壁紙のリフォームを大解説!壁紙選びの3つのポイント

壁紙

「壁紙をリフォームしたいけど、どんな壁紙がいいんだろう。」

「自分でリフォームできるのか、業者に頼んだ方がいいのかわからない!」

壁紙をリフォームしたい気持ちはあるものの、わからないことだらけで手を出せずにいませんか?

DIYがブームの昨今、壁紙はデザイン性はもちろん、機能性や質感のバリエーションも豊富なものも増えてきました。
中には初心者でもきれいに貼れるよう工夫されたものもあれば、貼るのが難しく、専門の業者に頼んだ方がいいものもあります。

数が多ければ多いほど、どの壁紙がいいのか迷ってしまいますが、それぞれの特徴を知っていれば自分の要望に沿った壁紙を簡単に見つけることができます。

この記事では、壁紙の種類からDIYで壁紙を張り替える方法、業者に依頼するポイントなど、壁紙リフォームに関する知識を全てご紹介しております。

ぜひこの記事を参考に、お気に入りの壁紙を使ったリフォームをご検討ください!

1. 壁紙の種類について

1-1 壁紙の種類

壁紙には、のりが付いていない壁紙のみのタイプの他に、生のりがついているタイプ、シールタイプ、水で張れる再湿タイプがあります。それぞれのメリットとデメリットをご紹介いたします。

・マイペースに貼れる!のり無し壁紙

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画像参照:http://www.rakuten.ne.jp/gold/kabegamiyahonpo/d/wall_p/howto-guide.html

壁紙の裏にのりがついていないタイプ。貼りたい箇所にだけのりをつけて貼っていくことができるため、のりの乾きを気にせず作業ができます。少しずつゆっくり壁紙を貼りたい方やいつ貼れるかわからないといった方におすすめです。何も付いていないと言う点で、のり付きの壁紙に比べると破れやすく、2人以上での作業がおすすめです。費用はのり付きより安く抑えることができます。

ホッチキス、マスキングテープ、両面テープなどを使って貼ることで、あとからきれいにはがせるようにもできるため、賃貸でも使用できるといえます。

・初心者におすすめ!生のり付きタイプ

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画像参照:http://www.rakuten.ne.jp/gold/kabegamiyahonpo/d/wall_p/howto-guide.html

裏にのりがついているタイプ。のりはセロファンで保護されており、セロファンを剥がしながら、壁に貼り付けていくことになります。セロファンにマス目を印刷しているメーカーが多く、楽にカットができます。のりが乾くまで貼り直しが可能で、気泡をつぶす作業も簡単にできるので、初心者や一人での作業におすすめといえます。セロファンを剥がさずとも、時間の経過とともにのりが乾燥していくため、商品を購入後2~3週間以内には作業するようにしましょう。

・既存の壁紙の上から貼れる!シールタイプ

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画像参照:http://item.rakuten.co.jp/harry/c/0000000124/

裏がシールになっているタイプ。初心者でも気軽に扱いやすく、既存の壁紙の上から貼ることができます。裏にはマス目がありカットしやすくなっています。貼りなおすこともできますが、粘着力は若干弱くなります。貼って剥がせるタイプを選ぶといいでしょう。壁の一部分(下部のみなど)に壁紙を貼りたい場合におすすめです。

*番外編

壁紙より小さいサイズのカッティングシートやイラストをかたどったウォールステッカーなども販売されており、シール感覚で壁をデコレーションすることもできます。

・再湿壁紙

切手のように水でぬらすと貼ることができるタイプ。スポンジで水をつけて貼っていきます。軽く、安価なので、大量に壁紙が必要な方におすすめです。

1-2 壁紙の素材

・お掃除が簡単!ビニルクロス

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画像参考:http://www.toli.co.jp/digital_catalog/collection2013-2016/index.html

ポリ塩化ビニルを主原料とした壁紙。壁紙のなかで最も多く使用されており、デザインや機能性のバリエーションも豊富です。貼り替えたい部屋の特徴に合わせて、選ぶことができます。安価で、汚れがついても簡単にふき取れます。年数が経過すると剥がれが生じやすいため、定期的に新しいデザインの壁紙に貼り替えていきたいと考えている方におすすめです。

