皆さんは、ご自宅の庭を上手く活用できていらっしゃいますか?もちろん、できてている方もそうでない方もいらっしゃるでしょう。また、家族が増えて使い勝手が悪くなった、庭をお手入れする時間がなくなってメンテナンスが大変になった、など時間がたつにつれて庭が使いにくくなってしまったと感じている方もいらっしゃるでしょう。
庭は、リフォームを行うことで「実用的な庭」に近づけることができます。この記事では、庭のリフォームを成功させるための知識をご紹介しています。もっと満足のいく庭にしたい!とお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
1.庭のリフォームを考え始めたらまず行うべき3つのこと
1-1.リフォームを行う目的をはっきりとさせる
庭のリフォームを行う際は、まず初めに「子供が安全に遊べる庭にしたい」「眺めを楽しめる庭にしたい」「家庭菜園を楽しめる庭にしたい」など、リフォームを行う目的をはっきりとさせておきましょう。目的がはっきりとしていれば、理想通りの庭へ近づけることができます。家族と一緒にどのような庭にしたいか、どのような雰囲気にしたいかをよく話し合ってみてくださいね。
1-2.家族との将来を想像しながらデザインする
庭のリフォーム後、家族構成によっては庭に求める役割が変わってくるかもしれません。例えば小さいお子さんが遊べるように、と庭のリフォームを行ったものの、5、10年後には遊ばなくなった、ということは起こり得るのではないでしょうか。
そこで、リフォームの前に家族の将来も考えてデザインすることをおすすめします。子供のための砂場は将来家庭菜園に使えるようなデザインにするなど、何年たっても満足できる庭へリフォームしましょう。
1-3.メンテナンスのしやすい庭であるかを考える
リフォームの目的をはっきりさせる、家族との将来を想像することに加え、メンテナンスのしやすさについても考えておきましょう。リフォーム完了後、メンテナンスが大変で結局放置してしまう、といったトラブルを避けることができます。快適な生活を送るためにも、メンテナンスがしやすいということは欠かすことができません。
2.パターン別!庭リフォーム事例と業者に依頼した際の費用
いざ庭のリフォームをしよう!と思っても、庭のリフォームってどのようなものがあるのか、また費用はどれくらいかかるのか分からなくて困ってしまう方もいらっしゃるかと思います。そこで、この章では庭のリフォームのパターンとその事例、またおおよその費用をお伝えします。
2-1.庭一面の敷物を変える
庭一面の敷物を換えると、費用をかけすぎずに庭の雰囲気をがらっと変えることができます。
芝生を貼り付けた事例
一面緑色の美しい芝生の庭に憧れている方も多いのではないでしょうか。夏場は、温度の上昇を抑えてくれるという効果もあります。また、子供やペットが庭で遊ぶ際に足腰の負担にならないため、子供やペットにとって最適な敷物であると言えます。費用は、およそ2,000円~3,500円/㎡です。
砂利を敷いた事例
砂利は踏むと音がするため、防犯対策としても有効です。費用は、およそ2,000円~5,000円/㎡です。
レンガを敷いた事例
レトロでかわいらしい雰囲気のお庭も良いですよね。費用は、およそ8,000円/㎡です。
タイルを敷いた事例
種類が豊富で高級感を演出できるタイルも魅力的ですよね。タイルは汚れたら洗い流すことができ、メンテンスも楽です。費用は、およそ10,000円~12,000/㎡です。
2-2.ウッドデッキ
部屋と庭の接点となってくれるウッドデッキは、見た目がおしゃれなだけではなく、バーベキューなどの趣味やリラックスタイムの場としてとても便利です。また、リビングから庭へ出る際の段差がなくなる、もしくは小さくなるため、子供やペットの足腰にも負担がかかりません。他にも、ウッドデッキの範囲を広くし、雑草の生える範囲を狭くしてメンテナンスを楽にすることもできます。ウッドデッキの設置費用は、大きさにより差が生じますが、およそ80,000円~150,000円です。
2-3.駐車場
車が増えて駐車スペースが足りなくなったから庭を駐車場にリフォームしよう、とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。庭を駐車場へリフォームする場合、どのようなタイプの駐車場にするか、舗装はどのようにするかなどで大きく費用が変動します。
オープンタイプ
