[プロが解説!]シーリングの上に塗装しても大丈夫?

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RJ_タイトル_「シーリング-塗装」

お住まいのシーリング、しっかり見たことある方はいらっしゃるでしょうか。外壁のシーリングには、「シーリング材の上に塗装する工法」、「シーリング材の上に塗装しない工法」の2つがあります。どちらがいいんだろうと疑問に思い、質問してくださる方もいらっしゃいます。実は、それぞれにメリット、デメリットがあり、どちらが正しいというものでもありません。

本記事では、どんなときにシーリング材の上に塗装し、どんなときにシーリング材の上に塗装しないのかといった点について解説していきます。


1.シーリング材の上から塗装する場合・しない場合がある

先打ちイメージ後打ちイメージ

前述の通り、シーリング材の上を塗装する場合としない場合があります。シーリング材を施工してから塗装する工法(シーリング材の上も塗装)先打ち工法といい、外壁面の塗装を終えた後にシーリング材を施工する工法(シーリング材の上は塗装しない)後打ち工法といいます。それぞれの違いをこの1章では説明します。

シーリングとはなにか?が気になる方は以下の記事をチェックしてください。

補修前に知っておきたいシリコーンコーキングの基礎知識

1-1.シーリング材の上から塗装する場合(先打ち工法)

シーリング材を先に打ってから外壁を塗装すること先打ち工法といいます。

メリット:シーリング材の劣化を保護することができます。また、外壁面とシーリング面を塗装するため、外壁全体が同色で見た目がキレイに仕上がります。

デメリット:シーリング材の上は外壁の動きを柔らげる部分であるため、動きが大きく塗膜が割れてしまう可能性があります。また汚染の問題やシーリング材と塗料の相性が悪ければ、膨れ・剥がれの原因になります。

 

シーリング材の上から塗装する場合
①シーリング材の耐久性が比較的低く、長持ちさせたいとき
②外壁面と色を合わせたいとき
先打ちイメージ

1-2.シーリング材の上から塗装しない場合(後打ち工法)

外壁面を塗装してからシーリングを後に打つこと後打ち工法といいます。

メリット:シーリング材の上で塗膜が割れる・膨れる等の不具合が起きません

デメリット:シーリング材は直に太陽光や風雨にさらされることになるので、塗膜がある場合よりシーリング材の劣化が早くなります。

 

シーリング材の上から塗装しない場合
①シーリング材の耐久性が比較的高いとき
②塗料が比較的硬いタイプのとき

後打ちイメージ

2.先打ち工法、後打ち工法において生じる劣化症状と補修方法

先打ち工法、後打ち工法どちらにしても劣化は起こります。それぞれの工法別の劣化症状と補修方法を紹介します。

2-1.先打ち工法の場合の劣化症状と補修方法

先打ち工法の場合、シーリング材の上に塗膜があるので塗膜の劣化が先に起こります。そのため補修の緊急性は高くありません。見た目が気にならないのであれば、次回の塗り替え時に同時に補修することをオススメします。とはいえ先打ち工法でも塗膜の劣化が起こってから放置し続けると、やがては後打ち工法の場合と同様にシーリング自体の劣化が起こります(詳細な劣化症状は2-2参照)。シーリング自体がひび割れている等の劣化が進行している場合は、内部に湿気や水が浸入してしまうので早めの補修をオススメします(詳細な補修方法は2-2参照)。下記には塗膜のみを補修した場合の参考費用を掲載しております。

劣化症状 補修方法 参考費用
塗膜のひび割れ

塗膜のひび割れ

シーリング材周辺を塗装する 4~6万円
塗膜の剥がれ

塗膜のひび割れ

劣化した塗膜を除去し、シーリング材周辺を塗装する 4~6万円
汚染

汚染

シーリング材周辺を汚染を防止する塗料で塗装する 6~8万円

 

