これで全てわかる!ユニットバスリフォーム大解説!

ユニットバス

いまのお風呂をユニットバスにリフォームしたいけれど、費用や工事方法などどこから調べていけばいいものかわからず、判断に迷っていませんか?

ユニットバスにはたくさんの種類があります。トイレと一緒になっていない、浴槽と洗い場だけのユニットバスもあれば、トイレ・洗面台と一緒になった3点ユニットバスと呼ばれるものもあります。

この記事では、ユニットバスにリフォームするために必要な知識を全てご紹介いたします。ぜひ、快適なユニットバスにリフォームするためにお役立てください。

1. ユニットバスにリフォームするための基礎知識

1-1. ユニットバスとは

ユニットバスとは、あらかじめ浴場や天井、壁、床などのパーツを工場で作っておき、現場でそのパーツを組み立てるタイプの浴室のことです。ですので、トイレが一緒のユニットバスもあれば、浴槽と洗い場だけのユニットバスもあります。デザインや機能などのバリエーションが豊富で、水漏れが起こりにくい、冬でも浴室が寒くない、工期が短いなど多くの利点があり、近年主流となってきている浴室です。

1-2. 工事は3日~10日程度で完了

ユニットバスは、あらかじめ工場で作ったものを組み立てて作成するため、工事が短期間で完了します。従来のタイル貼りの浴室からユニットバスに変更するのであれば1週間~10日、ユニットバスからユニットバスへの交換なら3~5日ほどで工事が完了します。工期が短いと自宅のお風呂に入れない期間も短くなり、いまのお家に住みながらの工事も可能です。

1-3. 100万円以下からリフォーム可能

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ユニットバスへリフォームするために必要な費用は、ユニットバスそのものの代金と組み立てや取り付け、浴室の解体などにかかる工事費用の二つです。ユニットバスのリフォームは、従来のタイル貼りのお風呂より工期が短いため、工事費も安くなります。さらに、量産型のユニットバスなどユニットバスそのものの代金も安く抑えることで、70万円ほどからリフォームが可能です。

1-4. ユニットバスへの第一歩は浴室を測ることから

ユニットバスサイズ

ユニットバスは規格品であるため、1216、1616等といわれるサイズや0.75坪、1坪と床面積で表示されます。そのため、ユニットバスのリフォームは、まずご自宅の浴室の内寸を測り、どのタイプが合うのか確認することからはじまります。

【浴室の測り方】

準備するもの:メジャー(2メートル以上あると安心です)、メモ用紙、ペン

① 浴室の幅と奥行きをメジャーで測る。

② 浴室の天井の高さ、窓、ドアの寸法を測る。メモ用紙に窓とドアの位置も一緒に書き込んでおきましょう。

※マンションに多いのですが、天井が平らではなく、梁がある場合は梁の寸法も測る。

③ 内寸からユニットバスのおおまかなサイズを選びます。

中途半端な数字が出た場合、タイルや素材の分狭まっている可能性があるので少なくともその数字より上のサイズになると判断しましょう。

最寄りのショールームに測ったメモ用紙をそのまま持っていき、アドバイザーさんに尋ねるのが一番安心です。

※正確な採寸は、工事前に専門家の方が調査するのが一般的です。

【ユニットバスのサイズ一覧】

サイズ 浴室内寸

(幅×奥行)

特徴
1014 0.75坪 1000mm×1400mm マンション向けの小さいサイズ
1115 0.75坪 1100mm×1500mm
1216 0.75坪 1200mm×1600mm コンパクトなタイプ。浴槽はひざを曲げて入る広さ。
1217 0.75坪 1200mm×1700mm
1317 0.75坪 1300mm×1700mm
1616 1.0坪 1600mm×1600mm 最も一般的なタイプ。浴槽は足が伸ばせて、子供とつかる事もできるサイズ。
1717 1.0坪 1700mm×1700mm
1618 1.25坪 1600mm×1800mm 洗い場が二人並べる広さ。子供と一緒に入る機会が多い、介護が必要な場合に便利。浴槽は1.0坪のものと同サイズ。
1620 1.25坪 1600mm×2000mm
1621 1.25坪 1600mm×2100mm
1624 1.5坪 1600mm×2400mm 広めのサイズ。
1818 1.5坪 1800mm×1800mm

※メーカーによって多少異なります。

ユニットバスにリフォームすると、既存の浴室に比べて内部が小さくなることがほとんどです。さらに浴室の形状などで広さの印象が変わってきますので、ショールーム等で実際に見て、確認しておくことをおすすめします。最近のユニットバスの中には構造上の工夫を凝らして、0.75坪でも大きめの浴槽にできたり、浴室の空間をできる限り広くできるものもあります。

