玄関ドア・室内ドアのリフォーム方法や費用相場をプロが解説!

ドア リフォーム

「古くなったドアをリフォームして新しくしたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。なかには、「既存のドアとは違うデザインやカタチのドアにリフォームしたい」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

一口に「ドア」といっても玄関ドアと室内ドアがあり、リフォーム方法もさまざま。どの方法でリフォームをするかで、「実現できること」や「費用」が異なるため、玄関ドア・室内ドアをリフォームするならば、リフォーム方法をしっかり比較・検討をして選ぶのがオススメです。詳しくは本章で解説いたします。

この記事では、「玄関ドアのリフォーム」と「室内ドアのリフォーム」に分けて、それぞれリフォーム方法の内容や実現できること、費用相場などをご紹介いたします。また、信頼できるリフォーム業者の選び方もお伝えしてまいります。

玄関ドア・室内ドアのリフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

1.玄関ドア・室内ドアのリフォーム方法まとめ

はじめに玄関ドアと室内ドアのリフォーム方法をまとめてご紹介いたします。気になるリフォーム方法について詳しくは、2章&3章をチェックしてみてください。
※「玄関ドアのリフォーム」については2章を、「室内ドアのリフォーム」については3章を参照ください。

[玄関ドア・室内ドアのリフォーム方法まとめ]

●玄関ドアのリフォーム(2章)

リフォーム方法 こんな方にオススメ
交換(2-1-1)
既存の玄関ドアを新しい玄関ドアに交換するリフォーム方法。
・玄関ドア自体を新しいものに換えたい
・防犯性の高い玄関ドアに換えたい
・採風・採光機能のついた玄関ドアにしたい
塗り替え(2-1-2)
既存の玄関ドアを塗料等で塗り替えるリフォーム方法。
・既存の玄関ドアを使い続けたい
・色あせ・汚れの目立つ玄関ドアをキレイにしたい
・既存の玄関ドアが木製で、5年以上メンテナンスしていない
玄関ドアシートを貼る(2-1-3)
既存の玄関ドアに、玄関ドアシート(フィルム)を貼るリフォーム方法。
・既存の玄関ドアを使い続けたい
・色あせ・汚れの目立つ玄関ドアをキレイにしたい
・施工に数日かかる塗り替えは面倒
在来工法(2-1-4)
玄関ドアの枠ごと交換するリフォーム方法。場合によっては、外壁や床の工事をすることも。
・既存の玄関ドアよりも、大きな玄関ドアにしたい
・玄関の間口(幅)を広げたい

●室内ドアのリフォーム(3章)

リフォーム方法 こんな方にオススメ
交換(3-1-1)
室内ドアだけを交換するリフォーム方法と、カバー工法(室内ドアを交換、既存の枠の上から、新しく枠も取り付ける)、室内ドアと枠の両方を交換するリフォーム方法があります。
・室内ドア自体を新しいものに変えたい
・遮音機能やチャイルドロック機能などの機能性のあるドアに換えたい
塗り替え(3-1-2)
既存の室内ドアを塗料等で塗り替えるリフォーム方法。
・既存の室内ドアを使い続けたい
・色あせ・汚れの目立つ室内ドアをキレイにしたい
面材の張り替え(3-1-3)
室内ドア表面の面材を張り替えるリフォーム方法。
・既存の室内ドアを使い続けたい
・色あせ・汚れの目立つ室内ドアをキレイにしたい

 

2.「玄関ドア」のリフォーム

玄関ドア交換
画像出展:プロタイムズ下関店

この章では、「玄関ドア」のリフォーム方法や費用相場などを解説してまいります。

2-1.4つの方法を紹介!玄関ドアのリフォーム

玄関ドアの4つのリフォーム方法について、それぞれ詳しくお伝えいたします。

2-1-1.リフォーム用の玄関ドアなら1日で「交換」可

「玄関ドア自体を新しくしたい」という場合は、玄関ドアの交換がオススメです。
“リフォーム用の玄関ドア(玄関ドアを簡単にリフォームするための商材)”を使用すれば、玄関ドアの既存の枠の上から、新しく枠も取り付けるため、枠を取り外したり外壁を工事したりする必要はありません。そのため、最短1日で玄関ドアの交換をすることができます。

