クロスの張替えを行う上で押さえておくべき7つのポイント

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壁紙

クロス(壁紙)は居間や脱衣所、トイレなど家のあらゆる部屋に貼られている、必要不可欠な内装です。
そんなクロスについて、「気分を変えて、色の違うクロスにしてみたい」「既存のクロスの汚れや剥がれが目立ってきたから張替えたい」など、張替えを検討している方は多いのではないでしょうか。
そして、実際にクロスを張替えるうえで「費用はいくらかかるの」や、「自分で張替えるにはどうすれば良いの」といった悩みや、賃貸住宅にお住まいの方は「クロスを張替えて良いのか」など気になることがたくさんあるかと思います。

そこで、今回の記事では、クロスを張替えるうえで知っておきたいポイントを解説します。
クロスの張替えを検討する上でぜひ参考にして下さい。

アイキャッチ画像出典:http://www.sangetsu.co.jp/case/detail/info9102/

1. クロスの張替えを行う前に考えておきたいポイント

クロスの汚れが気になったり、剥がれてきたなど、問題が発生したため、クロスの張替えを行いたいという方は多いかと思いますが、クロスの張替えを行う際には、まず次のポイントを押さえておく必要があります。

①クロスの素材・種類・機能を理解する

部屋別にどんなクロスで張替えればよいのか理解する

業者に依頼するのか、自分で張替えするのか決める

 

①クロスの素材・種類・機能を理解する
一言に「クロス」と言ってもビニール製のものから紙製のものまで様々な種類があり、それぞれ風合いや価格も異なります。また、防カビ性・防汚性や表面の強度が高いなど、様々な機能性を持つクロスがあります。まずはどんな素材、機能があるのか理解するようにしましょう。

②部屋ごとにどんなクロスで張り替えればよいのか理解する
クロスの張替えで一番楽しいのが「色選び」。どんな色で張替えるか、考えるだけでワクワクしますよね。しかし、この色選びも慎重に考えたいところ。リビングの全面を赤色すると、落ち着かなくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。部屋ごとに似合う色やおすすめの色は異なります。張替えしたい部屋にはどんな色が似合うのか、しっかりと理解してから張替えに臨みましょう。

③業者に依頼するのか、自分で張替えするのか決める
業者に依頼して張替えをするのと、自分で張替えを行う(DIY)のとでは、かかる費用や仕上がりが異なります。費用を重視して自分で施工するのか、綺麗な仕上がりを重視して業者に依頼するのか、費用面や仕上がり面を考慮するようにしましょう。

以上の3つのポイントをまず押さえましょう。第2章以降は、それらのポイントについて詳細を解説します。

 

2.クロスの種類について知ろう

まずは、クロスにはどんな素材があり、どんな種類のモノがあるのか、お伝えします。

2-1. クロスの素材

●ビニールクロス

ビニールクロスは塩化ビニル樹脂などを主原料とするビニールシートに紙などを裏打ちしたものです。他の素材に比べて安価で、耐久性が高いため、クロス素材の中でも多く使用されている素材です。色やデザインが豊富なのも魅力の一つですが、年数が経過すると剥がれが生じやすいため、定期的に交換する必要があります。

●紙クロス

和紙、ケナフなどを原料としたクロスが紙クロスです。紙は音を吸収し、空気を通す素材です。ビニールクロスよりは高価になりますが、紙ならではの柔らかい質感を楽しめ、和室などに使用すると和室ならではの風合いを感じることができます。

●織物クロス

織物クロスはレーヨン、絹、麻などで作られるクロスで、平織りや綾織りなどがあります。ビニールクロスと比べて高級感がありますが、高価で、ホコリを吸着しやすく、定期的に掃除やメンテナンスが必要です。長い期間使用したいという方にオススメのクロスです。

●その他のクロス

紙や珪藻土を混ぜて作られる珪藻土クロス、金属やガラス繊維を原料とする無機質クロス、天然木やコルクなどを紙と貼り合わせた木質系クロスなどの種類があります。

様々な素材のものがありますが、価格的なものや様々なところに使用できる汎用性から、「ビニールクロス」が多くの部屋で使用されます。

 

