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【徹底解説】外壁タイルの基本知識からメンテナンスまで

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外壁タイル

マイホームを検討していると「外壁タイルはメンテナンスの必要がない」と聞くことがあると思います。「初期費用は他の建材よりも少し高めだけど、メンテナンスのことを考えるとお得」といった営業トークをする営業担当もいるかもしれません。

本当にメンテナンスは不要なのか?と疑問に思った方、正解です。実は外壁タイルもメンテナンスが必要なのです。タイルそのものは、他の外壁材に比べて耐久性が高いのですが、タイル以外の部分で定期的なメンテナンスが必要です。

しかし、メンテナンス費用は他の外壁材よりも安く経済的に済ませることができます。

外壁タイルは、高級感がある一方で値段が高いイメージがありますが、他の建材に比べてタイルそのものの耐久性が高いのでメンテナンス費用を抑えることができ、長く建物を持たせることができます。

この記事では外壁タイルのメンテナンスについて、タイルの基本知識、他の建材と比べた際のメリットやデメリットを紹介します。すでに外壁タイルのお家に住まれている方、これから検討する方必見です。


1.外壁タイルの特徴

外壁タイルに住むとはどういうことなのか、そもそもタイルはどんな素材なのか、デメリットはないのか?などの外壁タイルに関する基本知識と特徴を紹介します。

1-1.外壁タイルの家は「耐久性」と「高級感」がある

外壁タイルといえば、やはり他の建材には出せない「高級感」があります。他の建材とは違い、タイルが1枚ずつ重なっているので、重厚感を感じることができます。

また、「耐久性」に優れています。劣化しにくいのはもちろんですが、高温で焼き固めたタイルはその硬さも特徴のひとつで、キズがつきにくく丈夫です。

タイルは、土や石を約1300℃の高温で焼き固めたものです。元の素材の「土」「石」は、全く劣化せず永久的に残る材料ですので、タイル自体も耐久性に優れ、強い日差しや風や雨にさらされても変色や劣化がしにくいという特徴があります。

また、吸水率が約1%と大変低く、外壁にとって大敵な「雨」から建物を守ることができます。また、寒冷地区では外壁材に染み込んだ水分が凍結して膨張し、外壁にひび割れや破損が生じることがありますが、吸水性の低いタイルではこのような被害の心配はほとんどありません。

素材自体が耐久性に優れたものなので、建物自体も耐久性が非常に高くなります。

1-2.デメリットは「初期費用」

デメリットはやはり初期費用です。耐久性が高い建材なので、やはり初期費用も高くなります。新築時、一般的なタイルを採用しても、1物件あたり約300万円以上の費用がかかります。外装材として一般的なサイディングを採用すると150万円程度ですので、サイディングと比べると施工2回分の費用がかかり、金額が大きいといえます。

1-3.耐震性についても問題なし

耐震性について心配になる方もいるかもしれませんが、耐震テストにクリアしているものは安心できます。また、タイル自体は硬いため、破損してしまう心配はあまりありません。万が一破損してしまっても部分的に補修でき、他の建材よりも補修が簡単です。

しかし、接着剤の役割をしている下地のモルタルは弾力性に欠けているので、建物の動きに追従できない可能性があります。モルタルが建物の動きを吸収できないと、タイルに負担がかかり、結果として浮きや剥がれが発生する恐れがあります。定期的に点検をおこない、確認することが大切です。

1-4.メンテナンスは本当に不要なのか?

外壁タイルはメンテナンスが不要と思われてる方もいるかもしれませんが、メンテナンスは必要です。

タイル自体の耐久性は高くメンテナンスは基本的に必要ありませんが、タイル以外(付帯部や目地など)のメンテナンス費用としておよそ50万円程度必要です。2章で詳しく説明します。

ただし、正しい施工を行わないと施工不良で劣化症状があらわれ余計なメンテナンス費用がかかってしまいます。施工実績があり、信頼できる業者を選びましょう。

外壁をタイルでリフォームするメリットとかかる費用

 

2.外壁タイルでもメンテナンスは必要

冒頭でも述べましたが外壁タイルでもメンテナンスは必要です。タイルそのものは耐久性が高く、長持ちしますが、接着面や目地の部分は劣化するため10年に1度はメンテナンスを行いましょう。

2-1.他の建材に比べてメンテナンス費用が半額以下(50万円以下)

外壁タイルは、非常に耐久性が高く、汚れ・色あせ・変色にも強いため、タイルそのものを交換するといったことは滅多にありません。しかし、タイル同士をつないでいる目地の部分(コーキング)は、劣化していくので10年を目安にメンテナンスが必要です。

メンテナンスは家の大きさによって大きく異なりますが、目安として50万円程度です。具体的なメンテナンス項目としては、目地のコーキングの打ち直し、タイルの洗浄があげられます。

他の建材も外壁タイル同様に10年に1度を目安にメンテナンスが必要です。他の建材の場合、塗り替えやひび割れ補修が必要になってくるため、だいたい100~150万円程度かかります。

メンテナンスのタイミングは外壁タイルも他の建材も同様ですが、長い目で見ると外壁タイルのほうがコストを倍以上安く抑えることができます。

例えば、同じ家に50年間済み続ける場合・・・

10年後20年後30年後40年後50年後
一般的な外装材
(サイディング)の家
塗替1回目
140万円
塗替2回目
140万円
塗替3回目
140万円
塗替4回目
140万円
塗替5回目
140万円
外壁タイルの家メンテナンス
1回目
50万円
メンテナンス
2回目
50万円
メンテナンス
3回目
50万円
メンテナンス
4回目
50万円
メンテナンス
5回目
50万円
累計差額90万円180万円270万円360万円450万円