・こだわりのデザインに出会える!紙クロス

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画像参考:http://item.rakuten.co.jp/kabegamiyahonpo/rkik-laa-la17001/(洋紙タイプ)

洋紙タイプと和紙タイプがあります。柄や色彩が鮮やかな壁紙、ヴィンテージの壁紙などデザインにこだわりのある方には、海外から輸入した洋紙タイプがおすすめです。ビニルクロスより高価になりますが、紙ならではの柔らかい質感を楽しめます。塩ビを使わないため、アレルギーが気になる方にも採用できます。

・高い耐久性!布クロス(織物壁紙)

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画像参考:http://www.toli.co.jp/digital_catalog/collection2013-2016/index.html

織物、編み物、不織布、フェルトなどを紙で裏打ちした壁紙。レーヨンを使用した壁紙が最も一般的です。さまざまな素材や織り方があります。ビニルクロスと比較すると高価でメンテナンスに手間がかかりますが、多少の汚れは味があるようにみえますし、擦れなどに強いため、長く使用したいという方におすすめです。

・その他の壁紙

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画像参考:http://www.toli.co.jp/product_wall/(珪藻土)

天然の木やコルクを薄くスライスして紙と張り合わせた木質系の壁紙や自然素材の石や珪藻土、セラミック、ガラス繊維を主素材とした無機質壁紙、ポリエチレン・ポリプロピレンなどの合成樹脂を主原料としたオレフィン壁紙などがあります。

1-3 壁紙の機能

壁紙の機能にはそれぞれJIS規定に基づいた1~5等級の判断基準があります。数字が高い方が高性能であり、1~3等級は一般的な壁紙、「汚れ防止」「表面強化」など表記がされているものは4等級以上のものを指します。

・汚れ防止

壁紙表面にフィルム加工を施して汚れが落ちやすいようになっています。コーヒー、醤油、クレヨン、水性サインペンなどの汚れを、水や中性洗剤でふき取ることができます。抗菌・消臭・表面強化効果を併せ持つものがほとんどです。油汚れに特化したものもあります。

・消臭

消臭剤を配合し臭いを消すものと酸素や触媒を利用して臭いを分解し消臭するものがあります。消臭剤配合のものは、臭いを消す力は高いですがあまり効果が持ちません。価格は通常のものとほぼ同じのため、定期的に新しいデザインのものに変えたい方におすすめです。臭いを分解するものは、消臭剤配合より効果は若干低いですが、長持ちします。

キッチンやトイレ、タバコを吸う方やペットがいるお家におすすめの機能です。特に天井に貼ると面積が広くとれ、効果的です。

・抗菌

抗菌性のフィルムをラミネートしたものと表面をコーティングしたものがあります。大腸菌や黄色ブドウ球菌など有害とされる菌の繁殖をおさえます。抗菌性はSVマーク※(壁紙工業会)の壁紙を選ぶと安心です。撥水効果とセットになっていることが多く、洗面台、トイレ、キッチン、子供部屋におすすめです。

※快適・健康・安全を配慮した製品を提供することを目的とする壁紙工業会加盟店が製造・販売している壁紙に適用されます。

・表面強化

壁紙表面に特殊フィルムを施し、通常のものと比べて破れや傷に強い仕様になっています。

・防カビ

カビの発生や繁殖を抑える効果があります。

・撥水

壁紙表面に特殊な加工を施して水をはじき、汚れにくくします。

・調湿

室内の湿度の変化にそって吸湿・放湿を繰返す効果があります。湿度が安定するため、結露やカビを防ぎます。紙や無機質、珪藻土壁紙などが調湿効果に優れていますが、壁紙だけで得られる効果には限界があるため、下地に厚めの石膏ボードを用いるなどして調湿効果を高めるのがいいでしょう。

・通気性

高い通気性能があり、通気性の高い下地と組み合わせると結露を発生しにくくします。

 

2. 壁紙の選び方とおすすめのデザイン

2-1  初心者には無地の壁紙がおすすめ!