※リフォーム用の玄関ドアを使用したリフォームの方法を「カバー工法」と言います。
※玄関ドアを「開き戸から引き戸」「引き戸から開き戸」にする場合も、間口(幅)に問題がなければ、交換で工事可能です。

リフォーム用の玄関ドアは様々な製品が販売されており、種類も豊富。デザイン性&機能性のある製品が揃っているので、好みのデザインやほしい機能(防犯機能/採風・採光機能/断熱性能)を兼ね備えた玄関ドアがきっと見つかるはずです。

【例】リフォーム用の玄関ドア

玄関ドア画像出展:三協アルミ

玄関ドア画像出展:三協アルミ

玄関ドア
画像出展:LIXIL

玄関ドア画像出展:YKKAP

2-1-2.「塗り替え」で玄関ドアをキレイに

塗り替え

「玄関ドアの見た目をキレイにしたい」「玄関ドアの色やデザインを変えたい」という場合は、塗り替えるという方法もあります。傷や汚れ、色あせなどの劣化が目立つ玄関ドアも、塗り替えをすると、新品のようにキレイになります。
塗り替えの場合、さまざまな塗料の色が揃っているので、「色」にこだわることができます。これまでと同じテイストの色を選んで玄関ドアをキレイにすることも、まったく異なる色を選んで玄関ドアの印象をガラリと変えることも可能です。

※玄関ドアの素材や状態によっては、選べる塗料に制限のある場合もあります。詳細は、塗装業者もしくは塗料メーカーにご相談ください。

玄関ドアの塗り替えにかかる期間は、2~4日が目安。雨天や気温の低い日は塗装工事ができないため、気象条件によっては工事期間が延びることもあります。

▼玄関ドアの塗り替えについて詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。

玄関ドアを塗装する時の費用・DIY方法・注意点

2-1-3.「玄関ドアシートを貼る」だけリフォーム

シート

「時間をかけずに玄関ドアをリフォームしたい」「玄関ドアの色やデザインを変えたい」「自身で玄関ドアをリフォームしたい」といった方にオススメのリフォーム方法。「玄関ドアシート(フィルム)」と呼ばれるシートを貼るだけの簡単リフォームです。

様々な色やデザインの玄関ドアシート(フィルム)が販売されているので、好みの玄関ドアに仕上げることができるはずです。玄関ドアシートは各製品によって耐久性やお手入れ方法が異なるので、このあたりを踏まえて選ぶのがオススメです。

【例】玄関ドアシート(フィルム)

玄関ドアシート画像出展:3M

玄関ドアシート画像出展:sangetsu

玄関ドアシート画像出展:3M

玄関ドアシート画像出展:sangetsu

※玄関ドアの素材や状態によっては、選べる玄関ドアシート(フィルム)に制限のある場合もあります。詳細は、リフォーム業者もしくはメーカーにご相談ください。

2-1-4.「在来工法」ならどんな玄関ドアにもできる

「既存の玄関ドアよりも、大きな玄関ドアにしたい」「玄関の間口(幅)を広げたい」という場合は、「在来工法」と呼ばれる昔ながらのリフォーム方法を選択することになります。在来工法では、玄関ドアだけでなく、玄関ドアの枠ごと交換します。また、場合によっては、外壁や床の工事をすることもあります。

在来工法でのリフォーム工事には数日~1週間、場合によっては、それ以上に時間がかかることもあります。

在来工法ならば、どんな玄関ドアも自由自在(※建物の構造上、実現可能である場合に限る)なので、イメージ通りの玄関ドアにリフォームすることができます。

▼「玄関ドア」のリフォームについては、こちらの記事も参考にしてください。

玄関ドアのリフォーム|交換・塗り替え・ドアシートすべて解説!

2-2.玄関ドアのリフォームにかかる費用相場

費用

玄関ドアのリフォームを“業者に依頼した場合”にかかる費用相場をご紹介します。

【玄関ドアのリフォーム方法別!費用相場】

交換
(2-1-1)
(リフォーム用の玄関ドアを使用)35~50万円
塗り替え
(2-1-2)
(金属製の玄関ドア)5~10万円
(木製の玄関ドア)5~20万円
玄関ドアシートを貼る
(2-1-3)
7~15万円
在来工法
(2-1-4)
40万円~

※上記はあくまで費用相場です。
※選ぶ「玄関ドア」「塗料」「玄関ドアシート(フィルム)」や劣化の症状によって、また在来工法の場合は工事内容によっても上記の費用相場と大きく異なることもあります。

2-3.玄関ドアのリフォームはDIY可能?

