外壁のコーキングを補修する方法~業者依頼とDIY~

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外壁のコーキングは定期的なメンテナンスが必要だと聞くけれど、どうしたらいいのかよくわからない。

外壁のコーキングにひび割れがあって、補修したいけれど業者に依頼すべきなのか自分でできるのか判断できない。

そのような悩みを抱えていませんか?

コーキングとは、外壁材同士のつなぎ目を埋めている部分のことで、シーリングとも呼ばれます。

コーキングは1日中紫外線や雨水に晒されているため、日々少しずつ劣化していきます。そのまま劣化を放置しておくと、建物の中に水が浸入する原因となり、雨漏りなど大きな被害に繋がります。そのため、定期的に新しく打ちなおしたり、上からかぶせたりして、コーキングの効果を保つ必要があります。

この記事では、コーキングに関する基礎知識から補修が必要な劣化症状、業者に依頼するケースと自分で行なうケースそれぞれの費用やポイントを紹介しています。

ぜひお家のコーキングはメンテナンスが必要なのか、必要な場合、業者に補修を依頼するか自分で行なうか判断する際にお役立てください。

1. コーキングの基礎知識

では早速、コーキングについて説明していきます。

1-1.  コーキングとは

コーキング ひび割れ

コーキングとは、外壁材と外壁材のつなぎ目にできる隙間を埋めることです。シーリングとも呼ばれ、サイディングやALCの外壁など複数のボードを張ってつくられている外壁に見られます。

建物は、建物自身の歪みやボードの伸縮によって日々微かに動いています。つなぎ目となるコーキングはそのボードの動きに追随し、揺れを緩和させる役割を持つため、柔軟性が必要です。

経年劣化等により、コーキングの柔軟性がなくなってくると隙間から建物内部に雨水などが浸入することになり雨漏りの原因にもなります。

コーキングは、建物の構造上必要不可欠なものはもちろん、メンテナンスの観点から見ても非常に重要な箇所といえるでしょう。

◎コーキングの種類

外壁の補修には、一般的に変成シリコーン系やポリウレタン系のコーキング材を使用します。

外壁の目地やひび割れはもちろん、屋根、窓枠、配管など様々な箇所に使用することができます。耐久年数は10~15年でコーキングの上に塗装することもできます。

ウレタン系(耐久性に優れているが、紫外線に弱く塗装で保護するものが多い)

その他には、

シリコーン系(キッチンや浴槽周りなど水回りの補修に最適。上から塗装ができないため、外壁には不向き)、

さらに、コーキング材には1液タイプと2液タイプに分けられます。

ホームセンターによく売られているのは1液タイプで、コーキングガンと呼ばれる器具にチューブをセットしてそのまま使用します。

基本的には初心者(一般)向けとして販売されていますが、最近では1液型を使用する業者もいます。

2液タイプは、コーキング(シーリング)とコーキングを固める硬化剤が別々になっており、混ぜあわせて使用するものです。
きちんと混ぜあわせないと施工不良に繋がるため、施工が難しく、プロが使用するコーキング材と言えます。
1液タイプと比較すると、2液タイプのほうが高性能な場合が多いです。

1-2. コーキングは10年を目安にメンテナンスが必要!

天井の雨染み(2)

コーキングは10年を目安にメンテナンスが必要と言われていますが、周囲の環境や気候によって劣化の進行は様々です。
日頃からコーキングを目視でチェックし、劣化症状が見られたらすぐメンテナンスを検討するのがいいでしょう。コーキングの小さなひび割れも放置しておくと、雨水が室内に浸入する原因となり、上記のような雨漏りに繋がる危険性が大いにあります。

劣化症状が軽ければ軽いほど簡単な工事で済み、費用も安くなりますので、以下の劣化のサインを参考にしながら、ぜひ外壁のコーキングをチェックしてみてください。

【コーキングの劣化のサイン】

02-シーリング-細かいヒビ

ひび割れ

コーキングの柔軟性が失われてくると、まずはじめにひび割れが発生します。いますぐ補修が必要というわけではありませんが、気がついたら劣化がかなり進んでいたという場合もあります。注意深くチェックしつつ、メンテナンスを検討し始めるといいでしょう。


image014

破断

ひび割れを放置しておくと、ひびが拡大し上記のような「破断」と呼ばれる状態になります。隙間から建物内部に雨水が浸入してしまう可能性が非常に高いため、早急なメンテナンスが必要となります。


03-シーリング 痩せ 04-シーリング 破断

肉やせ

経年劣化による可塑剤(かそざい)の放出で、コーキングの厚みが減っていくことを「肉やせ」といいます。新築時の施工不良が原因で、早期に肉やせが発生するケースもあります。
放置しておくと、上記の写真のようにコーキングがサイディングから剥がれてしまいます。剥がれてしまう前に補修を行なうようにしましょう。

 