無地は壁紙を実際に貼るとき、切れ目ごとに柄をあわせる必要がないため初心者でも簡単に貼ることができます。貼った後、少し地味かなと感じたら、ウォールステッカーなどを貼ってデコレーションすれば、簡単に一味違う雰囲気を演出できます。

2-2 お気に入りの柄を貼りたいという方には一部貼りがおすすめ!

お気に入りの柄の壁紙などがあるときは壁の一面や下部のみに使用すると、実際に貼ってみたら柄がうるさくて落ち着かないなどの失敗が少なくなります。貼る範囲も狭くなるので、全面に貼るよりも柄あわせが容易です。特にトイレなど狭い空間では、奥側の一面だけ思い切ってダイナミックな壁紙にするとメリハリがつくのでおすすめです。青や紺といった濃い色や赤やオレンジといった派手な色を壁の一面だけに使用するのも◎。

2-3 部屋別!おすすめの壁紙

具体的にどの部屋にどんな壁紙を貼ったら良いのか一覧にしてみました。特に色によって部屋の印象や居心地は変わってきます。全体の色としては、清潔感があり空間を明るく見せるホワイトや落ち着いた色合いのオフホワイト・アイボリーなどを使うといいでしょう。

キッチン リビング トイレ 子供部屋 寝室
壁紙の種類 ビニルクロス ビニルクロス、紙壁紙、織物壁紙 ビニルクロス ビニルクロス、織物壁紙 ビニルクロス、紙壁紙、織物壁紙
壁紙の機能 汚れ防止・消臭・抗菌・防火 消臭・抗菌・表面強化・調湿 汚れ防止・消臭・抗菌・撥水・防カビ 汚れ防止・抗菌・表面強化 消臭・調湿
アクセントカラー

 

オレンジ、赤 オレンジ、緑 イエロー、ブラウン レッド、ブルー、イエロー 淡い紫、ブルー、ピンク
デザイン

 

 

 

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3.DIY可能なケースと業者に依頼した方がいいケース

3-1 DIY可能なケース

・平らで柱や突起物の少ない壁である

壁が斜めだったり凸凹していたりするとかなり貼りにくい上に、素人ではきれいに貼るのは困難です。初めて貼る場合は、平らでできる限り何もない壁を選びましょう。

・時間に余裕がある

貼る範囲にもよりますが、初めての場合は予想以上に時間がかかる可能性があります。中途半端なところで終了してしまうと、見た目が悪いだけではなく再開も難しくなるため、一度の作業で柱から柱までの一面を張り替えるつもりで多めに時間をとっておきましょう。加えて、片付けやごみ捨てなどの時間も必要になりますので要注意です。

・ビニルクロスか紙クロスにしようと考えている

素人でも貼りやすい壁紙は、生のり付きビニルクロスです。1人でも貼ることができます。

紙クロスはビニルクロスより薄く、やぶれやすいため難易度が多少あがります。のりを自分で塗る必要があるので、広いスペースがあるといいでしょう。のり以外の貼り方もありますが、はがれやすかったりしわが寄りやすかったり難しい場合が多いです。

 3-2 業者に依頼した方がいいケース

・複雑な形をしていたり、特殊な壁材・壁紙である

凹凸が多い、既存の壁紙がビニルクロス以外の場合は業者に依頼した方がいいでしょう。失敗が少なくなるだけではなく、発生したごみの処理方法なども考えなくて済みます。

・短い時間で終わらせたいと考えている

業者に依頼すれば、だいたい半日から長くて2日ほどで張り替えてくれます。片付けや家具の移動等もサービスのなかに入っていれば、こちら側で行なうことはほとんどありません。

・布クロスの壁紙にしようと考えている

布クロスは施工がかなり難しく、一般にはあまり販売されていないので、業者に依頼しましょう。

・相談しながら壁紙を決めたい

経験豊富できちんとした業者であれば、質問に対してわかりやすく説明し、要望や家の状態に合わせた壁紙を提案してくれるはずです。

 

