見積り比較に役立つ!塗装工事の単価表

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「塗装工事をするときには複数の業者の見積書を比較するといい」というのは最近よく言われることですが、十年に一度するかしないかの塗装工事では、高い・安いの基準がわかりづらいものです。

例えばこれが車検だったらどうでしょう。(マイカーをお持ちでない方もいるかもしれませんが……)

車検をするときにも見積書をもらいますよね。そして、数多くのメンテナンス項目と予算を照らし合わせて、見積りを比較をした経験のある方は多いのではないでしょうか。

基本的には、それと同じ見積り比較の仕方が塗装工事でもできます。

ただ、二年に一度ほどの比較的短いスパンでする車検と違って、塗装工事は十年に一度するかしないか。価格の相場が掴みづらいのもまた事実です。

そこでここでは、塗装工事の見積り比較に役立つ「平均単価」をご紹介します。

1. 塗装工事の単価とは

塗装工事には、車検と同じように様々な作業項目があり、それぞれに「単価」というものがあります。
まずは、塗装工事がどのような作業項目から成り立っているか、そしてどのようにして価格を計算しているのか、そこから見ていきましょう。

1−1 「平米」と「坪」

塗装工事の価格を出すには「どこからどこまでを塗るのか」という塗装面積を決めなければなりません。塗装面積の単位は「平米(㎡)」ですが、業者によっては「坪」で出すこともあります。

坪=約3.3㎡=畳2畳

と表現されますが、この「坪」で塗装面積が算出されている場合は、見積もりを見るときに気をつけなければならないことがあります。
塗装工事の価格は基準塗布量というものを基準にして算出しますが、このとき塗装面積が「平米」で出しているか「坪」で出しているかで、価格が変わってくるのです。

1−2 塗装工事価格の出し方

基準塗布量とは塗料メーカーが商品ごとに設定しているもので、1㎡あたりに塗らなければならない塗料の量を示しています。

基準塗布量を守って施工しなかった場合、防水性や遮熱性など、その塗料製品が持つ機能を正しく発揮することができないなどの施工不良の原因となります。

そして、基準塗布量(kg/㎡)✖️塗装面積(㎡)=工事に必要な塗料の缶数、つまり材料費となるため、塗装面積を正確に出すことが明瞭な塗装工事価格を出す上で重要になります。

同じ坪数でも建物の形状によって塗装面積は異なるため、塗装面積が「平米」ではなく「坪」で出されていると正確な積算ができません。

ですから、塗装面積は「坪」ではなく「平米」で算出されているほうが根拠が明確な見積書といえるでしょう。

下記に、見積書の見方を解説した記事を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

1−3 押さえておきたい工事項目

基準塗布量(kg/㎡)✖️塗装面積(㎡)で出すのは工事に必要な塗料の缶数、つまり材料費ですが、塗装工事には材料費以外にも費用を要する工事項目があり、それぞれに単価が設定されています。

塗装工事の詳細によって細かい違いはありますが、見積り比較をする上で押さえておきたい工事項目をご紹介します。

工事項目 内容
 足場設置 工事現場の足場を設置する作業です。
 高圧洗浄 塗装前に外壁を高圧洗浄機で洗浄する作業です。
 養生 塗装箇所以外に塗料などが飛散しないようにビニールなどで保護する作業です。
 飛散防止ネット  塗料などの飛散防止と安全のために、家の周囲をシートで覆う作業です。
 コーキング
(打ち替え・打ち増し)
 サイディング壁などの目地が劣化している場合に補修する作業です。
 下塗り  仕上げの色となる上塗り塗料の前に、下地となる塗料を塗る作業です。
上塗り  仕上げの色となる塗料を塗って仕上げる作業です。
付帯部塗装  鉄部や木部など、外壁・屋根以外の箇所の塗装作業です。
廃材・ゴミ処理、雑費  工事で出た廃材等の処理をします。

2. 塗装工事の平均単価表

それでは、塗装工事の見積り比較に役立つ「平均単価」をご紹介します。
平均単価はあくまでも相場価格のため、地域や工事内容、業者によって当てはまらない場合もありますので、参考程度に活用してください。

