、とアイデア次第で何でもできます。

結婚式を控えているお客様で、ウェディングケーキに差し込むオーナメントを作られた方もいらっしゃったそう。

レーザーカッターはここまで細かい裁断も可能なのです。アイデア次第で作れるものは無限大ですね。

 

4.今後の展開~ホームセンターのあり方が変わってくる~

最後に、GFDの今後の展開について伺いました。

「GFDはホームセンターのグッデイが運営していますが、今後のホームセンター自体のあり方もこういう形に変わってくると思うんですよね。
5年後10年後、今のように材料や便利グッズをただ売っているだけじゃダメなんじゃないかなって。欲しいものが欲しいときに、欲しいだけ作れる時代になってくると思うんです。それがここ(GFD)にあるデジタル工作機械だとできる。例えば、子供の成長に合わせたサイズの棚を、子供の成長に合わせて作っていくとか。
そうやってホームセンターは、もともと売っているものをただ購入する物売りの場というよりも、GFDのようなワークショップもできるものづくりスペースを設置して、総合的にほしいものを作ることのできる場になると良いなと思います。」

 

まとめ

どんどん身近になっていくDIY。材料を提供するだけでなく、作れる場であり、またコミュニケーションを取れる場でもあるGFDのようなDIYスタジオは今後多くの方から求められる場所になっていくのではないでしょうか。今後の展開がたのしみです。

福岡にお住まいの方、また県外の方もぜひGFDへ足を運んでみてください。

GFDの石田様、スタッフ様、取材にご協力いただきまして誠にありがとうございました。


【取材協力】

・GOODAY FAB DAIMYO(グッデイファブ大名)

福岡県福岡市中央区大名2丁目6番11号 「FUKUOKA growth next」内
会費は最初に1,000円のみ。月会費なしで、好きなタイミングで利用できる(席に限りあり)
Facebookページ:https://www.facebook.com/goodayfabdaimyo/

・株式会社グッデイ

本社所在地:福岡県筑紫郡那珂川町松木2-61
代表取締役社長:柳瀬 隆志
1978年に第一号店を福岡県大野城市にオープンし、以来顧客の期待と信頼を集め、平成29年現在で北部九州を中心に63店舗を展開しているホームセンター。
HP:http://www.gooday.co.jp/

・グッデイファブ大名
石田 洋子 様

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