4. 自分で壁紙をリフォームしよう!~生のり付きタイプ~

今回は最も簡単で、初心者向けの生のり付きビニルクロスの貼り方をご紹介します。

4-1 生のり付きビニルクロスにかかる費用

生のり付きビニルクロスは、1mあたり約250~600円からホームセンターや通販サイト等で購入できます。

6帖のお部屋で、だいたい30メートルほど必要になるため、道具代込みで1~2万円ほど必要になります。

4-2 よりきれいな仕上がりのため、壁紙を貼る前に行なうこと

既存の壁紙がビニルクロスの場合、それを剥がして貼った方がよりきれいな仕上がりになります。平坦な壁の場合は、既存の壁紙を剥がしてそのまま新しい壁紙を貼ることができますが、壁に凹凸がある場合は下地処理を施し、壁面を平らにする必要があります。

● 既存の壁紙(ビニルクロス)を剥がす

準備するもの・・・カッター

①既存の壁紙のつなぎ目からつなぎ目まで、横方向にカッターで切れ込みを入れる。位置は剥がしやすい箇所でかまいません。

②切込みを入れた部分と壁紙のつなぎ目が垂直に交わっているところにカッターの先端を差し入れ、壁紙を少しずつ立てる。

③手でつかめそうなくらい立ったら、つまんで引っ張る。

壁紙を剥がすと薄い裏紙が壁に張り付いて残ります。新しい壁紙の張り付きがよくなるため、なるべくきれいに裏紙が残るよう剥がしていきましょう。

部分的に裏紙がはがれた場合はわずかな段差が生じ、新しい壁紙を貼った際に目立つ可能性があるため、下地処理を行ない壁面を平らにします。

※剥がしたビニルクロスは燃えるごみでは出せません。各市村町に問い合わせて正しく処理しましょう。

● 下地処理で壁を平らにする

準備するもの・・・パテ、パテベラ、紙やすり、ハケ、乾いた雑巾

①段差を埋めるようにパテを薄く延ばして壁が平坦になるようにします。

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画像参考:http://www.rakuten.ne.jp/gold/kabegamiyahonpo/d/wall_p/howto-sitaji.html#kuros02

②パテベラで余分なパテを取り除きます

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画像参考:http://www.rakuten.ne.jp/gold/kabegamiyahonpo/d/wall_p/howto-sitaji.html#kuros02

③パテが乾燥したら紙やすりをあてて平らにしていきます。平坦になるまで繰返し行ないます。

④平坦になったら、ハケや乾いた雑巾などでパテの粉をやさしく取り除き、完成です!

● 既存の壁紙の上から重ね貼りをする場合

最近では粘着力の強いのり付き壁紙も登場し、既存の壁紙(ビニルクロス)の上から重ね貼りできるものもあります。しかし、新しい壁紙の厚みや既存の壁紙のデザインによっては凹凸や柄が透けて見える場合がありますので、既存の壁紙と新しい壁紙をよく確認しておきましょう。特に、薄い壁紙や淡色のものは下地の凸凹に敏感です。下地となる既存の壁紙に凹凸がある場合は下地処理を施します。

①ぞうきんなどで拭き掃除を行ない、下地となる既存の壁紙をきれいにしておく。

②ボンドやジョイントコークで壁紙がめくれている部分を接着補修する。

※ジョイントコーク・・・壁紙のはがれや隙間を埋める補修材。外壁のコーキングのようなもの。ホームセンターで1000円前後で購入できる。

③壁紙が破れて凹凸がある場合は、パテを塗って、段差を埋めます。パテが乾燥した後、紙やすりをあて平らにしていきます。

4-3 壁紙を張り替えるために準備するもの

下地処理が完了したらさっそく壁紙を貼っていきましょう。

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画像参考:http://www.amazon.co.jp/

準備するもの・・・壁紙、はさみ(カッター)、定規、なでバケ、竹べら、地ベラ(クレジットカードなど硬いカードで代替可)、ジョイントローラー、スポンジ、コーキング材、メジャー、5円玉と糸、バケツ、ドライバー、鉛筆、脚立

