ウッドデッキDIY塗装の道具・材料・手順・補修方法の全知識

ウッドデッキ

庭にあるウッドデッキ(濡れ縁)の「塗装が剥がれてきた、ささくれが出てきて危ない」というような状態になっていませんか??

ウッドデッキは劣化の症状が見え始めたらメンテナンスが必要です。なぜなら、劣化してきてしまうと「ささくれが手に刺さってしまう」「苔で足を滑らせてしまう」「木材が腐食して崩れてしまう」など危険だからです。

この記事では、そういったリスクを避ける為に「ウッドデッキはどのようにメンテナンスしたら良いのか」「どういった道具を使用したら良いのか」「DIYでするにはどうしたらいいのか」といった疑問をお持ちの方必見の内容となっています。

是非ご参考にして下さい!

1.ウッドデッキを塗装する際に必要な道具

1-1. 下地調整・補修に必要な道具

【サンドペーパー・ウエス】

・サンドペーパー・・・建材のささくれや残っている塗料を研磨して表面をキレイにします。

耐水サンドペーパー 武蔵ホルト

¥159~

・ウエス・・・ウッドデッキのゴミや埃等の汚れを落とす際に使用します。また、塗料を染み込ませて、雑巾掛けの要領で塗装する際に使用します。

白メリヤスウエス(中古生地) モノタロウ

¥499~

1-2. 養生に必要な道具

【マスキングテープ・マスカー・新聞紙】

・マスキングテープ・・・養生をする為のマスカーの補強や、ビニールシートと併用して養生する際に使用します。

マスキングテープ 男前モノタロウ

¥319~

・マスカー・・・塗料の飛散を避ける為に、塗らない箇所を養生する際に使用します。

布コロナマスカー(布マスカーテープ) モノタロウ

¥129~

・新聞紙・・・刷毛等に残った塗料を塗り広げる様に吸い込ませて処分する際に使用します。

¥100~

1-3. 塗装に必要な道具

【刷毛・隙間用ベンダー・コテ刷毛・つぎ柄・受け皿】

・刷毛・・・細かくなっている箇所を塗装する際に使用します。

鉄骨・橋梁用刷毛 男前モノタロウ

¥269~

・ローラー・・・広い面を素早く塗装する際に使用します。

スモールローラー モノタロウ

¥708~(ハンドルを合わせて)

・隙間用ベンダー・・・刷毛等が入りにくい隙間を塗装する際に使用します。

ベンダー 大塚刷毛製造

¥199~

・コテ刷毛・・・広い面を塗装する際に使用します。

INNOVAワンタッチ コテバケセット ハンディ・クラウン

¥669~

・つぎ柄・・・コテ刷毛に取り付けることで、高い箇所、床面を塗装しやすくする際に使用します。

継ぎ柄 TRUSCO

¥476~

・受け皿・・・刷毛やコテ刷毛といった道具に塗料を染み込ませる為に塗料を移し変える際に使用します。

受け皿 インダストリーコーワ

¥539~

出典:http://www.monotaro.com/

2.ウッドデッキ塗装の塗料選び

2-1. 塗料は大きく2種類に分かれる

木材塗料には、塗膜を作るタイプの「造膜タイプの塗料」、木材に浸透して木材が腐るのを防ぐタイプの塗料「浸透タイプの塗料」の2種類があります。

ウッドデッキの塗料としては、「浸透タイプの塗料」を使用する方が多いです。

なぜかと言いますと、造膜タイプの塗料だと塗膜が劣化してヒビが入った場合、雨水が浸入してしまいます。また、水分は塗膜があるが為になかなか乾きません。これが原因で木材を腐らせてしまうことになってしまうのです。また、日光が直接当たりやすいところでは、塗膜が剥がれやすくなる為、浸透タイプの塗料の方が耐久性としては比較的優れています。