1-5. ユニットバスにリフォームする前の注意点

●浴室が変形している、天井が高いお風呂には不向き

ユニットバスは規格品なので、浴室の形が変形している、または天井が高い等の理由で、設置できない場合があります。もしくは、間取りの変更など大掛かりな工事が必要になり、逆に費用がかさむ場合もありますので気をつけましょう。

●浴槽の形、窓の位置、天井の高さは思い通りに変えられない

ユニットバスに、埋め込み型の浴槽や和風タイプのヒノキ浴槽、猫足バスタブなどを設置することはできません。その他にも、窓からの風景を楽しみたい、太陽の光を浴びる、星空を楽しむといった野外とのつながりを持たせたい場合は、窓やドアを自由に設定できる在来構法がおすすめです。

●追加費用がかかる場合がある

従来のタイル貼りのお風呂からユニットバスに変える場合は、既存の浴室の解体費や廃材の撤去処分費などが必要になってくるため、トータルで100万円以上かかる場合があります。その他にも、床下の劣化が激しく補修工事が必要になったり、ユニットバスとの兼ね合いで脱衣所側のドアや壁を一部改修しなければならなくなったりと追加で工事費用が必要になってくる可能性があります。窓の幅や位置も同様に、ユニットバスにあっていなければ窓の交換が必要になります。

なので、しっかり浴室を調査してもらいあらかじめどういった工事が必要なのか、それに伴っていくら費用がかかるのか洗い出しておくことが重要です。どうしても着工して初めてわかるものもありますので、余裕をもったリフォーム価格にしておくと安心です。工事費についてもリフォーム会社の方としっかり相談しておきましょう。

 

2. ユニットバスの種類

2-1. 戸建て用とマンション用

・特徴

戸建て用は一戸建て、マンション用はマンションにあうよう天井の高さなどを調整されています。マンション用の方は天井が低く、集合住宅用などになると1014などコンパクトなサイズからあります。1.5坪サイズになると戸建て向けのものがほとんどです。サイズが合っていれば戸建てにマンション用を採用することもできます。さらに、マンション用ではなるべく空間や浴槽を広く確保できるように構造に工夫を凝らしたユニットバスも出ています。

・費用(本体のみのメーカー価格)

戸建て用(1.0~1.5坪):60~180万円前後

マンション用(0.75~1.25坪):40~130万円前後

・具体例① TOTO「ひろがる」

TOTO「ひろがる」

参考:http://www.toto.co.jp/products/bath/mansion_remodel_bathroom/feature/04.htm

こちらは、TOTOのマンションリモデルバスルームの特徴の一つである「ひろがる」です。TOTO独自のスリム構造でデッドスペースをなくし、リフォーム前よりも広い浴槽を実現しています。さらに、足元に近づくにつれ浴室の形がシェイプされているのでその分洗い場を広くすることができます。

・具体例② NORITZ「Yupatio HIROY[出窓タイプ]」

ノーリツ「HIROY」

参考:http://www.noritz.co.jp/product/bathroom/hiroy_d.html

NORITZの「HIROY[出窓タイプ]」は、専用の出窓をつけることで増築や間取り変更をせずに既存の浴槽を広くすることができるユニットバスです。戸建てに限りますが、隣家の敷地まで60cmあれば設置できます。さらに、出窓によって、通常のユニットバスでは再現しにくい大きな窓にすることができるため、日の光を取り込みたい、外とのつながりを持ちたいといった方にもおすすめです。

2-2. 1点、2点、3点バス

・特徴

1点ユニットバス

浴槽と洗い場のみのユニットバス。戸建て用、マンション用問わずどのメーカーでも取扱っています。サイズも豊富です。

2点ユニットバス

浴槽と洗い場、洗面台が一緒になったユニットバスです。

3点ユニットバス

浴槽と洗い場、洗面台、トイレが一緒になったユニットバス。マンションや集合住宅(賃貸アパート)向けに多く、コンパクトなサイズからあります。

・費用(本体のみのメーカー価格)

1点ユニットバス:40万円~

2点ユニットバス:45万円~

3点ユニットバス:60万円~

・具体例

1~3点バス

参考:http://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/unit/

これは、LIXILの集合住宅用ユニットバスルームの一つです。サイズは1014から1216まであります。BHが1点ユニットバス、BLHが2点ユニットバス、BLCHが3点ユニットバスということになります。