庭を舗装するのみでカーポートやガレージを設けない、オープンタイプの駐車場へリフォームした事例です。砂利やコンクリートなど舗装の方法によって費用は変わりますが、およそ4万円~25万円となります。
ポールやゲートを設置すると、費用はおよそ12万円~80万円となります。
カーポートを設置
屋根のないオープンタイプとは異なり、庭にカーポートを設置した事例です。こちらも舗装方法により費用は変動しますが、およそ25万円~110万円です。
2-4.柵(フェンス)
小さい子供や犬が庭で遊ぶ、というご家庭は、脱走を防ぐために柵を設けましょう。柵の高さは飛び越えられない高さのもの、また倒れてくる危険のないものを選びましょう。また、目隠しとして柵を設置するのも良いでしょう。柵の設置費用は広さによりおよそ14万円~165万円です。
2-5.造園
花壇を設置したり、庭全体の雰囲気を変えるための造園リフォームも可能です。費用はおよそ40万円~150万円です。しかし、和風の庭にする場合、内容によっては費用が~300万円ほどと、高くなることがあります。
3.費用を安く抑えたい方はDIYに挑戦しよう
実際に庭のリフォームを行うとなると、方法は業者に頼むか、DIYするかのどちらかでしょう。基本的にはプロの業者に任せておくのが安心ですが、費用を抑えてリフォームを行いたい、または自分でチャレンジしてみたい、という方はDIYでリフォームを行ってみましょう。
DIYで庭をリフォームするメリット・デメリット
メリット | ・自分の好み通りにリフォームできる ・費用を抑えることができる ・達成感を味わうことができる |
デメリット | ・きれいに仕上げることが難しい ・完成までに時間がかかる |
以上のことを踏まえた上で、業者に頼むかDIYするか選びましょう。
DIYでの庭リフォームの事例
〇レンガと砂利を敷き小道を作る(費用:約3万千円)
〇ウッドフェンスを設置(費用:約5万円)
〇ウッドデッキを設置(費用:約15万円)
※費用は広さなどによっても変わります。
4.重視したいポイントに合わせて業者を選ぼう
いざ庭のリフォームしよう!と思い立ったものの、どの業者にリフォームを頼めば良いのだろう?とお困りになる方も多いでしょう。業者選びは重視したいポイントに合わせて選ぶことで、迷いなく行うことができます。この章では、重視したいポイントに合わせて業者を選ぶ方法をご紹介します。
4-1.植物を扱う場合は造園業者
造園業者は、木などの植物を取り扱うプロです。植物を扱うようなリフォームを行いたいという場合は、造園業者に依頼するのが安心でしょう。
しかし、造園業者は植物以外のエクステリアなどの取り扱いを行わない場合があります。造園業者に依頼することをお考えの方は、ご希望のリフォームを造園業者が取り扱っているかを事前に確認しましょう。
4-2.窓口を一本化したい場合はハウスメーカー
ハウスメーカーを選択する最大のメリットは、窓口を一本化できるという点でしょう。おうちについて何か聞きたいことがあれば、とりあえずハウスメーカーに相談したら解決できるためどこに問い合わせたら良いのだろう?という迷いをなくすことができます。
また、家に合わせた庭のリフォームを提案してくれる、大手ハウスメーカーであれば保証がしっかりある、という安心感もハウスメーカーを選択するメリットです。
しかし、実際に施工を行うのは下請けの業者です。
4-3.安く抑えるならホームセンター
ホームセンターを選択する最大のメリットは、価格が安いという点でしょう。ホームセンターは商品を大量に仕入れるため、消費者へ安く提供できます。
しかし、商品の幅はそこまで多くありません。ホームセンターへのリフォームの依頼をご検討の方は、こちらの記事を参考にされてみてください。
「ホームセンターにリフォームを依頼する前に知っておくべき知識」
4-4.庭のリフォームを総合的に提案してくれるのは外構(エクステリア)業者
エクステリア業者は、庭のリフォームを一括して引き受けてくれ、総合的に提案をしてくれます。また、ハウスメーカーやホームセンターのように中間手数料も発生しません。
まとめ
庭のリフォームを成功させるためのポイントから業者選びについてまでお伝えしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
まずは庭のリフォームを行う目的をはっきりさせ、どのようなリフォームを行うか検討し、適切な業者を選ぶまたはDIYする、ということが大切です。
庭のリフォームを成功させ、つい庭を見てしまう、庭に出てしまうというような庭にしましょう。