DIY初心者必見!失敗しないための部屋の壁リフォーム解説!

部屋の「汚れ」や「破れ」、「色」など壁に関する悩みはありませんか?長く住んでいると埃で黒く汚れたり、何かが引っ掛かって破れてしまったり、色味に飽きてしまうことがあると思います。
壁は、部屋の印象にも大きく影響するので、この機会に、部屋の壁のDIYについて知って、自分好みにおしゃれにリフォームして部屋のイメージをがらりと変えてみませんか?

中にはリフォーム業者や内装のクリーニング業者などに頼まなければどうしようもないケースも稀にありますが、最近はDIY初心者でもリフォームができるように、ホームセンターにDIYキットや綺麗に仕上げるための材料、道具が販売されています。

この記事では、壁のリフォームがDIY初心者でもわかりやすいように、壁紙を貼り替えたり、ワンポイントだけ替えてオシャレにDIYするメリット、デメリットなど、リフォームの種類からコスト・難易度、ちょっとした注意点まで壁リフォームのDIYについて、どういう時にどのやり方を選ぶべきかわかるように比較してご紹介してまいります。まずは、おしゃれな部屋の壁のリフォーム事例を紹介していますので、部屋をどんな感じにリフォームしたいか、やんわりとイメージを持って読み進めていただきたいと思います。

ぜひこの記事を読んで、気になったやり方で壁のリフォームのDIYをご検討ください。

アイキャッチ画像出典:はがせる壁紙RILM

1.おしゃれな部屋の壁リフォーム事例の紹介

部屋の壁をリフォームする際、壁の色や効果がたくさんあり、床材やドアとの色調を合わせたり、組み合わせの幅も広いのでどの壁紙を選んだらいいのか迷ってしまいますよね。

まずは、様々なリフォーム事例をチェックしてから、どのような部屋にしたいかイメージを膨らませていきましょう。部屋での過ごし方や配置する家具・インテリアから壁のイメージを決めてから壁の色や柄といったデザインや機能性を決めていくと自分のライフスタイルに合った壁のデザインを決定できます。

【リフォーム事例】

ウッド調
木目柄壁紙
木目柄壁紙
壁紙木目柄
クール調
壁紙クール
壁紙 クール
コンクリート調
壁紙 コンクリート
壁紙 コンクリート
壁紙 コンクリート
ポップ調
壁紙 ポップ
モダン・レトロ調
レンガ調
壁紙 レンガ
壁紙 レンガ
ヨーロピアン調
壁紙 ヨーロピアン
その他
その他 壁紙
その他 壁紙
その他 壁紙

2.部屋の壁リフォームの種類と難易度、費用について

壁のリフォームは大きく分けて3つの種類に分けられます。シール付きの壁紙や生のり付きの壁紙を壁に貼っていく「壁紙を貼り替えるDIY」、水性塗料などの室内用塗料を使って壁紙の上から塗っていく「壁を塗り替えるDIY」、壁紙専用のステッカーやマスキングテープを自由に壁に貼っていき、ワンポイントなアクセントから部屋全体をガラリと変化させることができる「ワンポイント変えるDIY」があります。

種類によって難易度や手間が大きく変わりますので、まずはどういうやり方があるのか知り、自分のライフスタイルに合ったピッタリのやり方をぜひ見つけてみてください。

2-1.壁紙を貼り替えてDIY

壁紙の貼り替えには、生のりが付いているもの、付いていないものの他に、シールタイプで壁紙の上から直接貼れるもの、水回りや屋外でも貼ることができるものなどあります。それぞれの難易度やメリット、デメリットについてご説明致します。

 

①生のり付き壁紙で貼り替える
生のり付き壁紙
画像出典 :壁紙屋本舗

おすすめ度:★★★★
おすすめの人:のりをつけるのが面倒な人や初心者の方向け

生のり付き壁紙は、自分でのり付けする作業が不要なので、購入してから手軽に作業できることや、デザインのバリエーションが多く、施工が簡単なことからとても人気の高いDIY方法です。

 