2-3. メーカーが出すシリーズ、タイプ

・特徴

だいたいどのメーカーも基本性能のランクや特徴、価格の違いで「○○シリーズ」という名称をつけています。さらに、そのなかからまた価格帯や大まかな完成イメージ、取扱いサイズなどによってタイプ分けされています。オプションでテレビやサウンドシステム、ジェットバス機能なども加えることができます。

・費用

約60~220万

・具体例

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参考:http://www.lixil.co.jp/lineup/bathroom/arise/default.htm

たとえば、国内主要メーカーの一つであるLIXILの「Arise(アライズ)」は、空間を最大限に利用しゆとりある広さを目指したロング浴槽や汚れにくく掃除もしやすい素材や工夫を随所に凝らしてあるのが特徴のシリーズです。その中に、さらに高級感のあるデザインのKタイプ(1.5坪や1.0坪向け)やシンプルなCタイプ(0.75坪向け)などサイズやデザインイメージ、標準仕様の違いで6つのタイプあります。タイプごとにさまざまな価格帯(ここでの価格はユニットバス本体のみの価格です)が用意されていますが、それに加えてオプションが11種類ほど用意されています。

 

3. 快適な浴室にするためのリフォームのポイント

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快適な浴室にリフォームするためのポイントは、なぜリフォームするのか目的をはっきりさせることです。目的があるとユニットバスを見る点が絞られて選ぶ時間を短縮することができますし、大幅な予算オーバーも避けられます。

以下の観点を参考に考えてみてください。

3-1. 誰が(誰と)入るのか考える

まずは誰が(誰と)入るのか考えましょう。

子供と一緒に入るのであれば、浴槽だけではなく洗い場も広い方がいいです。介護の必要なお年寄りが入る場合も同様ですが、ユニットバスの色は淡いピンクやオレンジなど温かみのあるものがおすすめです。

3-2. 安全性を考える

誰が入るのか考えたら、その方の安全性を考えましょう。いつか必要だからと浴室に手すりをつけても、子供と入る機会が多い場合、頭をぶつける可能性があります。お年寄りが入る機会が多い場合は、浴室暖房機をつけておくとヒートショックによる事故を防ぐことができます。ヒートショックとは、脱衣所と浴室の大幅な温度差によって急激な血圧変化を招き、心筋梗塞や脳出血、脳梗塞など突然死を引き起こす現象のことです。

3-3. お手入れを楽にする

どれだけ快適な浴室を作っても、年々汚れていけばその快適さは激減します。しかし、湿気によるカビや髪の毛など浴室の汚れは非常に掃除がやっかいです。なので、はじめから汚れにくいものを選んでおくとリフォームしたての快適さを長く保つことができます。どのハウスメーカーでも、浴室のパーツ一つひとつにお手入れが簡単になる工夫を凝らしています。特におすすめなのは排水口です。ユニットバスのトラブルで一番多い原因が排水口のつまりによるものなので、汚れがたまりにくい、お掃除しやすい排水口を選ぶといいでしょう。

3-4. 省エネを意識する

せっかくリフォームするのであれば無駄なものをできる限りなくして、快適さプラスαの効果を目指しましょう。お湯が冷めにくいよう工夫された浴槽や節水なのに体感は変わらないよう工夫されたシャワーなど省エネを意識したものがどのハウスメーカーからも出されています。そういった省エネのものを選んでおくと、光熱費や水道代が安くなり、長い目で見てお得です。

 

4. リフォーム会社の選び方

リフォーム会社を選ぶ際のポイントは、予算内でこんな浴室にしたいという要望に対して最大限の効果を出そうと考えてくれているか見抜くことです。見抜くためには、提案された内容を納得するまで尋ねることが大切になってきます。限りある予算の中でできる限り有効に使ってリフォームをしたいというお客様が多いなか、着実に経験をつんできた会社であれば、お客様の要望からお金をかけるべき場所とかけなくてもいい場所をきちんと説明してくれるはずです。会社の建てた工事の優先順位と自分が考えていた工事の優先順位がその場で異なっていても、プロの視点から考えたものの方が結果として善となる可能性が高く、納得するまで、なぜその優先順位になるのか尋ねましょう。

サイト等で施工実績等を見るのも一つの手です。たとえば、ハーフユニットバスは、施工方法が通常のユニットバスに比べると難しいため、ハーフユニットバスを施工した実績がある程度ある会社を選んだ方が安心です。

まとめ

いかがだったでしょうか。ユニットバスのリフォームがどんなものなかのわかったと思います。さっそく浴室のサイズを測り、この記事を参考に快適なユニットバスを探してみてください。

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