「個性の無い、古びたリビングはもういやだ!」「友達に自慢できるような、おしゃれな内装にお家をリフォームしたい!」そんな願望をお持ちのあなたに朗報です。
この記事では、誰もが羨むおしゃれなお家に住みたいという夢を抱くあなたのために、デザイン性を重視した内装リフォームのポイントを成功事例とともに解説させていただきます。
これを読めばあなたも、理想の内装を手に入れるイメージを固めることができるはず!
アイキャッチ画像出典:http://www.houzz.com/
1.内装リフォームの事前知識
本記事ではおしゃれな内装にリフォームをするためのヒントとなる事例を数多く紹介させていただきます。しかしその前に、内装リフォームについての事前知識を抑えておきましょう。いいリフォームは、いい準備から始まるのです。
1-1.内装リフォームの基本的な流れ
それでは内装リフォームの基本的な流れについて説明いたします。
あなたが内装をより良いものにしたいと思い立った時、まずは業者に依頼して現場調査、そして見積りを出してもらいます。一般的にはこの際に複数の業者に見積りを依頼して自分の予算や希望に合ったプランを選び、気に入ったところと契約を結んで着工という流れになります。その後の定期点検などアフターフォローを含めたものが、内装リフォームの一連の流れとなります。
ただおしゃれな内装にこだわりたい方は、業者に依頼する前に一度ご自分の中で具体的なイメージを固めておくことをおすすめします。ご家族としっかり話し合い、「現状の不満点はどこか」「どの部分を改修するのか」「予算はどのくらいか」「どんな雰囲気にしたいのか」などをまとめておくと、いざ依頼する際に非常にスムーズに進めていくことができます。
以下は、内装リフォームの流れを簡単にまとめたものです。
①リフォームのコンセプトを固める
②予算を設定する
③リフォーム業者を選び見積りを依頼する
④依頼したい業者を決めて、契約する
⑤着工・近隣へのご挨拶
⑥完工・引き渡し
これが内装リフォームの基本的な流れになります。美観にこだわった内装リフォームであれば、コンセプトの決定と業者選びはとくに重要になってきます。納得のいくお部屋を完成させることができるように、事前の準備は入念に行いましょう。
1-2.建築士のいる業者を選ぶのがおすすめ
内装リフォームを行える会社は実に数多く存在します。大手ハウスメーカーから地元の工務店、リフォーム専門外者にホームセンターや家電量販店まで。それぞれがそれぞれの強みを持っていますが、「とにかくおしゃれな内装にしたい」とお考えの方は是非、建築士がオーダーメイドでデザインを担当してくれるような業者を選ぶことをおすすめします。
建築士が在籍している内装リフォーム専門店やリノベーション会社、設計事務所などにはデザインを重視した内装リフォームの確かな実績とノウハウがあります。インテリアのコーディネートまで行ってくれる会社であれば言うことはありません。コンセプトや要望を実現させ、その上でプラスアルファの提案をしてくれる業者を選ぶことが、おしゃれな内装への最初のステップとなるのです。
2.自慢できる内装にリフォームするためのヒント&事例集
もしリフォームをするなら、友人に自慢できるくらいおしゃれな内装にしたい。そんなことをお考えの方は多いでしょう。ここでは、あなたが業者に依頼する前にイメージを固めるためのヒントとなるような事例をいくつか紹介させていただきます。
2-1.ヒント① まずはコンセプトをしっかり固めよう
どんなデザインにしてみよう? 予算はどのくらい? どの業者に頼むのか、それともDIYに挑戦してみるのか。いざ内装をおしゃれにリフォームしようと思っても、何から決めればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。そんなあなたに、まずはコンセプトを固めてみることをおすすめします。
コンセプトとはつまり、あなたが思い描く全体的なイメージ。あなたが新しい暮らしに何を求めているのかを考えてみましょう。高級感、清潔感、温もり、他にはない個性……。全体的なイメージが固まってから予算や部屋の面積に合った計画を立てれば、迷走して納得のいく工事ができなかったといった状況を未然に防ぐ事ができます。
以下で紹介するいくつかの事例を参考に、どんな内装にしたいのかイメージしてみましょう。
- ナチュラル
画像出典:Green Goods
- モダン
画像出典:http://simplemodern-interior.jp/
暗めの色を壁紙などの内装材に使用することで、落ち着きのある空間に仕上がっています。スタイリッシュな暮らしに憧れる方は、モダンスタイルを目指してみるのも良いかもしれません。
