【保存版】理想的なキッチンリフォームを実現するための完全マニュアル

システムキッチン

キッチンのリフォームを検討している方のなかには、デザイン性の高いキッチンや、最新設備をそなえたキッチンをまえに、どんなキッチンにしようかと思いを巡らせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もしかすると、「もう、キッチンは決めた」という方もいらっしゃるかもしれませんが、選んだキッチンで、ほんとうに快適なキッチンにリフォームできるのか、いま一度考えたほうがいいかもしれません。なぜならば、デザイン性が高く、すばらしい機能性をそなえたキッチンを選んでも、使い勝手がわるく、うまく活用できないキッチン空間になってしまうこともあるからです。

その最大の原因となるのは、キッチンを選ぶときに、キッチンをどう活用していきたいかイメージできていないことにあります。どんなに素敵なキッチンも、日々の暮らしに溶け込めなければ意味がないということです。

この記事では、こうした思い込みによる失敗をしないために押さえておくべき知識をすべてご紹介してまいります。キッチンリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.キッチンは4種類のタイプからライフスタイルに合わせて選ぶと上手くいく

1-1.キッチンリフォームは4種類の”型”の特徴を知ることから

キッチンにはシンクやコンロ、調理スペースの位置違いで、主に4種類の型があります。見た目が異なるのはもちろん、その使い勝手にも大きな違いがあります。

まずは4種類のキッチン型の特徴を把握し、自分たちにぴったりの型はどれかを考えるところからはじめるのがオススメです。

※お住まいの間取りや広さ等によって、選べるキッチン型に制限のある場合もあります。詳しくは購入前に業者に確認しましょう。

■4種類のキッチン型

I型 Ⅱ型
I型 Ⅱ型
 コンロ・シンク・調理スペースを一列に配置  コンロ・シンク・調理スペースを二列に分け、並行に配置

メリットキッチン JOY ナツメグ※画像出典:トラディショナル キッチン

ホソナガノイエ~ネコトモvol.3~※画像出典:斉藤建築設計室

S様邸
[メリット]
・狭いスペースにも配置できる
 [メリット]
・足元にあるマットやゴミ箱などがリビングやダイニングからは見えない
・I型と比べて作業動線を短くできる
・二人でも作業がしやすい
[デメリット]
・キッチンが長くなりすぎると、作業効率が悪くなる
[デメリット]
・2列の幅が広くなりすぎると、作業効率が悪くなる
L型 U型
L型 U型
コンロ・シンク・調理スペースをL字型に配置 コンロ・シンク・調理スペースをコ型に配置
Historic Cottage Transformed to Modern New Grandmother※画像出典:CliqStudios Cabinets
Handmade Kitchen; Made in GB
※画像出典:Austin Matthews Design
Los Angeles Area Homes
※画像出典;Michael Kelley Photography
Godfrey Street
※画像出典:The Olive Design Studio
[メリット]
・I型よりも調理スペースが広くとれる
・少ない歩数で作業を完了できる
[メリット]
・調理スペースが広く取れる
・体の向きを変えるだけで様々な作業に対応できる
・収納スペースを充分に確保できる
[デメリット]
・コーナー(角部分)がデッドスペースになりやすい
[デメリット]
・目的なくコ型を選ぶと、キッチンスペースを持て余してしまう
・コーナー(角部分)がデッドスペースになりやすい

費用が安く抑えられ、狭い場所でも設置できるⅠ型は根強い人気があります。その次によく選ばれるのは、I型に比べ動線が短く使い勝手の良いL型です。ある程度キッチンスペースが必要なⅡ型、U型は、作業スペースが十二分に確保できるため、料理好きな方にオススメの型になります。