2-2. クロスの種類

クロスにはのりのついていないタイプ、生のりつきのタイプ、シールタイプ、水で張れるタイプなど、様々なタイプがあります。それぞれの特徴やメリットをご紹介します。

●のりなしタイプ

壁紙の裏にのりがついていないタイプのクロスです。貼りたい箇所にだけのりをつけて貼ることができます。少しずつ壁紙を貼りたい方におすすめです。しかし、のりが付いていないことで、のり付きの壁紙に比べると破れやすいというデメリットもあるため、2人以上での作業することをお勧めします。ホッチキス、マスキングテープ、両面テープなどを使うと、あとからきれいにはぐこともできるため、賃貸でも使用可能です。

●生のりつきタイプ

裏にのりがついているタイプのクロス。セロファンを剥がしながら、壁に貼り付けていくタイプです。のりが乾燥しきるまで貼り直すことが可能で、気泡をつぶす作業も楽にできます。のり無しのタイプとは違い、一人での作業におすすめといえます。

●既存のクロスの上から張れるシールタイプ

裏がシールになっているクロスで、既存の壁紙の上からも貼ることができます。張りなおすことはできますが、粘着力は若干弱くなるのが弱点です。壁の一部分に壁紙を張りたい場合などにオススメの壁紙です。

3. クロスを選ぼう!

クロスは様々な色味や柄があり、自分の好みに合わせて選択できるのも魅力の一つです。本章では、どんな色があり、どんな特徴があるのか、どんな機能があるのか解説してから、建物の中の各部屋にはどんなクロスを選べばよいのか、ご紹介します。

3-1. 色や柄からクロスを選ぶ

●ホワイト系

ホワイト系のクロスは、清潔感を与える効果があり、居間やトイレなど幅広い用途で使用されます。清潔感を際立たせたい、光が届きにくい場所を明るくしたい、という方にオススメのクロスです。

●ベージュ系

ホワイト系のクロスと似たような色味ですが、ホワイト程は明るさがないため、蛍光灯のもとでもまぶしく感じることは起こりにくいです。白熱灯のある部屋に使用すると落ち着いた印象にすることができるでしょう。

●ブルー系

ブルー系は落ち着きや、安らぎを与える効果があります。トイレや脱衣所など水回りに貼ることで、清潔感を演出でき、明るい印象を持たせることもできます。また、海や空をモチーフにした柄のモノを子供部屋に施すことで、ユーモラスで楽しげな雰囲気を演出することもできます。

●グリーン系

自然や調和の印象を与えるグリーン系のクロス。目に優しく、心身ともにリラックスさせてくれる効果があります。寝室やトイレに使用するとリラックス効果を出すことができ、落ち着いた雰囲気にしてくれるためオススメです。

●オレンジ系

温かみとカジュアルさを演出してくれるオレンジ系のクロス。全面に貼らず一面に貼るだけでも、明るい印象の部屋を演出することができます。キッチンや水回りへの使用をおすすめします。

●ブラック・グレー系

ブラックやグレー系のクロスは重厚感やかっこよさを演出してくれます。壁4面に貼ると重い印象を与えてしまう為、1面だけに使用すると効果的です。重厚感、高級感を演出したい方にオススメのクロスです

3-2. 機能からクロスを選ぶ

クロスはただ貼るだけの装飾品ではありません。最近では、汚れ防止機能や消臭機能などの優れた機能を持つクロスがあり、多く使用されています。その機能とどんな部屋に使用すれば良いのか、用途をご紹介します。

●抗菌機能
大腸菌や黄色ブドウ球菌など有害とされている菌の繁殖を防ぐ抗菌性のフィルムをラミネートすることで、抗菌性を発揮します。
トイレや玄関など、菌が発生しやすい場所にオススメのクロスです。

●消臭機能
消臭剤を配合することで臭いを消すタイプのモノと酸素などを利用して臭いを分解して消臭するタイプのモノがあります。消臭剤配合タイプのクロスは、臭いを消す力自体は高いですが効果が長持ちせず、価格は一般的な物とほぼ同じです。臭いを分解するタイプのモノは、消臭剤配合タイプのものより効果は低いものの、効果は長持ちします。トイレや玄関など、臭いがつきやすい場所にオススメのクロスです。