- ポップ
画像出典:http://www.houzz.jp/photos/2317214
パステルカラーの壁紙と、カラフルなインテリアをコーディネート。自分の個性を存分に発揮したいあなたは、カジュアルでポップなお家にリフォームしてみてはいかがでしょう。
- カフェスタイル
カフェにいるようなリラックスできる空間。家具にもこだわり、キッチンにカウンターを設置するなど工夫を凝らしています。他にも北欧風、山小屋風など、好みの空間に「なりきってみる」という選択肢があります。
2-2.ヒント② 色・質感・形を統一させよう
内装のデザインで最も気をつけなくてはならないのは、全体的な統一感を失ってしまうことです。
最初に決めたコンセプトに従って、「色」「質感」「形」のバランスを意識した内装にしていきましょう。
例えばシンプルかつスタイリッシュな雰囲気をコンセプトとした下の内装では、全体のバランスにこだわって仕上げています。
画像出典:https://minaie.com/basic/interior-coordinate/
色……白と黒がベース。このように吹き抜けがある開放的なLDKの場合、地面に近いほど暗い色、天井に向かうほど明るい色にするとより開放的な印象を持たせることが可能です。アクセントとして置かれたクッションも非常に効果的となっています。
質感……大型のガラス窓や金属の枠などと調和させるため、家具や設備には無機質な印象のものを採用。金属や樹脂など、インテリアも人工的な素材を使用しています。
形……全体的に直線を多用したスタイリッシュなデザインに仕上げています。反対に曲線を多く利用すれば、柔らかな印象の内装にすることが出来るでしょう。その場合は素材も石や木など天然のものに変わります。
2-3.ヒント③ 内装リフォームはインテリア選びから始まる
デザインにこだわったお部屋にしたい場合、内装材をインテリアから逆算して選んでいくと調和の取れた住空間をうまく実現することができます。逆に内装リフォームをしてから家具を選定するとなると、なかなかいいものが見つからないばかりに、どこかチグハグな印象になってしまいがちです。色使いを意識して、まずは全体のイメージからしっかりと固めましょう。
- お気に入りの家具に合う内装にリフォーム
既にお家にお気に入りのインテリアがある場合、それにうまく調和する内装にリフォームするという手があります。全体的なバランスが取りやすいだけでなく、家具に対する愛着もより強くなるでしょう。
- インテリア選びと内装デザインは同時に行う
画像出典:http://simplemodern-interior.jp/
インテリアや装飾品選びを内装のデザインと同時に行うことで、調和がとれた空間にすることができます。リフォーム業者にデザイナーがいる場合は、全体的なイメージを伝えて相談してみることをおすすめします。
2-4.ヒント④ 最も人気でお手軽な壁紙・クロスの交換
部屋の印象もっとも劇的に変えてしまうのが壁紙や天井クロスの張替えです。内壁を新築同然の見た目にするだけでなく、色使いによっては雰囲気をガラッと変えることも可能です。また比較的施工の難易度も低く、通販サイトなどで購入した壁紙を自分で交換することも可能です。
ここでは、壁紙・クロスの交換を活用しておしゃれなお部屋にすることに成功した事例をいくつか紹介します。
- グレーの壁紙で上品な仕上がりに
一般的に、白を基調とした部屋は開放感があり、黒系の色をベースにすれば重厚感を醸し出すことが出来ると言われています。このように薄いグレーを壁紙に使うことで、シックで落ち着いた印象のリビングに変えることが可能です。
- アクセントクロスを効果的に使う
画像出典:http://simplemodern-interior.jp/
一面だけ違う色の壁紙を使う「アクセントクロス」を効果的に取り入れた事例です。インテリアまで含めた色使いを考えなければなりませんが、うまく合わせることができれば非常におしゃれな仕上がりになります。上級者向けのテクニックと言えるでしょう。
- デザイン性の高い壁紙を使う
画像出典:http://simplemodern-interior.jp/
イエローのストライプ柄の壁紙によって、明るい雰囲気のリビングになっています。このように模様が施された壁紙をピンポイントで使うことで、部屋にメリハリを出すことができます。
壁紙・クロスの張り替えについてはこちらの記事でも詳しく解説されています。どうぞご参考にして下さい。
2-5.ヒント⑤ 床材はとにかくいいものを使おう!