「玄関ドアのリフォームを自分でやりたい…」と考えている方もいるでしょう。
玄関ドアのリフォームを自身でできるかどうかは、リフォーム方法によります。

DIYできるのは、玄関ドアシートを貼るリフォーム(2-1-4)。キレイに仕上げることを考えればプロに依頼するのが確実ではあるものの、シートを貼るだけなので、やろうと思えばDIY可能です。玄関ドアシートが剥がれたりすることのないようプライマー処理をしてから玄関ドアシートを貼るのがオススメです。
[参考]3MジャパングループHP・リフォーム手順

塗り替え(2-1-2)ができるかどうかは、玄関ドアの素材によります。
金属製のドアはプロに依頼するのがオススメです。金属の中でもアルミ製の玄関ドアを塗り替えるのはプロでも難しく、素人にはまず無理です。プロの業者に依頼しましょう。木製の玄関ドアであれば、難易度は高いですが、自身で塗り替えることもできます。

▼木製玄関ドアの塗り替えの手順等については、下記記事を参考にしてください。

玄関ドアを塗装する時の費用・DIY方法・注意点

玄関ドアの交換(2-1-1)や在来工法(2-1-4)は簡単にDIYできるような工事内容ではありません。プロの業者に依頼することを強くオススメします。

 

3.「室内ドア」のリフォーム

室内ドア

この章では、「室内ドア」のリフォーム方法や費用相場などを解説してまいります。

3-1.3つの方法をご紹介!室内ドアのリフォーム

室内ドアの3つのリフォーム方法について、それぞれ詳しくお伝えいたします。

3-1-1.好きな室内ドアに「交換」

「室内ドア自体を新しくしたい」という場合は、室内ドアの交換がオススメです。

・室内ドアだけを交換する方法
・カバー工法(室内ドアを交換、既存の枠の上から、新しく枠も取り付ける)
・室内ドアと枠の両方を交換する方法
※枠の交換をする場合は壁紙も張り替えるのが一般的です。

上記3つの交換方法があります。

室内ドアは、各メーカーより様々な製品が販売されており、種類も豊富。遮音機能やチャイルドロック機能、ルーバー機能(ドアを閉めたまま部屋の換気ができる)など、様々な機能性をもった室内ドアもあります。

【例】室内ドア

室内ドア画像出典:LIXIL

室内ドア画像出典:LIXIL

3-2-2.「塗り替え」で室内ドアを一新

塗り替え

「室内ドアの見た目をキレイにしたい」「室内ドアを違う色に変えたい」という場合は、室内ドアを塗り替えるのも一つの手です。

塗料はカラーラインナップが豊富なため、好きな色の室内ドアに一新できるのが塗り替えの魅力。既存の室内ドアの色はそのままに、キレイにするために塗り替えることもできますし、既存の室内ドアとは全く違う色にチェンジすることもできます。

3-2-3.「面材を張り替える」リフォーム

「室内ドアの見た目をキレイにしたい」「室内ドアを違う色やデザインに変えたい」という場合は、室内ドア表面の面材・シートを張り替えるというリフォーム方法もあります。室内ドア表面の面材を張り替えるだけなので、簡単にリフォームができます。ドア枠も同じ面材で張り替えることができるので、統一感のある室内ドアに仕上がります。

様々な色やデザインの面材が販売されているので、好きな色やデザインの室内ドアに一新することができるのも、面材の張り替えリフォームの魅力です。

3-3.室内ドアのリフォームにかかる費用相場

費用

室内ドアのリフォームを“業者に依頼した場合”にかかる費用相場をご紹介します。

【室内ドアのリフォーム方法別!費用相場】

交換
(3-1-1)
(室内ドアだけを交換)4~10万円
(カバー工法)10~20万円
(室内ドア+枠の交換)10~30万円 
塗り替え
(3-1-2)
8,000~1万円
面材の張り替え
(3-1-3)
4~6万円

※上記はあくまで費用相場です。
※選ぶ「室内ドア」「塗料」「面材」によっては上記の費用相場と大きく異なることもあります。
※上記は室内ドア1枚あたりの相場費用です。リフォームするドアの枚数によっても費用は変わります。
※室内ドア+枠の交換をする場合、壁紙の交換が発生することもあります。壁紙の交換については、別途費用がかかります。

3-4.室内ドアのリフォームはDIY可能?

