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黒田尚美
カラーコンサルタント
株式会社 ケイズ・カラープラニング代表。色彩計画コンサルタント。商工会議所カラーコーディネーター検定1級、文部科学省認定色彩能力検定1級、日本色彩学会会員、国際カラーコンサルタント協会会員 ほか。建物の内装、外観、商品企画、店舗・企業の販売促進イベントなどの色彩戦略に関するコンサルテーションを行う。
そうですね。竹内さんのおっしゃる通り、たくさんの色が存在します。一説によると人が朝起きてから寝るまでの間の1日に目にする色は、約1000万色とも言われています。
そんな多くの色から私たちは様々な影響を受けます。最初から好みの色を選ぼうとすると大変なので、まずご自身がどのようなイメージが好きかを考えましょう。重厚な印象のクラシックなイメージ、明るくカジュアルな印象、イメージも様々ですから好みのものを選ぶことは、難しいかもしれません。しかし、いろんな事例を見ていくうちに本当に好きなイメージが少しずつ絞り込まれてくるはずです。その時の気分によって好みは変化する場合もありますが、ファッションとは違い外装塗装はそう簡単に着替えられません。本当に好きなもの、本当に必要なイメージをしっかり把握することが大切です。
一人では決めかねることは、ぜひプロフェッショナルにお尋ねください。理論や多くの経験から適切なアドバイスをくれるはずです。しかし、最終的にはご自身の決断で決定することをお勧めします。本当のプロフェッショナルならば、あなたに寄り添って決定を促してくれるはずです。プロの意見が全てではありません。竹内さん自身が十分納得できる色を決めてください。
時間帯によって色が変わって見えることも、なぜそうなのかがわかると不安なく選べるはずです。ご自身が本当に納得するイメージを楽しみながら決めましょう。