お家に彩を与えるウッドデッキ。
見た目もオシャレになりますし、バーベキューもできたりと機能としても便利です。
ウッドデッキはいつまでもキレイにしておきたいですよね。
そんなウッドデッキを長い間キレイに保つ為には、どのタイミングでどのようにメンテナンスをしたら良いのでしょうか。
「どのタイミングでメンテナンスしたら良いのか」
「ウッドデッキの塗装はどうしたら良いのか」
「自分でもできるのか」
「必要な道具は何なのか」
このような疑問を持った方は多いのではないでしょうか。
そんな方々は、この記事を参考にしてみて下さい。
自慢のウッドデッキを長くキレイに保ちながら、いつまでも有効活用されて下さいね。
目次
1.ウッドデッキの劣化状況を知ろう
1-1.劣化状況の把握
ウッドデッキの劣化状況は日光や雨風の当たり方等、様々な条件で変わってきます。その為、一概に何年で塗り替えるべきだということが難しいのが現状です。
ただ、一般的には3~5年で塗り替えをしていくと木材が長持ちすると言われています。
塗替えのタイミングとして最適なのは、
・木材の色が全体的に色あせ、グレー色になり、一部分が白くぼけはじめた
・木材が黒くなって、ヒビや割れが入っている状態
となります。
以上のような症状になると、木材が中で腐っている場合もあるので、定期的なメンテナンスが必要です。
1-2.メンテナンスのタイミング
メンテナンスのタイミングとして
劣化しやすい箇所
・磨耗が発生する箇所(手すり・人が頻繁に歩く箇所等)は状態をみながら随時。
平面(デッキ床・笠木等)で日当たりが強い箇所1~3年。
劣化しにくい箇所
・平面(デッキ床・笠木等)で日当たりが弱い箇所3~4年。
上記期間内であっても、水はけが悪くなってきた、表面の塗装がはがれてきた、ササクレができてきた、汚れが目立つようになってきた場合は再塗装することをオススメします。
2.ウッドデッキ塗装のメンテナンス費用っていくらぐらい?
メンテナンス費用は全補修か、部分補修によって必要な修理費用が異なってきます。
業者に補修を依頼する場合、全補修、全塗装、使用する塗料や修理業者等によっても違いはありますが、ウッドデッキの修理費用はおよそ7~10万円前後が相場となります。内訳としては材料費がおよそ1万円、大工施工費がおよそ2万円、塗装は2回塗りとして塗料代と施工費でおよそ4万円となります。
さらには諸経費や消費税も上乗せされますので、およそ1万円を上乗せすることになります。
劣化状態によって上記の金額が多少前後することが考えられます。
また、部分補修の場合には、全補修の場合よりウッドデッキの修理費用は安く済みます。
ウッドデッキ面積の大小にも関わりますが、平均最低価格は2万円~、最多価格帯は2万円~9万円程度が相場となっています。
DIYでされる場合には、施工費などがカットされますので、最低でもおよそ2万~と考えると大丈夫でしょう。
ただ、劣化状態によって大幅に費用が高くなる可能性はあります。
3.ウッドデッキ塗装の基本的な流れとポイント
3-1.塗料
木材塗料には、塗膜を作るタイプの「造膜タイプの塗料」、木材に浸透して木材が腐るのを防ぐタイプの塗料「浸透タイプの塗料」の2種類があります。
ウッドデッキの塗料としては、「浸透タイプの塗料」を使用する方が多いです。
なぜかと言いますと、造膜タイプの塗料だと塗膜が劣化してヒビが入った場合、雨水が浸入してしまいます。
また、水分は塗膜があるが為になかなか乾きません。これが原因で木材を腐らせてしまうことになってしまうのです。
また、日光が直接当たりやすいところでは、塗膜が剥がれやすくなる為、浸透タイプの塗料の方が耐久性としては比較的優れています。
浸透タイプの塗料は「水性」と「油性」の二種類に分かれます。
油性(溶剤)塗料は主成分が油で、耐久性が優れていますが、
ホルムアルデヒドなどの有害な化学物質を放出する製品もあります。
また、粘度が高いため塗りにくいときにはシンナーで薄めます。
水性塗料は油性に比べ耐久性は劣りますが、主成分が水の為、塗料が乾燥するときに有害な物質を出さず、施工時の臭いも少ないので安心です。