●表面強化機能
引っ掻き傷に強いフィルムを表面に貼ることで、引っ掻きキズに対して一般ビニールクロスの約10倍の強度を発揮することはできます。表面強化タイプを使用することで犬や猫などの爪によるキズにも効果があります。ペットとともに生活する住宅、モノの移動が多く、壁にものをぶつけやすい部屋などにオススメのクロスです。

●汚れ防止機能
壁紙表面にフィルム加工を施すことで汚れが落ちやすい仕様にしています。汚れ防止のフィルム加工を施しているモノは抗菌・消臭・表面強化効果を併せ持つものがほとんどで、「臭いが付きにくい、汚れが付きにくい、キズが付きにくい」というクロスに求められる機能を全て発揮します。

●抗アレルゲン機能
ダニの死骸やペットのフケ、花粉といった住宅の中を浮遊しているアレル物質を吸着・抑制し健康的な環境を作り出すことができるクロス。花粉が入りやすい玄関、喘息持ちのお子様の部屋などに使用することをお勧めします。

 

4. クロスの張替え費用を知ろう!

クロスの張替えを行なった場合の費用について詳しく知りたい方は多いのではないでしょうか。本章では、業者に依頼した場合と自分で張替えを行なった場合(DIY)の費用の違いについて説明します。また、費用や仕上りの良さを含めて、業者に依頼した場合とDIYの場合のメリット・デメリットについても詳しくお伝えします。

4-1. 業者に依頼した場合の費用相場

ビニールクロスを使用して6畳の部屋を張替える場合、壁紙代・工事費・既存壁紙の処分代などを入れて、4~6万円ほど必要となります。
費用は、「メートル単価」で算出する場合と「平米単価」で算出する場合があります。同じ面積の施工であっても、メートル単価の表記の方が安価に見えるため、メートル単価で表記しているリフォーム会社が多いようです。しかし、一概に単価が安く見えてもトータルが安いというわけではなく、多くの業者に見積りを依頼するのが良いでしょう。

メートル単価と平米単価の比較

メートル表記 平米表記
クロスの単位基準 0.9×1m※ 1m×1m
費用単価の表示例 900円/m 1,000円/㎡
10mの金額 9,000円 10,000円
9㎡の金額 9,000円 9,000円

※クロスはロール状になってリ、幅が約0.9mのため。

 

●業者に依頼した場合の特徴
素材や壁紙の薄さに次第では壁紙代や工事費が変動します。自分で張替えるよりは費用が高くなりますが、短い時間できれいな仕上がりにすることはできますし、ごみ捨て・掃除などの処分、後片付けの心配をする必要がない、というメリットもあります。

 

4-2. DIYの場合の費用相場

生のりタイプのビニールクロスを使用し、6畳の部屋を施工することを想定した場合の費用相場をお伝えします。
壁紙本体、はさみ(カッター)、上記、なでバケ、竹べら、ジョイントローラー、スポンジ、コーキング材、メジャー、などが必要となりますが、これらの道具一式でそろえて、セット販売していることも多くあります。費用相場としては1万円前後です。

そのため、DIYの場合の費用は1万円前後が必要となります。必要な道具や施工方法については、第4章で詳しくお伝えします。

●DIYの場合の特徴
DIYの良さは低予算で自分の思い通りに張替えできる点にあります。しかし慣れない作業の為に仕上がりが汚くなったり、後片付けや既存のクロスの処理にも時間がかかる、というデメリットもあります。

 

4-3. 業者に依頼するのと、DIYはどちらが良いの?

最後に業者に依頼する場合とDIYの場合のメリットとデメリットをお伝えします。どちらで張替えしようか迷っている方はぜひ参考にしてください。

メリット デメリット こんな人にオススメ!
業者への依頼の場合 ・綺麗に仕上がる
・剥がれなどが起きるリスクが低く、長く使用できる
・費用がDIYに比べ多くかかる ・比較的費用に余裕があり、綺麗な仕上がりにしたい、という方
DIYの場合 ・安価で施工できる
・自分の思いどおりに張替えができる
・きれいな仕上げが難しい
・剥がれが起きるリスクがある
・安くで張替えを済ませたい方
・自分の思い通りに張替えしたい方

 