おしゃれな部屋にリフォームする上で意外と大切なのがフローリング。どのような床材を使うかによって、部屋の雰囲気は大きく変わります。木の質感にこだわった床であれば内装は全体的に柔らかな印象になりますし、石材を使えば高級感を醸し出すことが可能です。
- 人気の無垢材を活用して温かみのあるお家に
画像出典:http://lifep.net/contractor/portfolio/88
ピカピカとした合板仕様のフローリングに比べて、木材をそのまま利用する無垢材は非常に人気で、素材感を重視したナチュラルテイストなお部屋には最高にマッチします。パイン材などの安価なものから、ひのきやローズウッドなど色や質感は様々。施主のこだわりが強く出る部分だと言えます。また最近では、合板に薄く切った木材を貼り付ける「突き板複合フローリング」という床材もありますので、あなたの理想にもっとも合ったものを選びましょう。
- フロアタイルを貼って海外風のダイニングに
画像出典:https://kaumo.jp/topic/37809
タイル張りの床に憧れていても、賃貸住宅の場合などではなかなか難しいと思います。そこでおすすめするのがフロアタイル。いわゆるビニル床タイルのことで、様々な材質を凹凸まで細かく表現できるバリエーション豊富な内装材です。種類もタイル調だけでなく木目調から石調まで様々で、ボンドで接着するだけであるため場所も選びません。
2-6.ヒント⑥ 照明を変えるだけでお部屋の印象が変わる
細部までデザインにこだわった内装でも、照明器具ひとつで印象はガラリと変わってしまいます。光の色や明るさ、今流行の間接照明、照明器具そのもののデザインなどとても奥が深く、緻密な計算が必要になる部分です。
- ダウンライト&間接照明でワンランク上の空間に
画像出典:http://www.eco-house21.com/jirei/mansion/100090018/index.html
一般的によく使われているシーリングライトからおしゃれなダウンライトに変更。間接照明による柔らかな光も加わった、計算しつくされた空間です。
- ユニークな照明器具が印象的なダイニング
画像出典:http://simplemodern-interior.jp/
照明器具そのものをインテリアにしてしまう場合、天井や壁、床のデザインまでをトータルで考えると効果的です。上手なレイアウトができているお家には友達を呼びたくなりますよね。
2-7.ヒント⑦ デザイン性と収納力を両立するアイデア
おしゃれな内装を追い求めるあまり、生活における便利さを失ってしまう……、そんな事態は避けたいところ。そこで、デザインのおしゃれさと収納力を兼ね備えることに成功した事例を紹介させていただきます。
- 便利なオーダーメイド壁面収納
画像出典:http://sanzai.seesaa.net/archives/20070205-1.html
壁際のスペースを有効活用し、かつデザイン性も高く人気なのが壁面収納。オーダーメイドでお部屋のサイズに合わせて作れば、内装のアクセントとしても機能します。
- 階段下の収納もインテリアに変えてしまう
画像出典:http://jpincheira.blogspot.jp/
便利な階段下の収納ですが、リビングに面している場合はあえて扉を付けずに「見せる収納」にしてしまうというアイデアも。余ったスペースを有効活用するだけでなく、このような遊び心があるお家なら生活が楽しくなりそうです。
2-8.ヒント⑧ 夢を叶える大規模リノベーション
柱と梁によって構成される、いわゆる在来工法の住宅にお住まいの方にとって、住宅を一度スケルトン(間取りを全て取り除き、柱だけがある状態)にして、大規模なリフォームを行うことは大きな夢なのではないでしょうか。ここでは、中古住宅をリノベーションしてこだわりを実現させた事例を紹介します。
- 3LDK→1LDKに。開放感のある明るい住空間
画像出典:http://www.okuta.com/jirei/jirei/201210/031820.html
間仕切りを取り払い、開放感のあるお家に。家事をしながらお家全体を見渡すことができる、温かさにあふれた空間に生まれ変わりました。
2-9.ヒント⑨ 番外編:DIYでの内装リフォームを趣味にする
DIYによって内装を自分たち好みのデザインにコツコツ変えていくことをライフワークとしている方も多くいらっしゃいます。最後に、自分たちの手で理想の内装リフォームを実現した事例を紹介します。
- ホームセンターに通い、楽しみながら内装リフォーム
画像出典:http://www.ur-net.go.jp/kansai/diy_house/case/002/
ホームセンターにある材料だけでおしゃれなお部屋に生まれ変えることができた事例です。DIYに取り組むこと自体がライフワークになり、試行錯誤を重ねながら理想のお家を実現させています。
まとめ
いかがでしたか?
本記事では内装リフォームの基礎知識と基本的な流れ、そしておしゃれな内装デザインを追求するためのヒントの数々を紹介してきました。「真似してみたい!」「参考になった」と思うようなものはありましたでしょうか。この記事が、おしゃれな内装にリフォームしたいとお考えの皆様の背中を押すようなものになっているのであれば幸いです。まずはご自分の中でしっかりとイメージを固め、業者に要望を遠慮無くぶつけて理想の暮らしを実現していきましょう!