浸透タイプの塗料は「水性」と「油性」の二種類に分かれます。

2-2. 水性塗料のメリット・デメリット

水性塗料には以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット:塗りやすい、臭いがほとんどない

デメリット:耐磨耗性が弱い、耐侯性は油性と比較すると落ちる

一般的に耐久性が高いのは油性塗料だと言われています。しかし、近年では水性塗料の耐久性も高くなってきています。

塗りやすさを求める方は水性塗料をオススメします。

2-3. 油性塗料のメリット・デメリット

水性、油性どちらが良いのか一概には言えませんが、浸透性、耐久性の高さから油性を使用する方が多い傾向にあります。

油性塗料には以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット:耐久性に優れている、雨水にも強い、塗料密着が良い

デメリット:臭気がきつい

ウッドデッキ塗装を長く持たせたい方には油性塗料をオススメします。

2-4. 人気が高い塗料

人気が高い「キシラデコール」と言う塗料を紹介します。

キシラデコールは、
・木材に浸透し、表面に余分な塗膜を作らない
・木の通気性を保つ為、木の呼吸を妨げない
・塗膜の膨れ、割れが起こりにくい
・刷毛捌きが良い
・塗りムラになりにくいので、仕上げが簡単

といった特徴があります。

3.4つの塗装手法のメリット・デメリット

ウッドデッキ塗装の手法は4つあります。それぞれのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

コテ刷毛塗装 メリット:コテバケは平らな面に塗るのに適していて、ハケ目もなくきれいに仕上がる

デメリット:隙間といった細く、狭い箇所が塗りにくい

刷毛塗装 メリット:刷毛塗りは角等の細かい部分の塗装がしやすい

デメリット:刷毛目が出やすいので塗りムラに注意

ローラー塗装 メリット:かなり広い面の場合、ローラーバケだとスピーディで塗りやすい

デメリット:細かい部分は塗装できないので、刷毛塗りと併用しないといけない

雑巾掛け塗装 メリット:雑巾掛けの要領で簡単に塗れる

デメリット:直接雑巾を掴む為、耐久性の高い手袋が必要

一つの手法にこだわるのではなく、広い面積はコテ刷毛もしくはローラー、狭い隙間等は刷毛や雑巾を併用して、上手く使い分けましょう。

4. ウッドデッキ塗装のステップ

4-1.  清掃・ゴミを取る補修

藻やカビ、その他汚れ等を洗浄します。高圧洗浄機を使用する場合は、木を傷つけないように注意して下さい。また、木材が湿ったまま塗装をすると塗膜の剥離が起きてしまうので、十分乾燥させましょう。

下地調整

画像出典:http://www.inwood.jp/

4-2. 傷み箇所の補修

造膜タイプの塗料が残っている場合、再塗装時に塗料がのりにくいので、サンダーで落とします。研磨することで木材と塗料の密着が良くなるので、浸透タイプの塗料の場合でも研磨することをオススメします。

画像出典:http://www.wagokorokoubou.com/index.php

4-3. 養生・塗料の攪拌

塗料の飛散を防ぐ為、塗らない箇所をビニールやテープ(マスカー等)を貼って養生します。

塗装の始めと終わりで色の濃淡が変わってしまうので、塗料缶を良く振り、攪拌棒で良く混ぜることで塗料を均一にしましょう。

中で塗料の成分が分離している為、塗料を容器から出す前に良く振ってください。塗料を塗る際は、急がずに均等に塗り拡げるようにしましょう。二回以上塗装することを心掛けましょう。

養生塗装前によくかくはん棒でかきまぜてください。

画像出典:http://www.inwood.jp/

4-4. 塗装

塗装は塗りにくいところから行い、最後に目に付きやすい箇所を仕上げましょう。

隙間⇒隅⇒平面

ムラにならないように、木目に沿って塗装しましょう。

【ポイント】

均一に塗る

塗料を均一に塗るように心掛けましょう。下塗り、中塗り、上塗りと3回の工程を行い、均一に厚い塗膜をつくることで耐久性の高い丈夫な塗膜になります。薄くなってしまった場合は、塗装が完全に乾燥してからもう一度塗り重ねると厚く丈夫な塗膜になります。

