DIY女子必見!ペンキの選び方&オススメのペンキ

近年、テレビや雑誌、インターネットなどで「DIY」という言葉を目にする機会が多くなりました。「DIY女子」という言葉ができるほど、身近な存在になってきているDIY。

そんな、DIYを行う時にペンキを使ったDIYをやってみたいと思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

この記事では「ペンキでDIYをしてみたいけれど何から始めればいいのかわからない!」、「家具や小物をペンキでリメイクしたい!」、「DIYでリメイクした例が見たい!」といった方々に、ぜひ知ってほしいポイントや手順、事例などを紹介します。

1.初心者でもわかるDIYのペンキの選び方

「自分で塗ってみたい」、そう思ったものの、どのペンキを選べばいいのかわからない。そんな方も多いのではないでしょうか。
道具を揃える前に、まずはDIYのペンキの基礎知識などを学びましょう。

1-1.ペンキ=塗料?

塗料

まず、ペンキと塗料の違いについてお伝えします。
ペンキ=塗料と認識している方も多いと思いますが、厳密に言うとペンキと塗料は違います。昔はペンキと呼ばれるものはオイルペイント(OP)のことを指していました。植物油などで希釈をしており、耐候性が低く、乾燥も遅いという特徴があり、現在はあまり使われていません。その後登場したのが合成樹脂ペイント(SOP)です。SOPは現在でもホームセンターなどで市販されていて、木部や鉄部のDIYによく使用されます。
一方、塗料とは総称です。塗料には様々な種類があり、ペンキも塗料の1つです。ですが、塗料とペンキはこのような違いがありますが、今回はペンキも含めた総称として塗料の知識をご紹介します。

1-2.水性塗料と油性塗料の違い

塗料とひとくくりに言っても、多くの種類があるので、順を追って簡単にご説明します。塗料は大きく分けて水性塗料と油性塗料があります。
塗料は基本的に、樹脂、顔料、添加剤、溶剤で構成され、その溶剤が水か油(溶剤)かで、水性塗料か油性塗料かが決まります。要するに、樹脂、顔料、添加剤が水で混ぜ合わされていれば「水性塗料」、樹脂、顔料、添加剤が油(溶剤)で混ぜ合わされていれば「油性塗料」と呼ばれます。
では、水性塗料と油性塗料のメリット、デメリットはどんなものがあるのでしょうか。

水性塗料 油性塗料
希釈 シンナー
メリット ・臭いが少ない
・保管がしやすい
・密着性が高い
・乾燥が早い
デメリット ・密着性が劣る
・冬場乾燥に時間がかかる
・臭いがある
・保管に注意がいる

※希釈…溶液に水や溶剤を加えて薄めること。

室内を塗装する場合や安全面に考慮する場合は、臭いが少なく、安全性の高い水性塗料を選ぶと良いでしょう。
ウッドデッキなど室外を塗装する場合は、密着性の高い油性塗料を選ぶことも可能ですが、現在は水性塗料の機能も高くなっているので、安全面が不安な方は水性塗料を使われると良いでしょう。

1-3.樹脂による塗料の分類

皆さんも“シリコン塗料”や“フッ素塗料”などは聞いたことがあるのではないでしょうか?これが樹脂による塗料の分類です。
樹脂とは上記でも述べたように、塗料を構成する一つです。その樹脂に何が使われているかによって区別されます。ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、このようなものが代表的な樹脂です。塗料は構成される樹脂によって耐候性や価格が大きく変わります。

外壁や屋根の塗装においては、シリコン樹脂以上の塗料をおすすめしますが、小物などをDIYする際は、先ほど1-1.で紹介した合成樹脂塗料(SOP)やウレタン樹脂塗料で良いと思います。

 

2.DIYにおすすめのペンキ

2-1.室内家具

室内で使用する家具は安全を考慮した水性塗料を使用しましょう。

【水性スーパーコート】
・メーカー名:アサヒペン
・商品名:水性スーパーコート
・色の数:45色
・価格:400円~

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水性スーパーコートは

・酸性雨や酸性雪・排ガス・塩害に強い塗料
・いやな臭いのしない無臭タイプで、1回塗りで仕上る
・サビ止め剤、防カビ剤を配合している
・厚塗りしてもタレにくく塗りやすい

といった特徴があります。

2-2.クロス(壁紙)

クロスも屋内での塗装作業になるので、水性塗料をおすすめします。

【NEW水性インテリアカラー(屋内カベ用)】
・メーカー名:アサヒペン
・商品名:NEW水性インテリアカラー
・色の数:30色
・価格:2000円~

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NEW水性インテリアカラーは

・カベ紙・ビニールカベ紙の上にも塗ることが可能
・防カビ剤を配合、カビの発生を防ぐ
・手あか、マジック、クレヨンなどの汚れが落とせる
・無臭タイプで、1回塗りで仕上がる