以下の内容を踏まえて、どの塗料を使用するかを選ばれると良いでしょう。
3-2.油性塗料のメリット・デメリット
水性、油性どちらが良いのか一概には言えませんが、浸透性、耐久性の高さから油性を使用する方が多い傾向にあります。
油性塗料には以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット:耐久性に優れている、雨水にも強い、塗料密着が良い
デメリット:臭気がきつい
ウッドデッキ塗装を長く持たせたい方には油性塗料をオススメします。
3-3.水性塗料のメリット・デメリット
水性塗料には以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット:塗りやすい、臭いがほとんどない
デメリット:耐磨耗性が弱い、耐侯性は油性と比較すると落ちる
一般的に耐久性が高いのは油性塗料だと言われています。
しかし、近年では水性塗料の耐久性も高くなってきています。
DIYを行う際、塗りやすさを求める方は水性塗料をオススメします。
3-4.人気が高い塗料
ここでは、人気が高い「キシラデコール」という塗料を紹介します。
キシラデコールは、
・木材に浸透し、表面に余分な塗膜を作らない
・木の通気性を保つ為、木の呼吸を妨げない
・塗膜の膨れ、割れが起こりにくい
・刷毛捌きが良い
・塗りムラになりにくいので、仕上げが簡単
といった特徴があります。
3-5.塗装の基本的な流れ
ウッドデッキ塗装の基本的な流れは以下の通りとなります。
①洗浄 | 藻やカビ、その他汚れ等を洗浄します。高圧洗浄機を使用する場合は、木を傷つけないように注意して下さい。 また、木材が湿ったまま塗装をすると塗膜の剥離が起きてしまうので、十分に乾燥させましょう。 |
②下地処理 | 造膜タイプの塗料が残っている場合、再塗装時に塗料がのりにくいので、サンダーで落とします。 研磨することで木材と塗料の密着が良くなるので、浸透タイプの塗料の場合でも研磨することをオススメします。 |
③養生 |
塗料の飛散を防ぐ為、塗らない箇所をビニールやテープ(マスカー等)を貼って養生します。 |
④塗装 | 木目に沿って均一に塗料を塗ります。 |
業者に頼んだ場合、以上の流れを正しく守っているか、自分の目でチェックすることが大切です。
3-6.塗装のポイント
塗装のポイントとしては以下の通りです。
①塗料のかく拌 | 塗装の始めと終わりで色の濃淡が変わってしまうので、塗料缶を良く振り、かくはん棒で良く混ぜて塗料を均一にしましょう。 |
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②塗装の順序 | 塗装は塗りにくいところから行い、最後に目に付きやすい箇所を仕上げましょう。 |
③塗り方 | ムラにならないように、木目に沿って塗装しましょう。 |
塗装の基本的な流れと同じく、業者に頼んだ場合は以上のポイント正しく押さえているか、自分の目でチェックすることが大切です。
また、DIYでメンテナンスをする際には上記のポイント押さえて行うと良いでしょう。
4.ウッドデッキ塗装のDIYにチャレンジ
4-1.DIYの注意点
先ほどまでは業者に頼んで塗装をすることを想定して書きました。しかし、ウッドデッキはDIYでメンテナンスする方が多いので、ここからはDIYで塗装をする方へ注意点とポイントをお伝えしたいと思います。
注意点
油性塗料は耐久力はありますが、希釈にシンナーを用いる為、体に良くありません。
小さなお子さんがいる場合や、ペットを飼っている場合は水性塗料がオススメです。
ポイント
①均一に塗る
②一気に塗らない
③塗り残しは塗装が完全に乾燥してから修正する
以下のページにてウッドデッキの塗装について詳しく述べていますので、ご参考下さい。
まとめ
いかがだったでしょうか??自分で塗装する自信があまりない方は業者に頼むのも良し、自分でDIYにチャレンジしたい、低コストで塗装したいという方はDIYやるのも良し。
せっかく取り付けたウッドデッキなので、ご自身にあった方法でキレイな状態を保ちましょう!
DIYをされる場合は手順を守り、ポイントを押さえて取り組みましょう!