◎劣化の原因はコーキングに含まれる「可塑剤(かそざい)」にあり

コーキングが劣化する原因としては、コーキングに含まれる「可塑剤(かそざい)」が挙げられます。可塑剤のおかげで、コーキング材は柔軟性を持ち、建物の揺れに追従することができるのですが、可塑剤は太陽光(紫外線)を浴びることで気化し外に放出されてしまいます。そのため、年々柔軟性が失われていき、ひび割れなどの劣化症状を引き起こすのです。

1-3. コーキングの補修方法

コーキングの補修方法は、「打ち替え」と「増し打ち」の2種類です。

「打ち替え」は、既存のコーキングを全て撤去し、新たにコーキング材を充填していく補修方法です。コーキングを撤去するのに手間がかかり、その分費用が高くなりますが、本来コーキングが持つ効果を取り戻せます。

「増し打ち」は、既存のコーキングの上から新しいコーキング材を重鎮する補修方法です。劣化症状が比較的軽い場合に採用できます。打ち替えと違って、既存のコーキングを撤去する必要がないため、工期が短くなり費用も安く抑えられますが、既存のコーキングと相性の悪いコーキングを新しく打ってしまうと補修後すぐ剥がれてしまいますので注意が必要です。

 

2. コーキング補修は業者に依頼したほうがいい

ホームセンターで道具も揃えられ、一見簡単にできそうなコーキング補修ですが、外壁材と選んだコーキング材の相性や打ち方が悪いとすぐだめになってしまいます。剥がれては打ち直し、結果として業者に依頼したほうが安く、確実だったという失敗も後を絶ちません。さらには、2階建ての場合は2階部分の補修も必要になり、高所から落下する危険もあります。基本的には、業者に依頼した方がいいでしょう。

2-1. 業者に依頼するならコーキング補修と外壁・屋根塗装を一緒にするとお得!

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イチオシなのは、外壁・屋根塗装と一緒にコーキングのメンテナンスも行なうこと。外壁・屋根塗装を行なう時期も約10年ほどと、コーキングの補修時期と重なっていますし、どちらも足場を設置する必要があります。同時期に行なうことで1回分の足場代で済み、工事の回数も減るため、非常に経済的です。

外壁・屋根塗装で使用する塗料の耐久性に合わせてコーキング材を選んでおくと、次回の塗替えも計画的に行なうことができます。業者によっては、外壁・屋根塗装のオプションとして格安でコーキングのメンテナンスを行なってくれるケースもあるため、予めチェックしておきましょう。

◎外壁・屋根に特に大きな劣化症状が見られないという方

トータルで見るとお得ではありますが、だいたいコーキング補修の場合40万円ほどかかるのに対して、屋根・外壁塗装の場合は100~150万円ほど必要になります。

外壁・屋根塗装に特に大きな劣化症状が見られない場合は、コーキングのみの補修のみでもいいかもしれません。

注意すべきは、補修が必要なくらい劣化しているのに、その劣化を放置することです。

可能であれば、次回から同じタイミングでメンテナンスができるよう業者に相談してみるのもいいでしょう。

補修が必要な外壁の劣化症状が知りたい方は、「プロが教える!外壁の補修が必要な劣化症状」を参考にしてみてください。

2-2. DIYは一時的な対応と考える

今後ずっと住み続けるのであれば業者に依頼したほうが確実です。

しかし、何らかの理由でいますぐ業者に頼むことが難しい、短期間さえ持てばいい、一箇所だけ気になる箇所あるといった場合には、DIYも一つの手段として考えるのもありだと思います。

その際には、安易に実行せず、DIYするメリットとデメリット(リスク)を十分考慮した上で実行しましょう。

【DIYに潜むリスク】

  • 間違ったコーキング材を選んでしまい、すぐ劣化し剥がれてしまった
  • 仕上がりが汚くなってしまい、やり直すことになった
  • 慣れない作業に手間取り、予定以上に時間がかかっている
  • 2階部分のコーキングを行なった際、誤って落下してしまった

3.業者に依頼する場合の費用や業者選びについて

業者に依頼すれば確実で安全なメンテナスを行なえますが、費用がいくらかかるのかどんな業者に頼めばいいのか気になりますよね。

ここからは、業者に依頼した場合の費用や工事の流れ、そして業者の選び方をご紹介いたします。

3-1. 費用について

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打ち替え…1,200~1,500円/m

増し打ち…700~900円/m

※足場代、撤去費、その他諸経費は含まれていません。

「増し打ち」と比較すると、「打ち替え」の方が既存のコーキングの撤去やコーキングの量も多く使用するため費用が高くなります。

ポイントは、提示された工事費用の中に足場代や既存のコーキング・その他作業の邪魔になるような壁面付属物の撤去費用も含まれているか確認することです。
いざ工事を始めてからこれは費用に含まれていませんと追加料金を取られ、最初聞いていた金額より高くついたというケースも多々あります。
業者によって足場代や撤去費は様々ですし、安いからいいと言うわけでもありません。2社以上から見積りをとって比較するのがいいでしょう。

見積りの見方については3-3で詳しく説明します。

3-2. 補修の流れ

73_シーリング充填

基本の補修の流れを知っておくことで、見積書などを見た際に、手抜き工事をされないか、反対に関係ない工事が含まれていないか、専門知識のある業者なのか見分けるヒントにもなります。ぜひ目を通しておいてください。