【メリット】
・裏面に最初から「生のり」がついているため、面倒なのり付けを自分でする必要がない。
・商品が届いたら、フィルムを剥がすだけですぐに作業することができる。
・のりの乾燥を防ぐフィルムにマス目が入っているため、正確にカットすることができる。
・柄やデザインが豊富なため、気に入ったシートを選んで自分好みの部屋にリフォームできる。

 

【デメリット】
・あらかじめのりが付いた状態で商品が届くので、2~3週間以内に貼らないと、のりが乾いたり壁紙が湿って伸びてしまう。
・のりなしの壁紙と比べて商品購入費用におよそ2倍ぐらいの違いがある。

【費用】

サイズ 費用
1m~(切り売りタイプ) 約300円~
15m~ 約3,700円~
30m~ 約6100円~

生のり付き壁紙のおすすめネットショップはこちら

最近は生のり付き壁紙の柄やデザインも多く、ネットで簡単に購入もでき、作業もそんなに時間がかからないのでDIY初心者の方におすすめです。

 

②のりなし壁紙で貼り替える
のり無し壁紙
画像出典 :賃貸DIY@Portal

おすすめ度:★★★
おすすめの人:忙しくて一気に張り替えすることが難しい人

のりなし壁紙は、のりが付いていない分、壁紙の保存がきくので、自分のタイミングでゆっくりDIYしたいという方から人気があります。のりつきの壁紙同様にデザインのバリエーションが多いのでインテリアや好みに合わせてDIYが可能です。

 

【メリット】
・裏面に「生のり」がついていないため、長期間もっていても、のりが乾いたり、壁紙が湿ってしまうことがない。自分の好きなペースで貼り替えができる。
・マスキングテープや両面テープ、ホッチキスなど貼り方も自由に決めることができるため、賃貸などの後から綺麗に剥がさないといけない壁にも貼ることができる。
・のり付きの壁紙よりも費用を抑えることができる。

 

【デメリット】
・自分でのりを付ける場合にはのりを塗るだけでも時間がかかるため、壁紙が弱くなり、破れやすくなってしまう。
・のり付き壁紙よりも壁紙自体の耐久が低く、強く引っ張ったりすると破れやすいため、一人での作業が難しい。
・のりの乾燥を防ぐフィルム等が貼られていないため、正確なカットが難しい。

【費用】

サイズ 費用
1m~ 約200円~

のりなし壁紙のおすすめネットショップはこちら

マイペースで貼り替えができることができるので、まとまった時間がとれない方や、ゆっくりDIYを楽しみながらやりたいという方にはおすすめのDIYです。

 

③シール壁紙で貼り替える
シール壁紙
画像出典 :はがせる壁紙 KABEDECO

おすすめ度:★★★
おすすめの人:賃貸で原状回復したい方、賃貸でも壁紙を貼りたい方

シール壁紙は、裏面がシールになっていてDIY初心者でも簡単に既存の壁紙の上から貼り付けることができます。賃貸の住宅専用に貼って剥がせるタイプのシールもあるため賃貸に住んでいる方でも気軽に貼れるため、人気があります。
※貼るシール壁紙によっては粘着力が強く、既存の壁紙に粘着力が残ることがあります。

 

【メリット】
・後から剥がせるタイプの壁紙とはがせないタイプの壁紙の2種類に分けられるため、要望によって目的によって使い分けるができる。
・シールタイプなので、既存の壁紙の上から簡単に貼ることができる。
・裏面にマス目があるため、カットがしやすい。

 

【デメリット】
・一度剥がすと粘着力が落ちてしまうため、やり直しができない。作業が難しい。
・既存の壁紙の上から貼るため、壁紙が汚れていたりするとうまく貼れなく、柄が歪んでしまうことがある。
・シールで貼るため、時間と共に端っこから剥がれていきやすい。

【費用】
・壁紙の上に簡単に貼れる壁紙タイプ

サイズ 費用
92cm × 1.85m 約2,000円~
92cm × 5m 約3,900円~
92cm × 10m 約7,200円~
92cm × 30m 約18,100円~

※2017年12月時点

・天井用パネル壁紙タイプ

サイズ 費用
30cm × 30m(3枚入り) 約600円~
30cm × 30m(9枚入り) 約1,300円~
30cm × 30m(18枚入り) 約2,400円~