5. おすすめのクロス事例のご紹介

5-1. 部屋別のおすすめクロス

建物の中には様々な部屋があり、それぞれの部屋でクロスの色や機能などをしっかりと考慮しながらクロスを選んでいきたいものです。そこで、最後にそれぞれの部屋でどんなクロスを選べば良いのか、まとめてご紹介します。

部屋名 特徴 オススメの色 機能
寝室・プライベートルーム 一日の疲れを癒す寝室には、癒し効果のある薄い青色や白色系の壁紙の使用をお勧めします。 ・青
・白
・消臭
・調湿
子供部屋 子供部屋のクロスを選ぶ際には年齢や性別を考慮して色を選ぶと良いでしょう。
小さい子供の場合、薄いピンクや青色のモノを使用するとかわいらしさを演出できますし、
柄のクロスを使用すると、より一層かわいらしい部屋を演出できます。
 ・薄いピンク
・青
・防汚
・抗菌
・抗アレルゲン
・表面強化
トイレ トイレは清潔さを保ちたい空間。防臭・抗菌・防汚効果を持つクロスを選ぶことをお勧めします。
色的には、白や青などを選ぶと清潔感を演出することができます。
・青
・白
・防汚
・消臭
・抗菌
・撥水
・防カビ
キッチン キッチンは毎日使うため、汚れが付きやすく、水回りのためカビが生えやすい場所です。
だからこそお手入れしやすい防汚・防臭・防カビ・表面強化タイプの機能が付いているモノを使用することをお勧めします。
・ベージュ系
・ 淡いオレンジ
・白
・防汚
・消臭
・抗菌
・表面強化
洗面所・脱衣所 洗面所や脱衣所は汚れがつきやすく、カビが生えやすい部屋です。
防カビ性や防汚性のあるクロスが良いでしょう。
・白 ・防カビ
・防汚
玄関・廊下 来客があった際に家に入って一番最初に目に入る場所が玄関。
家全体の印象を決めるといっても過言ではありません。
そんな玄関にはイメージが良くなるような白やベージュ系の色を選びましょう。
・白色
・ベージュ系
・抗菌
・消臭
・抗アレルゲン

部屋別のクロスについて、具体的にイメージをもっていただくために、事例をご紹介します。

①寝室・プライベートルーム ~白系統の色で落ち着いた空間を演出~

Keith Avenue

②子ども部屋 ~青で爽やかさを演出~

Playroom / Guest Room

③トイレ ~白系統の色で落ち着ける雰囲気に~

Spruson Street

④キッチン ~食欲が湧くような暖かいの色がおすすめ~

Woodland Residence

⑤洗面所・脱衣所 ~薄いピンクや青色がおすすめ~

Ave G

以上、クロスの事例をご紹介しました。次の章では一味違うおしゃれなクロスをお望みの方向けの事例をご紹介します。

5-2. 部屋別!おしゃれなクロス張替え事例

白系や青色、薄い緑の色のクロスを使用して張替えすると、綺麗な色に仕上がりますが、アクセントカラーとして明るい色のものを使用したり、柄物のクロスを使用すると、一味違うデザイン性のある仕上がりになります。本節では、部屋別にそんなおしゃれなクロス張替え事例をご紹介します。

①寝室・プライベートルーム

●月の柄を使用することで落ち着きとオシャレさが一段とアップ
月の柄のクロスを使用すると、夜の落ち着きある空間を演出できます。単色のモノとは違いオシャレさを出すこともできます。

 

●木目調のクロスをアクセントに
木目調のクロスは全面に貼ると、暗く重たい雰囲気になってしまいますが、白いクロスの中で一面だけ木目調にすると、アクセントになり落ち着いた雰囲気にすることができます。

 

②子供部屋

●年齢や性別を選ばない3色使いのクロス

子供部屋は、明るい色のものや柄のモノを選ぶことが多いですが、3色のストライプのモノを使用するのもオススメです。
年齢や性別を選ばないデザインで、かわいらしさだけでなく、オシャレさも演出できます。

 

●絵などを飾りたい場合はシンプルなクロスがオススメ
絵画や人形を飾る棚を配置したい場合、シンプルで薄い色のクロスを選ぶと、装飾品が映えてまとまりのある部屋になります。

 