といった特徴があります。

2-3.【補足】アンティーク風に仕上げるなら

アンティーク風な仕上がりにしたいという方にはこちらの塗料をおすすめします。

【ブライワックス】
・メーカー名:イギリスBRIWAX社
・商品名:ブライワックス・オリジナル・ワックス
・色の数:14色
・価格:2580円~

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画像出典:http://item.rakuten.co.jp/gallup/628912/

ブライワックスは
・アンティーク風な仕上がりになる
・主原料は蜜ロウなどの自然原料
・水拭きができない
・熱に弱い

といった特徴があります。水によく触れるテーブルや、陽によく当たるウッドデッキにはおすすめできませんが、カラーボックス等の小物をオシャレにしたい方にはおすすめです。

 

3.DIYの道具を揃える

さて、塗装の基礎知識やおすすめのペンキがわかったところで、次は道具を揃え塗る作業に入ります。

・刷毛、ローラー (300円~)

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毛の材質や形状やサイズなど、様々な種類があります。油性用と水性用があるので注意しましょう。

・トレイ (400円~)

トレイは、ローラー、コテバケ使用時の受け皿です。

・サンドペーパー(ヤスリ) (50円~)

 

塗装の前の下地処理に使います。つるつるの表面をヤスリで削ることで、表面を凸凹にします。凸凹にすることで塗膜の密着が良くなるので、ヤスリがけはとでも大切な工程です。ヤスリがけをしっかり行えば、下地を塗らなくてもペンキを塗れます。目的や用途によって目の粗さ(番号)を選びましょう。

番号 粗さ 用途
40~100番 かなり粗い ・塗装をはがす研磨作業
・材料の荒加工
120~150番 粗い ・木材の下研磨作業
180~240番 ふつう ・素地の仕上げ
・凸凹したサビやコゲの研磨
320~400番 細かい ・塗装前の下地調整
600~1000番 かなり細かい ・堅木の仕上げ
・塗装後の表面磨き
~2000番 非常に細かい ・重ね塗りする際の下地調整
・金属、樹脂、石の研磨

・マスキングテープ (200円~)

塗装する部分としない部分の境目に貼ることで、塗装が綺麗に仕上がります。

・ヘラ、皮スキ (500円~)

古い塗膜をはがす時など、下地の調整に役立ちます。

 

4.ペンキを塗る手順

DIY ペンキ

Photo credit: PhylB via Visual hunt / CC BY-SA

カラーボックスやテーブルの塗り方

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①解体する

そのままでも塗装できますが、先に解体した方が、ムラなく綺麗に塗装できます。

②やすりがけ

カラーボックスは表面が塗装されているものが多く、ヤスリがけをする必要があります。

③ペンキを塗る

ローラーや刷毛、コテなどでお好みの色のペンキを塗ります。乾いてから重ねぬりをすることで、より綺麗な仕上がりになります。

④ニスを塗る

最後にニスを塗って仕上げます。③で着色ニスを使用していれば、この工程は省けます。

 

5.注意点とちょっとした裏技

5-1.塗装する際に気をつけること

塗装する際に注意して頂きたいことがいくつかありますのでご紹介します。

<乾燥時間>
塗装をする際に乾燥時間は業者による工事、DIY問わず、非常に大切なものです。塗料にはメーカーが定めている乾燥時間がありますので、その乾燥時間を必ず守るようにしましょう。
乾燥時間は塗料缶や、塗料カタログに記載されていることが多いので確認するようにしましょう。

<養生>
養生は必ず行うようにしましょう。新聞紙などでは塗料が染み下地につく可能性があるので、マスキングテープ等、浸透性がないものを使って養生するようにしましょう。

<服装>
服装は、汚れてもいい服を着ましょう。水性塗料は比較的落ちやすいですが、油性塗料はシンナーでないと落ちないものも多いので、予め汚れても良い服で作業を行いましょう。

<鉄部>
鉄部を塗る際は、錆止め効果のある塗料を選びましょう。錆の再発防止に効果を発揮します。

5-2.コテバケを使えば綺麗に仕上がる

より簡単に綺麗に塗装する為の、ちょっとした裏技をご紹介します。平らな面を塗る際は、コテバケを使うと刷毛目がなく綺麗に仕上がります。

柄の部分に別売りしている継ぎ柄を差すことができるので、高いところも楽に塗ることができます。

 

まとめ

いかがでしたか?テーブルや、カラーボックスなどの小物は、ペンキで簡単にリメイクできますね。

必要な道具や塗り方、その素材に合った塗料をおさえてDIYをしましょう。

事前に「どこに塗りたいのか」、「何に塗りたいのか」、「どんな仕上がりにしたいのか」という観点を持ってDIYにチャレンジされて下さい。

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