シール壁紙のおすすめネットショップはこちら

 

④【番外編】カッティング用シートで貼り替える
カッティングシート
画像出典 :livedoor NEWS

おすすめ度:★★★
おすすめの人:複雑な凹凸部分に貼る必要がある人

カッティングシートは、壁面に貼ることは勿論、机や棚などの家具に貼ることもできます。汚れや傷に強い機能を持ったシートや、消臭機能を持ったシートなど様々な機能性をもったシートが販売されているため、用途に合わせたシートを選ぶことができます。気軽にイメージをチェンジさせたい方に人気があります。

【メリット】
・部屋の壁だけに限らず、家具や棚から車まで屋外に使用できるシートがある。
・耐候性が高く、屋外用のシートで3~7年程度使用することができる。
・ガラスやプラスチック、車など様々な場所に貼ることができるため、使える幅が広い。
【デメリット】
・購入するシートによって、粘着力が様々なため、剥がす際に壁紙が一緒に剥がれたり、貼っていた所にベタベタを残してしまうことがある。
【費用】
・柄タイプ別費用
費用
ウッド柄 約2,200円~
無地カラー 約900円~
半透明タイプ 約900円~
メタリック柄 約1,200円~
レザー柄 約2,800円~
ストーン柄 約2,800円~
和・モダン柄 約2,800円~
その他の柄 約3,400円~

カッティング用シートのおすすめネットショップはこちら

カッティング用シートは壁紙にも貼ることができますが、壁に貼るよりはステンレス素材や家具・家電などに貼るほうがおすすめです。その他には車にも貼ったりもできるので、デザインを変えたいという方に人気です。

壁を貼り替えてDIYするやり方に興味を持った方はこちらを御覧ください。

【はじめてのDIY】初心者向けDIYリフォーム全集

 

2-2.壁を塗り替えてDIY

壁の塗り替えと聞くと、壁紙を変えるのと比べるとかなり大がかかりな作業で初心者には少しむずかしいように感じますよね。でも実は初心者にも簡単に塗れます。ホームセンターやネットショップなどで必要な道具がセットになったものが販売されていたり、壁紙の上からでも直接塗れる塗料もあります。

壁紙を塗り替えには塗料を使いますが、部屋の壁に塗るという用途にあった塗料を選ぶ必要があります。筆者のおすすめの塗料3つについての難易度やメリット、デメリットをご説明致します。

 

①水性塗料で塗り替え
水性塗料

おすすめ度:★★★

水性塗料は、安全性や施工性が高いため、初めてのチャレンジにおすすめです。塗料メーカーでの扱いが多く、ホームセンターでも種類が多いので、好きな色を選ぶことができますので、水性塗料での塗替えを検討される方は、一度サンプルを見て確認してから購入することをオススメします。

【メリット】
・主成分が水のため、手についても簡単に綺麗にでき、施工も簡単にできる。
・安全性に優れているため人体への影響もなく、においも少ない。
・水性塗料なので、価格が安い。

 

【デメリット】
・機能をもった塗料の種類が少ない。
・壁紙と比較すると、塗装した壁のほうが汚れや傷跡が付きやすい。

 

【費用】
塗料と道具が一緒に入ったセット商品は塗装に必要な道具が一式入っているので、初心者の方にはセットでの購入がおすすめです。

セット名 容量 費用
ペイントチャレンジセット(Navia) 2kg 約5,800円~
ペイントチャレンジセット(J COLOR) 4L 約6,700円~
ペイントチャレンジセット
(NEW インテリアカラー)
1.6L 約5,000円~

水性塗料のセット商品でおすすめネットショップはこちら

②漆喰で塗り替え
漆喰
画像出典:アトピッコハウス

おすすめ度:★

昨今、DIYが流行していますが、中でも壁を天然素材で塗る「塗り壁」というのが流行っています。天然の素材からできているため、お部屋の印象が変わるだけでなく、心身ともに健康に暮らせる空間を創る事ができます。ただ、漆喰は塗る方の腕次第で壁の印象もかなり変わってしまうので、初心者には少しむずかしいかもしれませんが失敗しないようにメリットとデメリットを抑えておきましょう。