一気に塗らない

何面がある柱などを塗装する場合、一度に全ての面を塗らずに何面かだけを塗り、完全に乾燥してから他の面を塗るとキレイに仕上げることができます。

塗り残しは塗装が完全に乾燥してから修正する

塗り残しがあった場合、塗料が完全に乾燥してから小さな刷毛で修正するとキレイに仕上げることができます。塗装が乾く前に触れてしまうと塗膜を引っ張てしまい、美観が損なわれる恐れがあるので注意が必要です。

5. 道具・材料を購入出来る場所

5-1. ホームセンター

ウッドデッキ塗装に必要な道具を揃える際、主流となっているのがホームセンターです。ホームセンターでは木材と言った建材から衣類や食品までありとあらゆるものが揃っています。

ただ、塗装道具を揃える際、ホームセンターにもメリット・デメリットがあります。

メリット:塗料の色見本が見られる、実際に手に取って確認することが出来る

デメリット:行くまで商品と価格が分からない、行くまでの手間がかかる

以上のような点が挙げられます。

5-2.ECサイト

一方、アマゾン、yahoo、専門店のサイトと言ったECサイトはどうでしょうか。今では野菜から衣類、もちろん塗料までありとあらゆるものをネットで買うことができます。

ここではECサイトのメリット・デメリットを見てみましょう。

メリット:すぐに家で買い物が出来る、レビューを見て商品の良し悪しを知ることが出来る

デメリット:商品が届くまで目で確認出来ない、想像と違うことがある

以上のような点が挙げられます。

また、ECサイトについてはサイトごとに「~円以上で送料無料」等と送料が違ってくることも要チェックです。

6. ウッドデッキ塗装のDIYでの注意点

6-1. 小さなお子様がいる方、ペットを飼っている方へ

油性塗料は耐久力はありますが、希釈にシンナーを用いる為、体に良くありません。

水性塗料は比較的安全性が油性よりも高いです。

小さなお子さんがいる場合や、ペットを飼っている場合は水性塗料がオススメです。

6-2. 塗装をする時の保護具

手を溶剤から守ることを見落としがちな方が多いようです。塗装をする際の保護具として保護手袋を用意しましょう。

塗装や、溶剤に触れる作業に適した耐溶剤性のある手袋です。簡易なゴム手袋や軍手は逆に危険を呼び込む可能性があるので、注意しましょう。

7. まとめ

いかがだったでしょうか??オススメとして、ウッドデッキ塗装は浸透タイプで油性の塗料で塗装することがオススメです。せっかく取り付けたウッドデッキなので、ご自身にあった方法でキレイな状態を保ちましょう!!DIYをされる場合は手順を守り、ポイントを押さえて取り組みましょう!!

全員無料プレゼント
E-BOOK「住宅塗装 初心者ガイド」

一大イベントともいえる、お家の塗り替え。
失敗したくないからこそ、誰もが数多くの不安を抱えてしまうものです。

  • 塗装を検討しているけど、どの業者に頼んだらいいかわからない

  • 初めての経験で塗装業者に見積りを頼むのが不安

  • どのタイミングで塗装をすればいいのかわからない

  • 思いのほかお金がかかりすぎてしまわないか心配

  • まずどこから手をつけたらいいかわからない

  • 正しい見積もり金額がわからない


そんなあなたのために、今すぐ使える「住宅塗装 初心者ガイド」を用意しました。
焦らずひとつひとつ進めていけば大丈夫。
本書を読み終えた頃には、不安はきっと解消されているはずです。

無料PDFダウンロードページへ

「おうちの健康診断」無料実施中!

プロタイムズジャパンは、40,000件以上の診断実績。外装劣化診断士という診断のプロが住まいの状況を的確に診断いたします。

おうちの健康診断のメリット

  • 診断報告書を作成してお渡しするので必要な補修がわかる

  • 診断時にビデオで撮影するので劣化箇所が映像でわかる

  • 外装劣化診断士という診断のプロが調査する


ほぼ全国で対応が可能です(※一部、対応できない地域あり)
診断に一切費用はかかりませんのでご安心ください。

もっと詳しくみる

おすすめコンテンツ

\キャンペーン中・塗装の無料相談はこちら/