A 専門家の回答
黒田尚美
カラーコンサルタント
株式会社 ケイズ・カラープラニング代表。色彩計画コンサルタント。商工会議所カラーコーディネーター検定１級、文部科学省認定色彩能力検定１級、日本色彩学会会員、国際カラーコンサルタント協会会員 ほか。建物の内装、外観、商品企画、店舗・企業の販売促進イベントなどの色彩戦略に関するコンサルテーションを行う。
とても大切なご質問をありがとうございます。
お気に入りの家具があるのは素敵なことですね。
その家具を引き続きご利用になるとのこと。その場合はぜひ、そのことを前提にリフォームを考えてください。提示された色から選ぶのではなく『この家具を置くことを前提に考えたい』としっかり業者さんにお伝えください。決して妥協することなく、同じご予算の中でもぴったりの色が見つかるはずです。
お手持ちの家具の素材や色やデザインがわかりませんので、具体的なアドバイスはできませんが、プロのデザイナーや工務店の方にご相談ください。良いアドバイスをくれると思います。
ご自身でお考えになる場合の参考までに、内装材を簡単に選ぶコツの一つは、その家具に合ったイメージでインテリアを仕上げることです。
また、家具を目立たせるか、なじませるか？で考えることも可能です。同系色を使えば穏やかに『まとまる配色』になります。少し明るさを変えると『きわだつ配色』でスッキリします。
ただし、この場合はバランスが重要となりますので、お気をつけください。その家具の使用場所にもよりますが、リビングのインテリアでは『まとまる配色』が無難に落ち着くと思います。
『まとまる配色』エレガントなイメージであれば上品に優しい印象に
『きわだつ配色』モダンなイメージであれば個性的に若々しい印象に
ぜひ、大切な家具の印象と統一した内装に仕上げてください。
一例としてファブリックと壁紙、床材（家具の色）のカラーサンプルをご参考まで！