【メリット】
・調湿機能により、部屋の湿気の量を漆喰が調整をするため、室内が普通の壁よりも快適。
・脱臭効果があるため、家の中の嫌な臭いをとってくれる。
・VOC(揮発性有機化合物)の吸着・分解する力があるため、シックハウス症候群の対策ができる。

 

【デメリット】
・高度な左官の技術が必要で、漆喰材の扱い自体も難しく、初心者には難易度が高い。
・下地がしっかりしていない場合、ヒビ割れや剥がれ、膨れが発生しやすい。
・爪で引っ掻いたり、鋭利な物理衝撃だとキズが入りやすい。

 

【費用】

商品名 容量 費用
ネオしっくい 3.3㎡/袋 約1,800円~
シーエル5 16㎡/袋 約2,000円~

漆喰のおすすめネットショップはこちら

 

③珪藻土で塗り替え
珪藻土

おすすめ度:★

珪藻土は、漆喰と同じく天然の素材のもので、塗り壁を考えている人は、どちらを選ぶか迷われる方が多いです。漆喰と珪藻土では同じような機能もありますが、左官した時の見た目と調湿機能は全く違うものなので、塗り壁で迷われる際には両方のメリットとデメリットを踏まえた上で判断する用にしましょう。

【メリット】
・漆喰以上に調湿機能が優れているため、より快適で過ごしやすい部屋になる。
・断熱性が優れているため、保温効果が期待でき、室内の暖かさを保てる。
・陰影が美しく、一層部屋の印象が豪華になって見える。

 

【デメリット】
・乾燥に時間がかかったりと施工が難しいため、費用が高い。
・製品によっては触るとボロボロ崩れたり、白くなったりする場合があるため、メンテナンスが大変。
・地震や道路の揺れで建物が揺れると、珪藻土にヒビが入ってしまう。

【費用】

タイプ 容量 費用
粉末タイプ 1坪用 約3,600円~
練り込みタイプ 3kg 約3,700円~
塗料タイプ 1.5kg 約2,400円~

珪藻土のおすすめネットショップはこちら

内壁の塗装DIYのやり方が気になる方はこちらを御覧ください。

誰でもできる!内壁の塗装をDIYでおこなう時の簡単ガイド

 

2-3.壁をワンポイント変えてDIY

部屋の壁は壁紙の貼替えや塗替えだけではありません。近年ではマスキングテープや100均のステッカーを利用してDIYすることで、気軽にワンポイントのアクセントを加え、部屋のイメージを変えることが流行しています。

賃貸で部屋を汚せない、壁の原状回復をしたい等、条件は様々かと思います。絵を飾るようにテープやステッカーを貼っていくだけでイメージチェンジができ、販売されている多くが簡単に剥がせるタイプなので賃貸であることを気にせずに気軽に楽しむことができますので、ぜひ挑戦してみましょう。

 

①マスキングテープ
マスキングテープ
画像出典 :minne

おすすめ度:★★★★

知っている人も多いと思いますが、マスキングテープは装飾やラッピングなどで使われる場合が多く、100均でもいろいろなデザインのものが揃っています。

糊付けをする必要がないので簡単に貼ったり、剥がせる反面、粘着力が弱いので貼る場所によっては不向きなところもありますが、一時的に隠したいとか、何度も貼替えて楽しみたいという方にはおすすめのDIYです。

【メリット】
・テープで貼るだけなので、短い作業時間で気軽に楽しむことができる。
・粘着力が弱いので、万が一失敗しても壁を傷つけずに剥がすことができる。
・壁だけでなく、家具・インテリアなどにも貼ることができ、SNS映えするようなおしゃれな部屋にアレンジができる。

 

【デメリット】
・マスキングテープは経年劣化するため、剥がすときに糊の質が変化し、糊残りや壁紙も一緒に剥げてしまうことがある。
【費用】
長さ 費用
無地 15cm巾 × 15cm巻 約2,100円
花柄 30cm巾 × 15cm巻 約5,600円