③トイレ

●レンガ調のクロスをワンポイントで

レンガ調のクロスをワンポイントで使用するとまるでレストランのような高級感、オシャレさを演出できます。

●暗めのクロスを使用してさらなる落ち着きを

全体を暗めのクロスで揃えると、重厚感と高級感を与えることができます。

 

④キッチン
●オレンジ色をアクセントで使うことで楽しさを演出

オレンジ色や赤色などの鮮やかな色を使用すると、料理をするのが楽しい雰囲気のキッチンに。
●レンガ調のクロスでカフェ風のキッチンに

レンガ調のクロスはどんな部位に使っても一味違う楽しい雰囲気を演出できますが、キッチンに使うと、カフェやバル風のおしゃれな雰囲気にできます。

⑤洗面所・脱衣所

●タイルシールを使って涼しさと明るさを
クロスとは違いますが、簡単に張れるタイルシールと使うと涼しくて明るい雰囲気にすることができます。
●薄いピンクで華やかさを
洗面所は湿気の溜まりやすい場所の為じめじめした環境になりやすいです。ピンクを使うことで、湿気を感じないような華やかさを演出できます。

 

6. DIYしたい方必見!クロス張替えの方法

クロスを自分で張替えたい!という方向けに手順と綺麗に張替えする為のポイントをお伝えします。今回はクロス張替えの中でも簡単な生のりタイプのものを使った場合の方法をご紹介します。

6-1. 用意する道具

●クロス本体
●壁紙施工道具セット
(カッター、ナデベラ、竹べら、ジョイントローラー)
●脚立
●その他
鉛筆、スポンジ、バケツ、ドライバー、メジャー、乾いた雑巾、紙やすり、パテ、パテベラ

 

6-2. 張替える前に既存のクロスを剥がそう

既存のクロスがビニールクロスの場合、その既存のものを剥がして新しく張替えたほうがより綺麗な仕上がりになります。まずはより綺麗に仕上げるための処理の方法をご紹介します。
【使用する道具】
・カッター
・ヘラ
・紙やすり
・パテ
・パテベラ

【手順】
①既存の壁紙を剥がす
古いクロスの表面のビニール層を剥がしていきます。深く剥がしすぎて下地を傷めないようにしましょう。

②下地処理で下地を平坦にする
壁紙の裏紙が残ると、段差が出てきてしまいますので、その段差を埋めるように段差の部分のみパテをパテベラで薄くのばし、壁を平滑にします。
そしてパテベラで平滑にした後は、よく乾燥させ紙やすりでさらに滑らかな表面にしてください。

下地を平滑にした後はいよいよクロス張りです!

6-3. 張替えの手順

【使用する道具】
・ドライバー
・ヘラ
・紙やすり
・パテ
・パテベラ

【手順】
①ドライバーを使用してコンセント差し込み口などの隣り合うものは全て外す
コンセントの差し込み口、カーテンレール、フックなどの、クロスと接しているものは全て取り外すようにしましょう。ちなみに、クロスの張替えと同じタイミングで、これらのものを取り替えるとより綺麗な見た目になります。

②クロスの裏側のフィルムを剥がす
全てのフィルムは剥がさずに、50cm程度だけ剥がして、貼りながら徐々に剥がしていきましょう。

③空気を抜きながら張り付ける
ハケを使用して、中に入っている空気を抜いていきましょう。ここで空気を抜き忘れると見た目が悪くなります。

④余ったクロスをカットする
指先で隅の法をなでて軽く折り目を付けます。その後竹べらでしっかりと折り目を付け、次に上下の横に折り目を付けます。
ヘラを角に当てながらカッターも同時にスライドさせ切っていきましょう。カットした後、余分な壁紙を取り除いたら、スポンジで周りについたのりを拭き取っていきましょう。

以上でクロスの張替えの完成です。

 

6-4. DIYで張替えする際に失敗しないためのポイント

①周辺の家具やパソコンは養生する

クロス張替えを行う際、パテがけという下地を平滑にするための処理を行うのですが、その際に出る粉は部屋の中に飛び散ってしまいます。その粉がパソコンの中に入ってしまうと故障の原因になってしまいますし、家具に飛び散ると汚くなり拭き掃除などの余計な手間がかかります。
そこで、クロスの張替えを行う際には、ビニールシートのようなものを家具やパソコンなどにかける養生と呼ばれる作業を行う必要があります。養生しても、必ずしも粉の浸入を防ぐことができるわけではないので、パソコンは他の部屋に移動させておくと、より確実かもしれません。