【補修の流れ】

1 既存のコーキングの撤去、清掃

※打ち替えのみ

カッターを使って、既存のコーキングをきれいにはがしていきます。その後、コーキングのカスやほこりを取り除きます。
2 養生 外壁の側面にコーキング材がつかないよう、つなぎ目の周りにマスキングテープなどを貼り付けます。
3 下塗り材を塗る コーキング材と外壁材の密着率を高めるために、下塗り材(プライマー)を塗ります。
4 コーキング材を充填 上から下へ、空洞ができないように打っていきます。
5 ヘラでコーキング材を均一にならす
6 養生テープの除去 コーキング材が乾いてしまう前に、②で貼り付けたテープを剥がします。
7 十分乾燥したら完成!

3-3. 業者選びのポイント

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業者の中には、本来「打ち替え」をしなければいけない建物に「増し打ち」を提案し、費用を安く見せるなんてところも存在します。その場合、コーキングの機能が正しく発揮されず、すぐまた剥がれてしまいます。

2社以上に見積もりを依頼し、最低でも「打ち替え」なのか「増し打ち」なのかは確認しましょう。なぜ「打ち替え」または「増し打ち」になったのか、理由まで尋ねるとベストです。専門知識のある優良業者であれば、わかりやすく説明してくれるはずです。理由が曖昧で、低価格であることばかり主張する場合は依頼をやめておいたほうが良いかもしれません。

その他に気をつけてチェックしておきたい点は以下の4つです。

できる限り工事内容を明確にしておくことで、トラブルを未然に回避することができます。確認したら、その内容を必ず書面で残しておくと、もしものときも安心です。

  • 「コーキング補修 一式」と金額だけの見積書ではないか
  • 使用するコーキング材のメーカー名、商品名が載っているか
  • どのくらい(何メートル分の)コーキング材を使用するのか
  • 費用に足場代や既存のコーキング・作業の邪魔になるような壁面付属物の撤去費用が含まれているか

短期間だけ持たせたい方向け!コーキング補修のDIY方法

何らかの理由でいますぐ業者に頼むことが難しい、短期間さえ持てばいい、一箇所だけ気になる箇所あるといった場合には、DIYも一つの手段として使えます。

準備するものと作業のポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

4-1. 準備するもの

建物全体の目地部の長さが180メートルの場合、目安として65,000円ほどで打ち替えることができます。

コーキング材 約500~2,000円/1本 1本でおよそ3メートル分の目地に打つことが可能
コーキングガン 約200~10,000円
ヘラ 約500円
掃除用の刷毛 約200~500円
養生用のテープ

(マスキングテープ)

300~500円/1個 1個18メートルのものが多い

4-2. 補修の流れとポイント

基本的には3章でご紹介した流れのとおりですが、プラスで作業の際のポイントをご紹介します。

1 既存のコーキングの撤去、清掃 カッターを使って、既存のコーキングをきれいにはがしていきます。その後、コーキングのカスやほこりを取り除きます。

 

汚れが残っていると、うまくコーキング材がくっつかなかったり劣化を早めたりしますので念入りに行なう必要があります。

はがしたコーキングは、各市村町の問い合わせて正しく処理しましょう。

 

2 養生 外壁の側面にコーキング材がつかないよう、つなぎ目の周りにマスキングテープなどを貼り付けます。

このとき、テープの端を折り曲げておくなど後からはがしやすいよう工夫をしておくと作業時間を短縮できます。

3 下塗り材を塗る コーキング材と外壁材の密着率を高めるために、下塗り材(プライマー)を塗ります。

ここを省いてしまうと、コーキング材と外壁材が上手くくっつかず、隙間が空いてしまったり劣化が早まったりするため、必ず下塗り材は塗りましょう。

4 コーキング材を充填 上から下へ、空洞ができないように打っていきます。多めに打つといいでしょう。
5 ヘラでコーキング材を均一にならす 気をつけていてもコーキング内にかすかな空洞が発生している可能性があります。1往復以上、ヘラで押さえこむようにしましょう。
6 養生テープの除去 コーキング材が乾いてしまう前に、②で貼り付けたテープを剥がします。乾燥後にはがそうとすると、テープと一緒にコーキングも剥がれてしまう危険性があります。
7 十分乾燥したら完成! しばらくは、定期的にコーキングの様子をチェックしておくと、もしものときもすぐ対応することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

外壁のコーキングに必要な補修方法がわかったかと思います。

この記事での重要なポイントは5つです。しっかりおさらいしておきましょう。

  • コーキングとは外壁材と外壁材の隙間を埋め、水の浸入を防いでいる。そのため、劣化してしまうと雨漏りなどに繋がる。
  • メンテナンスの目安は約10年。外壁塗装と一緒に行なうとお得。
  • コーキングの改修には「打ち替え」と「打ち増し」の2種類がある
  • 基本的には、補修は業者に依頼したほうが◎
  • 自分で行う場合は、自分で行なうメリットとデメリットを十分考慮する

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