※マスキンゲテープ購入のおすすめネットショップはこちら

②ウォールステッカー
ウォールステッカー

おすすめ度:★★★★

ウォールステッカーは壁に簡単に貼ったり、剥がしたりできるインテリアステッカーです。おしゃれなステッカーやキャラクターが印刷されているステッカーもあり、マスキングテープ同様簡単に貼って、剥がすことができるので部屋を自由にイメージチェンジできます。シンプルな壁に合わせやすい植物や花が印刷されているようなステッカーが特に人気があります。

【メリット】
・簡単に剥がせるため、賃貸でも気にせず気軽に貼ることができる。
・壁は勿論、ガラス面や家具にも貼ることができるので、部屋のイメージチェンジの幅が広がる。

 

【デメリット】
・基本的には粘着力が強いものが多いですが、弱いものもあったりするので商品を選ぶ際に気をつける必要がある。

 

【費用】

タイプ 費用
おしゃれデザイン 約800円~
ディズニー&キャラクター 約2,400円~
子供部屋向け 約2,100円~
楽しく便利な機能付き 約2,100円~
壁紙ウォールステッカー 約6,500円~
高級ウォールステッカー 約7,400円~

※ウォールステッカー購入のおすすめネットショップはこちら

 

③エコカラット
エコカラット

おすすめ度:★★★

エコカラットはタイル状の壁材で、調湿能力が非常に優れていて、カビの繁殖を抑制や、結露の対策にも効果があります。デザイン性にも富んでおり、リビングや玄関でのインテリアアクセントとして高い人気があります。

【メリット】
・調湿機能があり、部屋の湿度が高くなると湿度を吸い、湿度が低くなると湿気を出すので乾燥からノドや肌を守る。
・臭いの元を吸着するので、ペット、生ゴミ、トイレ、タバコの臭いを軽減してくれるので、リビングや玄関など臭いが気になる箇所の空気をキレイにしてくれる。
・石目からモザイク、和風まで多彩なデザインが揃っているため、壁の一面もしくは一部に貼るだけで、高級感のある部屋の雰囲気を作ることができる。

 

【デメリット】
・施工条件があり、床面積の半分異常の面積を施工しなければ、持っている機能を効果的に使うことができない。
・水が直接かかるようなお風呂場や屋外には施工することができない。

 

【費用】

タイプ 大きさ 費用
スタイリングシリーズ 1㎡ 約15,700円~
ミックスシリーズ 1㎡ 約30,600円~
シンプルシリーズ 1㎡ 約10,900円~

※エコカラット購入のおすすめネットショップはこちら

 

3.部屋の壁をDIYする時のやり方

DIYの種類、難易度がわかった所でこの章ではDIYのやり方について説明していきます。

3-1.壁紙を貼り替える際のDIY手順

・生のり付き壁紙

生のり付き壁紙の一般的なDIY手順をご紹介します。

【必要道具】

・なでバケ ・竹べら ・NTカッター ・地ベラ ・ジョイントローラー ・スポンジ ・コーキング剤 ・マスカー ・メジャー ・ハサミ ・5円玉と糸 ・ドライバー ・えんぴつ ・バケツ ・脚立

【手順】

①壁を平らにする

コンセントやスイッチのカバー、フックなど壁紙を貼るのに邪魔になるものを外していきます。

②下地処理

※古い壁紙を剥がす場合
古い壁紙の端を一周カッターで切れ目を入れておきます。剥がす壁紙の適当なところに切れ目を入れ、慎重に剥がしていきます。
綺麗に壁紙を除去できたら、裏紙の厚みが平らになっているか手で触って確認します。平らじゃない箇所があれば、パテを使って平らになるように調整しましょう。

※重ね貼りする場合
雑巾等を使って拭き掃除をして、下地を綺麗にしておきます。壁紙が破れている場合には接着剤を使い、段差ができているようでしたらパテを使って平らにしましょう。

③壁に基準線を引く

貼る予定の壁紙のサイズをしっかり確認し、天井側の貼り始めの端からメジャーで壁紙1枚分のサイズを測り印を付けます。印から垂直に床に向かって線を引きます。
一緒に天井高も測っておきましょう。
※垂直に線を引く際には5円玉に糸を通したものを印から垂らして線を引くとまっすぐに線を引きやすいです。