初心者セットと称して、張替えに必要な道具一式をそろえて販売しているところもあります。壁紙込み(6畳セット)で1万円前後のものがほとんどです。

4-4 のり付きビニルクロスの貼り方

①ドライバーを使ってコンセントのプレートやカーテンレール、フックなどはずせるものは全て外す。

壁紙の雰囲気とあわせて、コンセントプレートやフックも一緒に新しくしておくと、貼った後古いコンセントプレートが目立つなどの失敗を防ぐことができます。

②壁に基準線を引く。

天井付近、貼り始めの右端から90センチを測って印をつけます。つけた印に、5円玉に糸を結んだものを垂らし、意図に沿って鉛筆で垂直な線を引きます。糸を取ったら完成です。

部屋の角や柱は垂直ではないので気をつけましょう。

③天井の高さを測る

メジャーで床から天井までの高さを測り、メモします。

④壁紙を切る

壁紙を広げ、1枚目を③で測った天井高+10センチの長さでカットします。柄のある壁紙の場合、2枚目以上は柄あわせが必要になるので柄の大きさ分長く切ります。

⑤フィルムをめくって、じゃばら上に壁紙をたたむ

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フィルムを全部めくったら、乗り面倒氏を合わせて、じゃばら状に折っていきます。折り目が付かないようにやさしくたたみましょう。

⑥1枚目を貼る。

壁紙をだいたいの位置に貼り付け、わざと大きなたるみを作ります。その後壁紙の左端を基準線にあわせていきます。のり付き壁紙はのりが乾くまで何度でもはりなおしたり、ずらしたりすることができるので安心です。基準線にあわせたら、なでバケなどを使って空気を抜きながら貼っていきましょう。

⑦余った壁紙をカットする

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画像参考:http://www.rakuten.ne.jp/gold/kabegamiyahonpo/d/wall_p/howto-ngara.html

指先で済をなでて壁紙に軽く折り目をつけます。その後、竹べらで右端のタテからしっかり折り目をつけ、次に上下のヨコに折り目をつけます。角は二つ折にします。

地ベラを角にしっかり当て、カッターをスライドさせながら上下の壁紙から切っていきます。上下が切り終わったら、右端のタテも切っていきます。カット後、余分な壁紙を取り除いたら、堅く絞ったスポンジで周りの壁についたのりをふき取ります。その際も、カッターと同様地ベラをあてて拭くと新しく貼った壁紙を濡らさずに済みます。

地ベラで押さえる力が9割、カッターに入れる力が1割と考えるとうまくカットできます。

⑧柄合わせをして2枚目を貼る。(柄のある壁紙の場合)

2枚目は柄の大きさ分長く切るか、壁に当てて柄に合うようカットします。1枚目に3~4センチほど重ねるイメージで大体の場所に貼り付けます。それから柄が合うように壁紙の右端を貼り付けていきます。天井から床まで柄がぴったり合っているか確認したら、全体を貼り付けていきます。

⑨余分・つなぎ目を切る。

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画像参考:http://www.rakuten.ne.jp/gold/kabegamiyahonpo/d/wall_p/howto-ngara.html

上下の余分な壁紙は1枚目と同じように折り目をつけ、切っていきます。つなぎ目は、少しめくって重なり具合と柄のある場所を確認し、上下の絵柄があるところを2枚重ねて切っていきます。きれいに仕上げるためにも、切り始める前にカッターの刃を折って、切れ味のいい状態にしておきましょう。切り終わったら、ジョイントローラーなどを使用してつなぎ目をおさえていきます。

隙間が開いてしまった場合・・・壁紙と合う色のコーキングを隙間に注入し、指でなでてなじませます。最後にかたく絞ったスポンジで軽くふき取りましょう。

⑩最後の1枚を切る。

最後の一枚までに来たら、残りの壁の長さを測ります。残りの壁の長さ+10センチに壁紙を切ります。

 

5. 業者に依頼しよう!