2−1 外壁の場合

工事項目 平均単価
足場設置 600~800円/㎡
高圧洗浄 100~300円/㎡
養生 250~400円/㎡
飛散防止ネット 100~200円/㎡
コーキング(打ち替え・打ち増し) 500~1,500円/m
下塗り 600~900円/㎡
 上塗り塗料 アクリル塗料 1,000円~2,000円/㎡
ウレタン塗料 1,500円~2,500円/㎡
シリコン塗料 2,000円~3,500円/㎡
フッ素塗料 3,000円~5,000円/㎡
無機塗料 3,500円~5,000円 /㎡
光触媒塗料 4,000円~5,000円/㎡
付帯塗装 軒天 800~1,200円/㎡
雨樋 800~1,200円/m
破風板  650~1200円/㎡
雨戸 2,000~5,000円/枚
廃材・ゴミ処理、雑費 1式 10,000~30,000円

※平均単価はあくまで目安です。業者によって価格は異なります。

2−2 屋根の場合

工事項目 平均単価
足場設置 600~800円/㎡
高圧洗浄 100~300円/㎡
養生 250~400円/㎡
飛散防止ネット 100~200円/㎡
縁切り 500円/㎡
下塗り 600~900円/㎡
 上塗り塗料 アクリル塗料 1,000円~2,000円/㎡
ウレタン塗料 1,500円~2,500円/㎡
シリコン塗料 2,000円~3,500円/㎡
フッ素塗料 3,000円~5,000円/㎡
無機塗料 3,500円~5,000円 /㎡
光触媒塗料 4,000円~5,000円/㎡
廃材・ゴミ処理、雑費 1式 10,000~30,000円

※平均単価はあくまで目安です。業者によって価格は異なります。

*縁切りとは

スレート瓦の屋根をローラー等で塗装すると、瓦の重ね目に塗料が入り込み、そのまま乾燥すると重ね目が塞がった状態になります。
「縁切り」とは、塗料乾燥後に塞がった隙間の塗膜を切って、水の通り道を確保する工程のことを指します。

【参考記事】屋根塗装で「縁切り」は絶対に必要!

3. 比較するときのポイント

見積書

主な工事項目ごとの平均単価を確認したら、次はいよいよ見積り比較をします。
平均単価をひとつの目安にすることで、項目ごとの「高い」「安い」が見えてくると思います。

ここで重要なのは、なぜ「高い」のか、なぜ「安い」のか、その理由を知ることです。

高いことや安いことは、必ずしも悪いことではありません。目の前の金額に惑わされず、その理由まで知ることで適正価格を導き出すことが大切です。

3−1 突出して単価が高い場合・安い場合

突出して単価が高い場合

足場設置や高圧洗浄、養生などの工事項目では業者間で価格差が出ることはほぼありません。
これらの工事項目の中で突出して高い単価を出している業者があれば、必ず理由を確認しましょう。

下地処理の単価が高くなっている場合は、ひび割れ補修など劣化の度合いによって作業内容が異なり、それに応じて価格差が出ることがあります。

塗料では、見積書に塗料のメーカー名、商品名が書かれているか確認しましょう。同じアクリル塗料でもメーカー、商品によって単価が異なります。
同じ商品なのに突出して高い単価を提示してくる業者には注意が必要でしょう。

突出して単価が安い場合

足場設置で突出して単価が安い場合は注意が必要です。
足場の設置は法律で定められた資格を持つ足場業者が作業を行う必要がありますが、業者によってはコストを抑えるために自社で簡易的な足場で済ませようとする場合があるので注意しましょう。

塗料の単価が安い場合も、高い場合と同じく、見積書に描かれている塗料のメーカー名、商品名を確認し、安くなっている理由を聞きましょう。
キャンペーン対象品だったり、塗料メーカーと業者との間で特別な仕入れ価格のために安くできている場合もあります。

3−2 大きく価格差がない場合

業者間で大きく価格差がなく、平均単価と比較しても特に差がない場合の業者選びのポイントとしては、工事後の保証やアフターフォローの有無、これまでの施工実績などで評価するといいでしょう。

まとめ

ここまで単価ごとに見る見積り比較についてご紹介をしましたが、業者から受け取る見積書に工事項目ごとの単価が書かれていることが前提となります。
反対に、工事項目ごとの単価が書かれていない、例えば「塗装工事一式」などと書かれているような”一式見積り”では比較のしようもありません。
それどころか、不要な作業が含まれていたり、必要な項目が入っていなかったりするなど、あとから施工不良などのトラブルになる可能性もあります。

工事の詳細が書かれた見積書であること、その上で工事項目ごとの単価を比較すること、この2点は塗装工事価格を比較するときの必須事項です。

ぜひ覚えて、塗装工事価格の比較や交渉に役立ててください。

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