④壁紙をじゃばら状にたたむ

マスカーを広げて、その上に壁紙を引き、壁紙を切っていきます。切るサイズは③で測った天井高の長さに+10cmの長さでカットします。カットしたらフィルムをめくりましょう、
フィルムを剥がしたらのり面同士を合わせて折り目がつかないように、じゃばら状にたたんでいきます。

⑤壁紙を貼る(1枚目)

じゃばら状にたたんだ壁紙を床に置き、端を持って天井まで広げます。5cm余分に伸ばし、壁紙の左端を基準線に合わせていきます。
このときに壁紙の一部だけたるませて貼っておくと作業がしやすいです。
基準線に合わせたら、なでバケで基準線のほうから空気を抜いていきます。その後は右端(基準線とは逆側)を持って真ん中をしわを伸ばしながら貼り付け、真ん中から右上に伸ばし、真ん中から斜め下にしわを伸ばしていきます。
大体貼れたら、なでバケを使って空気を抜いていきます。

⑥壁紙の余分な部分をカット

指先で壁紙を済まで張り詰め、竹べらを使って余分な部分に折り目を付けていきます。折り目がしっかり付いたら、地ベラを使い、カッターで余分な部分をカットしていきます。
全てカットができたら、スポンジを濡らして周りについたのりをしっかり拭き取ります。

⑦壁紙を貼る(2枚目)

1枚目に貼った壁紙のサイドテープを剥がし、2枚目に貼る壁紙のテープの巾分部分を1枚目の壁紙に重ねます。右端のラインを垂直に決めたら、1枚目の壁紙と同様になでバケで空気を抜いていきます。その後は左端を持ち、真ん中をしわを伸ばしながら貼り付け、真ん中から右上に伸ばし、真ん中から斜め下にしわを伸ばしていきます。
大体貼れたら、なでバケを使って空気を抜いていき、⑥と同様に壁紙の余分な部分をカットしていきます。

⑧ジョイント部分のカット

壁紙の重なり合わせた部分の真ん中を地ベラとカッターを使ってカットします。カットした後にジョイント部分を少しめくり、裏面についているテープを剥がします。
ジョイント部分をジョイントローラーで圧着し綺麗につなぎ合わせます。ここまでの手順の要領で壁紙を全て貼り合わせていきます。

⑨コーキング作業

隅にコーキング材を塗っていき、指でなぞってならしていきます。最後に固く絞ったスポンジで軽く拭き取ったら、なまのり付き壁紙の貼り替え作業は完了です。

 

3-2.壁を塗り替える際のDIY手順

・水性塗料で塗り替え

水性塗料を使った一般的な壁紙の塗り替え手順をご紹介します。

【必要道具】

・接着剤 ・雑巾 ・新聞紙 ・マスカー ・マスキングテープ ・養生テープ ・ドライバー ・コーキング材 ・塗料 ・ローラー ・刷毛 ・バケット ・ネット

【手順】

①下地処理

※壁紙が剥がれかけている場合
接着剤や木工用ボンドを使用して、剥がれかけている部分を補修します。
※ホコリやカビ、ヤニなどで汚れている場合
雑巾で拭いたり、カビ落としやヤニ・シミ止めシーラーを用いて、汚れを落としておきましょう。

②養生

塗装をしない部分や、塗料をつけたくない床や窓、コンセントの差込口には、新聞紙やビニールシートをマスキングテープを貼ったり、マスカーを使うと簡単にマスキングができるので、便利です。マスキングすることで仕上がりも線がはっきりし綺麗になります。
壁にコンセントの差込口がある場合には、コンセントカバーをドライバーで外して養生テープで覆うようにしてカバーしましょう。

③塗装(下塗り)

準備した塗料をしっかりかき混ぜてから、塗料をバケットに移します。バケットに移したら、塗料を塗っていきます。いきなりローラーで塗っていくよりも、まずは刷毛を使い、ローラーでは塗装が難しい細かい部分から塗装していきましょう。
細かい部分の塗装が終わったら、ローラーを使って広い面を塗装していきます。ローラーには塗料が均一についた状態で施工するようにしましょう。
一通り施工が終わったら、塗装部分を十分に乾かしてから、仕上げの塗装に入ります。