あくまでも劣化症状がひどくなかった場合の金額ではありますが、50年後のメンテナンス費用は450万円も差が出ることになります。サイディングを張り替えた場合、この差はもっと大きくなります。

外壁をメンテナンスフリーに近づける3つのポイント

 

3.お手入れ方法と補修が必要な劣化症状

メンテナンスフリーではないということが理解できたところで、お手入れの方法を紹介します。どの建材でもお手入れをすることで外壁をよりキレイに保つことができますが、外壁タイルは耐久性が高く汚れにくい性質の為、他の建材よりも頻度は少なくてすみます。

3-1.基本的なお手入れは洗浄

外壁タイルのお手入れは、汚れを水洗いする程度で十分です。外壁に水をかけ、洗車用などの柔らかいブラシやスポンジで汚れを落とします。水をかける際は、窓を閉めて室内に水が浸入しないように気をつけましょう。

掃除をするタイミングは、汚れが目立ってきた時、年に1回程度で十分です。

3-2.タイル表面の白い汚れ

タイル表面の白い汚れは「白華現象(エフロエッセンス)」と呼ばれるものです。タイルの接着面に隙間があり、その隙間から雨水が浸入することで、タイル裏面に施されたモルタルに含まれる水酸化カルシウムが溶け出し、それがタイル表面に流れ出てきたものです。稀塩酸で洗うと簡単に除去はできますが、しばらくするとまたあらわれます。また、自分で除去しようとせず、業者に頼んだほうが無難です。

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3-3.タイルの浮き、剥がれ

外壁タイルの剥離や落下は避けたいところです。実際、正しく施工されていれば滅多に剥離するものではありません。接着剤の質が上がった現代でタイルの施工不良は、経費削減による手抜き工事や経験不足の職人によるものがほとんどです。

こちらは専門業者に定期点検で不具合がないか確認してもらうことが大切です。

3-4.ひび割れ・破損は業者へ相談

外壁タイルの場合、劣化症状を目にすることは少ないかもしれません。タイル自体が劣化することはほぼありませんが、ひび割れや破損を見つけたらすぐに専門業者に相談してください。また、タイル表面の白い汚れやタイルの浮き・剥がれは施工不良の可能性が高いです。早めに専門業者に相談しましょう。

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4.タイル VS サイディング VS モルタル 徹底比較

最後に、他の建材と具体的に比較し、それぞれのメリットデメリットを紹介します。

4-1.サイディングの特徴

サイディングは、大きく分けて金属サイディングと窯業系サイディングの2つに分かれます。様々なデザインがあり、現在新築の約8割で使用されている普及率の高い建材です。サイディングボードと呼ばれるボード状の建材を張り合わせていく工法です。

メリットは、普及率が高く建材を大量生産できるため初期費用が安く仕上げられることです。ボードを張り付けるだけで良いので、職人による出来の良し悪しもあまりなく、手軽に施工できます。デザインの種類も豊富なので、好きなものを選ぶことができます。

一方で、メンテナンスコストが定期的にかかります。ボード表面に塗装されている塗膜が劣化すると、外壁の防水機能が低下してしまい、雨水が家の内部に浸入してしまうので、劣化症状が見られたら塗装や張り替えなどでメンテナンスをする必要があります。

4-2.モルタルの特徴

モルタルは、土やセメントからできており、左官職人さんが仕上げていく日本の伝統的な工法です。昔はモルタル壁の家が多かったのですが、手間がかかることから今はサイディングよりも普及率が低くなっています。

メリットは、完全にオーダーメイドでデザインできることです。職人さんの腕によって仕上げられるので、全く同じ家が仕上がることはなく、手仕事ならではの魅力があります。質感も落ち着いており、サイディングのようなつなぎ目もありません。

デメリットは、職人の腕次第で仕上がりが大きく変わってしまうことです。良い職人さんだと良いのですが、腕の悪い職人だと見た目はもちろん、耐久性も低いものになってしまいます。また、しっかりとした施工をおこなっても、モルタルの素材は土やセメントなのでひび割れが発生します。その為、サイディング同様定期的なメンテナンスが必要です。

4-3.特徴比較表

3つの建材についての特徴は以下の通りです。

建材の種類見た目耐久性初期費用メンテナンス費用特徴
外壁タイル高級感がある高い高い低い重厚感がある家に仕上がる。初期費用は高いが目地部分のみのメンテナンスで済むためランニングコストで考えるとお得。デザイン性と耐久性を重視したい、末永く住む方向き。
サイディングデザイン性が豊富
一般的な住宅
低い低い高い一般的に普及されており、種類も豊富。初期費用は安いが定期的に塗り替えなどのメンテナンスが必要。初期費用を安く抑えたい方向き。
モルタル手仕上げで落ち着いた質感低い
(職人次第)
高い高い左官で仕上げる為職人次第で良くも悪くもなる。職人の手間代がかかるため初期費用は高く、メンテナンスも必要。温かみのある家にしたい方向き。

まとめ

外壁タイルの基本知識とメンテナンスについてお分かりいただけたかと思います。外壁タイルは、耐久性は高いもののメンテナンスフリーではありません。外壁がタイルであっても定期的に点検をおこない、適切なメンテナンスをする必要がありますが、サイディングやモルタルに比べてメンテナンス費用は半分以下で抑えることができます。初期費用は他の建材よりも高いかもしれませんが、メンテナンス費用までトータルで考えると結果的に安く経済的です。短期で取り壊してしまう予定であればサイディングで十分ですが、これから長期で住む予定の場合は耐久性が高くメンテナンス費用が低い外壁タイルが良いでしょう。

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