②壁紙と一緒にリフォームしておくべきものを見落とさないよう注意

クロス張替えの失敗の中でも一緒にリフォームしておくべきものを見落としてしまう、という失敗はよく見られます。例えば、コンセントの差し込み口が古いままになっている、などの失敗です。せっかくクロスを新しくしたのに、コンセント差し込み口だけ古くなっていると、見た目が悪くなってしまいます。またエアコンや照明器具なども古いものをそのまま使用することで、その古い部分だけが目立ってしまい、逆に部屋の印象を悪くしてしまうこともあります。
クロスの張替えを考える際は、他に新調したほうが良いものや取り替える必要があるものを全て洗い出すようにしましょう。

③ツギハギにならないように、張り替えする箇所は見定める

例えば、玄関のクロス張替えを行う場合、隣り合っている廊下の張替えも検討しなければなりません。廊下と玄関がツギハギにならないようにする為です。隣り合っている箇所を施工する際は、同じ色で同じデザイン、同じ素材のものを使用しないと違和感のある仕上がりになってしまいます。綺麗で統一感のある仕上がりにするためにも、張替えする箇所を見定めて施工するようにしましょう。

 

7. 【補足情報】クロスを長く美しく保つメンテナス方法

日頃クロスのメンテナンスを行なっている方はあまりいないのではないでしょうか。クロスはメンテナンスを怠ると、汚れがこびりついたり、カビが発生したりする為、早期に張替えすることになってしまいます。
ここでは、張替えを行う前に、日頃から自分でできるクロスのメンテナンス方法についてご紹介します。汚れの少ない美しい壁紙を長持ちさせたい方や、剥がれが起きた際の対処方法など、ぜひ参考にしてください。

7-1. カビの対処法

カビは見た目の問題だけではなく、アレルギーや喘息などの病気にもつながってしまうため、注意が必要です。

〇カビを防ぐためには
カビは水分や養分があることで発育してしまいます。そのため、日頃から
・換気を行う ・汚れを取り除く ・温度や湿度の上昇を抑える などを行い、カビが発生しづらい環境を作るようにしましょう。

〇カビが発生した場合の対処法
カビ除去剤をスプレーし、スポンジでこするようにしましょう。

7-2. 結露の対処法

結露や湿気の上昇はクロスの剥がれ、シミ、カビの原因となってしまいます。

〇結露を防ぐためには
結露は、室内の温度と外気の湿度の差が大きくなることで発生します。そのため、こまめに換気するようにしましょう。水廻りや収納などの湿気がたまりやすい場所は、特に除湿機や吸湿剤を使用することが重要です。
また、水廻りや収納の場所には、湿気に強い調湿機能のあるクロスを選ぶと良いでしょう。

7-3. 剥がれの対処法

部分的な剥がれであれば、ゴミやホコリを除去したあとに壁紙の裏に、のりやボンドを塗ることで再度貼ることができます。
しかし、剥がれてから時間が経っている場合、クロス自体が硬くなってしまっている場合があります。その場合、のりやボンドでは付着しませんので、早期に全体を張替えることをおすすめします。

 

まとめ

今回はクロスの張替えを行なう前に知っておきたい、クロスの種類、素材、費用、DIYの方法など様々なことをお伝えしました。クロスの張替えを行なう上でまず押さえておきたいのが、「張替えたいと考えている部屋には、どんな機能を持つ何色のクロスが良いのか、はっきり理解しておくこと」です。よりおしゃれなクロスにしたい方は、インターネットなどで、おしゃれな事例を多くみて仕上りのイメージを膨らませてください。

実際の張替え作業に関しては、シワや剥がれの内、きれいな仕上りを希望の方はぜひ業者に依頼してみてください。時間に余裕がある方はDIYに挑戦するのも一つの手です。

ぜひこの時期を参考にしていただいて、自分の好みや予算に合った壁紙を選び、素敵な内壁を目指してください!

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