2-2.後打ち工法の場合の劣化症状

一般的に建物におけるシーリング材は建物の動きを吸収する、建物内部に雨水や湿気を浸入させないように防水性・気密性を高めるといった目的があります。劣化したシーリング材では、外壁の動きを吸収したり、水の浸入を防ぐことができません。そうなるとシーリング材を打ち替える必要がでてきます。以下のような劣化症状がある場合は、早めに補修することをオススメします。

劣化症状 補修方法 参考費用
シーリング材のひび割れ

シーリング材のひび割れ

・シーリング材を除去し、新規シーリング材を施工する(打ち替え) 30~50万円
シーリング材の破断

シーリング材のひび割れ

・シーリング材を除去し、新規シーリング材を施工する(打ち替え) 30~50万円
シーリング材の肉やせ

シーリング剤の肉やせ

画像出典先:プロタイムズ仙台北店

・シーリング材を除去し、新規シーリング材を施工する(打ち替え) 30~50万円

費用について詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。

外壁のコーキングを補修する際の費用相場と注意するポイント

2-3.シーリングの補修方法は打ち替えがオススメ

シーリングの補修方法は打ち替え増し打ちの2種類あります。

打ち替えとは、元のシーリング材を除去して新しいシーリング材を施工する方法です。一方、増し打ちとは、元のシーリング材を残したまま上からさらに充填する方法です。

打ち替えと増し打ちどちらがいいのかというところですが、基本的には打ち替えを行ってください。増し打ちを行うのは、元のシーリング材の除去が困難な場合です。それ以外は打ち替えを行う方がよいでしょう。

なぜ増し打ちはオススメできないかと言いますと、元のシーリング材と新しいシーリング材の相性の問題と、柔軟性の違いが影響し、シーリング材の不具合が発生する可能性があります(下図)。

増し打ちによるめくれ

さらには、元のシーリング材があることによって新規シーリング材に厚みをつけることができず、十分な性能を発揮することができません。シーリング材には、性能を発揮するための適正な幅と深さがあります。十分な性能を発揮できないのではシーリング材を補修した意味がなくなってしまいます。シーリング材本来の目的である外壁の動きを吸収したり、水の浸入を防ぐことができないのでは本末転倒です。

打ち替える場合のオススメとしては、シーリング材の耐久性が高いものを選びましょう。ライフサイクルコストを考えるとこちらのほうがお得な場合が多いです。

2-4.打ち替えてさらに塗装する場合のオススメ

打ち替えてさらに塗装したい場合に、オススメのシーリング材と塗料を紹介します。

①シーリング材はノンブリードタイプを使用する

⇒ノンブリードタイプのシーリング材とは、シーリング材からにじみ出る成分が少なかったり、にじみ出にくい原料を使用することで、塗膜へのにじみ出し(ブリード)を抑えたものです。ノンブリードタイプでない場合は、シーリング材の成分が塗膜ににじみ出し、シーリング材上が汚染する原因になります。

②弾性系塗料で塗装すること

弾性系塗料とは、乾燥後の塗膜が比較的柔らかいタイプの塗料です。シーリング材上は動きが大きいため、柔らかい塗膜でないとひび割れなどが発生する可能性が高くなります。弾性系塗料について詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。

弾性塗料を徹底解説!伸びる塗料でヒビ割れ対策!

3.不安なことがあれば早めに塗装業者に相談すべし

シーリング材が劣化している、あるいはその上の塗装が劣化していて大丈夫なのかと不安になったときは塗り替えを行ってもらった業者か、お近くの塗装業者に相談しましょう。すでにシーリング材に劣化症状がある場合は、早めに診断することを推奨します。人間の病気と同じで早期に発見しケアすることが大切です。

まとめ

シーリングの上に塗装がしてあるけど大丈夫なのか、またはシーリングの上に塗装がないけど大丈夫なのかといった疑問にお答えしていきましたが、いかがだったでしょうか。結果的にはどちらのパターンもあり得ます。すでにひび割れ等の劣化症状が発生している場合は、上記の補修方法を参考にし、塗装業者に相談してみることをオススメします。

 

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