「室内ドアのリフォームを自分でやりたい…」と考えている方もいるでしょう。
室内ドアのリフォームを自身でできるかどうかは、リフォーム方法によります。

DIYにチャレンジしやすいのは、塗り替え(3-1-2)と面材の張り替え(3-1-3)です。どちらもプロに依頼した方が確実ではあるものの、やろうと思えば自身でもDIY可能です。
塗り替えに使用するのは、ニオイの少ない水性塗料がオススメです。十分に換気をして、風通しを良い環境で塗り替えましょう。
面材の張り替えは、面材が剥がれないようにプライマー処理をしてから面材を貼るのがオススメです。

室内ドアの交換はプロに依頼することをオススメいたします。特に、「カバー工法」や「室内ドア+枠の交換」は自身では、まず無理です。業者に依頼をするのが賢明でしょう。

▼「室内ドアのリフォーム」について詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。

【保存版】室内ドアをリフォームする時に知っておきたい知識

 

4.リフォーム業者選びに失敗しないために!押さえておきたい3つのこと

この章ではリフォーム業者選びに失敗しないために、押さえておきたいことを3つご紹介いたします。

4-1.リフォーム内容によって依頼すべき業者が変わる

すべてのリフォーム業者が、あらゆるドアリフォームに対応できるわけではありません。

玄関ドアだけ、室内ドアだけを請け負っているという業者もあるでしょう。さらに、交換・塗り替えなどのリフォーム方法のうち、どの工事ができるかは業者によって違います。

そのためリフォーム方法を決めている場合には、そのリフォームができる業者に絞って、リフォーム業者を探すとスムーズです。「どのリフォーム方法で工事をするべきかわからない」という場合は、交換・塗り替え・張り替え等を請け負っているリフォーム業者から、それぞれ提案を受けてみるのがよいでしょう。

4-2.玄関ドアor室内ドアリフォームの施工実績は要チェック

「施工実績」は、リフォーム業者を選ぶときの一つの判断材料となります。なぜならば施工実績は、リフォーム業者の技術や知識のレベルを推し量る一つの指標となるためです。

施工実績があれば問題ないというわけではありませんが、やはり施工実績のあるリフォーム業者の方が、提案の幅も広く、技術や知識レベルも確かである可能性が高いことは間違いありません。

施工実績をチェックする際には、自身が依頼したいリフォーム工事の実績をチェックしましょう。たとえば、玄関ドアの塗り替えを検討している場合は、「玄関ドアの塗り替えの施工実績」をチェックしてみてください。

4-3.見積りは2~3社に依頼すると安心

見積もり

リフォーム業者からの見積りは2~3社からもらうのがオススメです。仮に、依頼したいと思っているリフォーム業者が1社に絞り込めていても、見積りは2~3社からもらうのが良いでしょう。なぜならば2~3社の見積りがあると、比較・検討ができるためです。

ドアリフォームの知識がない一般の方が1社分の見積りだけを見て、見積額が高いのか・低いのか、工事内容が適切なのかどうかを判断するのは至難の業です。ところが、2~3社分の見積りがあれば、比較ができるため、「見積額が高い・低い」「工事内容が異なる」といった差を頼りに、業者に質問等をすることで、見積額や工事内容の妥当性を探れます。

 

まとめ

玄関ドア・室内ドアのリフォームについて解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

玄関ドアのリフォームは、「交換」「塗り替え」「玄関ドアシートを貼る」「在来工法」4つの方法があります。室内ドアのリフォームは、「交換」「塗り替え」「面材の張り替え」3つの方法があります。

どの方法でリフォームをするかで、「実現できること」や「費用」が異なるため、玄関ドア・室内ドアをリフォームする際には、本記事も参考に、リフォーム方法をしっかり比較・検討をして選ぶと間違いありません。

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