④塗装(仕上げ)

下塗りだけでは不十分なので、下塗りの上から、仕上げの塗装をしていきます。塗りの厚みは1回目も2回目も厚くせず、薄く塗ってなるべく2回で仕上げるようにすると、綺麗に仕上がります。

⑤養生を剥がす

塗装の仕上げも完了したら、少し生乾きになるまで待ちます。完全に塗料が乾いてしまうと剥がしにくくなってしまいますので、生乾きの状態でマスキングを剥がしていきましょう。

 

4.壁リフォームを成功させるポイント

壁のリフォームの種類と難易度、費用がわかったところで、実際に壁のリフォームはDIYでしたほうがいいのか、どういう場合だったらDIYではなく業者に頼んだほうがいいのかといった注意点とリフォームを成功ささせるポイントについてお話ししたいと思います。

 

4-1.壁のリフォームのDIYを成功させるポイント

壁のリフォームを考えて、DIYでやりたいという方にアドバイスです。

■市販のDIYキットを活用しよう!

最近、DIY初心者の方向けに必要な道具から材料までがセットになったキットが多く販売されています。一から自分で揃えるのではなく、あらかじめ揃えてあるキットを活用し、時間短縮をしましょう。

■作業前にイメージトレーニングをしよう!

施工を始めると「当初考えていたのと違うなぁ」という考えに陥ることがあります。そうならないために事前にフローや施工動画を確認してイメージを固めてから作業に入りましょう。

■副資材もきちんと揃えよう!

材料のみでなく、ヘラやローラーなどの副資材もDIYには大切です。金額を抑えるためにローラーを買わなかったりすると仕上がりにムラができたり、剥がれてしまい施工不良になります。必要な道具は一通り揃えましょう。

必要な工具や道具が知りたい方はこちらをごらんください!

■DIYと業者工事の使い分けをしよう!
部屋の壁とはいえ、高所での作業や、ちょっと難しそうだなと思った場合には一旦業者に見積りをとり、DIYするかどうか相談してみましょう。

 

4-2.難易度が高い大変な作業の場合は業者に頼んだ方がいい

DIYをすることの一番のメリットは費用を安く済ますことができることです。最近はホームセンターやネットショップで初心者に向けて、作業道具一式を安くで手に入れられるので業者に頼むよりは安く済ますことができます。

ですが、素人がやるとどうしても失敗するリスクがありますし、今回紹介したものの中でおすすめ度が★1つのものでは、業者の方がやるのと素人がやるのでは、仕上がりがどうしても劣ってしまいます。

部屋の壁といえど、壁紙を貼り替える作業や塗り替える作業には、下地処理や養生をする必要があり、不慣れな素人がやる場合、それだけで、疲れ切ってしまいます。いくら業者よりも安く済ませる事ができても、終わりが見えない、楽しくない作業を何ヶ月も続けることは辛いことです。特にサラリーマンのDIYは休日を使っての作業がほとんどかと思います。

なので今回ご紹介した中でおすすめ度が★2以下の難易度が高いDIYは、メリット、デメリットを熟読し、難易度が高くてでもこだわってリフォームをしたいか、自分が作業したときに楽しみながらできるかを作業に入る前にしっかり考えてからDIYするようにしましょう。そしてちょっと難しそうだなとか、不安があるようでしたら、まずは業者に相談して、お見積りをとってみることをおすすめします。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は壁のリフォームをDIYしようと考えている皆さんへリフォームの種類と難易度についてご紹介をしました。

部屋の壁のイメージチェンジをするのにも今回紹介した通り、方法はたくさんありますが、それぞれにメリットやデメリットがあります。種類により大きく難易度も手間も大きく変わりますので、まずはどういうやり方があるのか知り、自分のライフスタイルに合ったピッタリのやり方をぜひ見つけてみてください。

DIYは何よりも楽しみながらやることが大切です。ぜひ皆さんもDIYする際には、楽しむことを忘れないで最高のDIYリフォームをしてください!

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