5-1 業者に依頼する場合の費用

ビニルクロスで6帖のお部屋を張り替える際、壁紙代・工事費・既存の壁紙の処分代など込みで、4~6万円ほどかかります。素材やデザイン、壁紙の薄さによっては壁紙代や工事費が変わってきます。自分で張り替えるより費用は高くなりますが、短時間できれいな仕上がりになるのはもちろん、壁紙が足りないといった失敗やごみ捨て・掃除などの心配をする必要がないのが魅力です。

費用は、「メートル単価」または「平米単価」で算出します。同じ面積でも、メートル単価の方が格安に見えるため、メートル単価で表記しているリフォーム会社が多いです。一概に単価が安いからといってトータル安いかというわけではないため、できる限り多くの業者に見積りを依頼するのがおすすめです基本的に単価のなかに工事費などが含まれていますが、壁紙代のみの場合もありますので事前によく確認しておきましょう。

◎一般的な算出式

・壁紙のメートル単価○○円/m × 部屋の広さ

・壁紙の平米単価○○円/㎡ × 部屋の広さ

メートル単価 平米単価
壁紙の単位基準 1m×0.9m ※ 1m×1m
1000円で貼れる面積 0.9㎡ 1㎡
1m(0.9㎡)あたりの金額 900円/m 1,000円/m
10m(9㎡)あたりの金額 9,000円 10,000円

※壁紙はロール状になっており、幅が約90cmのため。

5-2 張替えの流れ

一般的に、まず現地調査(ヒアリング・現状確認・採寸等)を行ない、そこから見積りを作成後、価格に納得すれば契約となります。現地調査の際に、壁紙のカタログを持ってきてもらったり、選び方のアドバイスをもらったりすることもできます。

工期は広さによりますが、早いもので半日から2日で完了します。家具や家電等を動かす必要がある場合は、家具移動も費用に入っているのか、要相談なのか業者によって異なりますので事前に確認しておきましょう。

5-3 業者選びのポイント

・壁紙の張替え以外にリフォームしたい方はリフォーム店がおすすめ

壁紙の張替えと一緒にエアコンも新しく変えたいといった、他のリフォームも同時に行ないたい場合にはリフォーム店に依頼するのがおすすめです。さらに、こういった雰囲気にしたいという要望に対する提案力があるのもリフォーム店の魅力です。

リフォーム店と一言にいっても、それぞれ得意分野を持っていることが多いので、内装が得意なリフォーム店に依頼するのがベストです。インターネットなどで検索をかけ、施工事例をチェックし、クロスの張替えをどれだけ手がけているのか、どんな壁紙を扱っているのかなど確認してみましょう。

・費用重視なら内装屋さんに直接依頼するのも◎

数は多くありませんが、元請けとして活動している内装屋さんも存在します。そちらに直接依頼をすると、リフォーム店よりも安く壁紙を張り替えることができます。賃貸マンションのオーナーなど、柄や雰囲気に特にこだわりがなく、できる限り費用を抑えたいといった方におすすめです。

・詳細な見積書を出せる業者に依頼しましょう

どこにどれだけの費用がかかっているのかわかりやすい見積書かどうかが重要です。一式見積りは、トラブルの元になりやすいので要注意です。壁紙は何メートル必要で単価いくらの壁紙使うのかといった材料費から、現状復帰(家具移動、片付けなど)や下地処理等の費用は含まれているのかなど、3社ほど見積もりをとって一つひとつ確認しましょう。不明な点はどんどん質問します。確かな技術と経験があれば、しっかりとわかりやすく説明してくれるはずです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。この記事を読んで、壁紙の選び方、おしゃれな貼り方がわかったと思います。

壁紙の選び方は以下3つのことがポイントとなってきます。

・まず、壁紙の種類・貼り方をチェック!

・壁紙をDIYしたいと考えている初心者は無地の生のり付ビニルクロスから選ぶのが◎

(柄のある壁紙を使いたい場合は、壁の一面にだけに使用すると失敗が少ない!)

・ビニルクロスや紙クロス以外の壁紙にしたいと考えている方、相談しながら壁紙を決めたい方は業者に依頼した方が◎

ぜひこの記事を参考にしていただいて、お好みに合った壁紙を選び、素敵なお部屋にしてくださいね!

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