1-2.[キッチンの位置から変える場合]キッチンを選ぶときに、あわせて考えるべきレイアウト&配置方法

キッチンの位置を変える場合には、キッチンを選ぶときに「レイアウト方法」と「配置方法」まで考えておく必要があります。

■キッチンのレイアウト方法
キッチンのレイアウト方法は、主に3パターンあります。

レイアウトのイメージ メリット デメリット
クローズドタイプ クローズドタイプ

キッチンが、リビングやダイニングから独立しているタイプ

・調理のにおいや煙がリビングやダイニングに広がることがない

・料理や片付けに専念できる

・料理や片付けをしている間、家族とコミュニケーションをとることができない

・場合によっては、配膳や片付けの動線が遠くなる

オープンタイプ

オープンタイプ

リビングやダイニングとキッチンが一体化しているタイプ
※キッチンを壁付けにするか、対面式にするかで、その機能性に違いがあります。

・家族とコミュニケーションをとりながら料理や片付けができる

・配膳、片付けの動線が短く、効率が良い

・料理のニオイや煙がリビングやダイニングに広がってしまう

・リビングやダイニングからキッチンがよく見えるため、収納に工夫が必要

セミオープンタイプ セミオープン

リビングやダイニングと、キッチンをカウンターで仕切ることで、クローズドタイプとオープンタイプの利点をうまく兼ね備えたタイプ

・料理や片付けをしながら家族とコミュニケーションがとれる開放感がありながらも、キッチンが丸見えになることはない ・オープンスタイルほどの開放感はない

・料理のニオイや煙がリビングやダイニングに広がってしまう

「集中して料理を楽しみたい」「リビングやダイニングにニオイや煙が広がるのが嫌」という方には、クローズドタイプのキッチンがオススメです。また、「料理や片付けをしているときも、子どもを見守ったり、家族とコミュニケーションをとりたい」という方には、オープンタイプかセミオープンタイプのキッチンを選ぶと良いでしょう。最近主流となっているのは、セミオープンタイプのキッチンです。家族と会話ができる開放感がありながらも、洗い場や調理スペースなどの散らかりやすい所はリビングやダイニングからは見えないという点が人気の理由です。


■キッチンの配置方法
キッチンを壁に面して配置するか、独立して配置するかでその使い勝手に大きな差が生じます。

  配置方法 メリット デメリット
壁付け 壁付け型

壁側に向けてキッチンを配置

・キッチンの占有スペースが小さくで済むため、部屋のスペースを効率よく使える

・窓に面して設置することも可能

・リビングやダイニングからキッチンが丸見えになってしまう
ペニンシュラ ペニンシュラ型

左右どちらか片側が壁に接するように配置

・家族とコミュニケーションをとりながら調理や片付けができる

※Ⅰ型・L型・コ型でよく利用される配置

 ・片方が壁に面しているため、片側からしか出入りできず、作業効率が落ちる
アイランド アイランド型

コンロ・シンク・作業スペースの一部もしくは全部が独立した配置

・複数人でキッチンを囲み、料理や片付けができる

・オシャレなキッチン空間を演出できる

・両サイドから出入りできるので動線が短く効率的

・調理のにおいや煙がリビングに広がってしまう

・上部に収納が確保できないので、収納スペースが少なくなる

「キッチンスペースをできるだけコンパクトにおさめたい」「リビングやダイニングスペースを広く確保したい」という方には、壁付けを選びましょう。リビングやダイニング側を向いて設置する場合、ペニンシュラかアイランドを選ぶことになります。中でも、存在感のあるアイランドは「家でよくパーティをする」「家族みんなで料理をする時間が楽しみ」という方にオススメです。

1-3.”キッチンをどう活用していきたいか”イメージできていると失敗しない

キッチンのリフォームを検討しはじめた方に、ぜひ実践していただきたいのが“日々の生活を思い浮かべて、キッチンをどう活用していきたいかイメージを膨らませること”です。たとえば、「子どもの様子を見守りながら料理をしたい」「家族みんなでワイワイ料理をつくりたい」「老後の生活に備えて、できるだけキッチンと食卓を近くに設置したい」など、各々に思い描くキッチンの活用法があるのではないでしょうか。

理想のキッチン活用像があると、生活に根づいたリフォームが描けるため、失敗のリスクがグッと少なくなります

もしも上手くイメージが湧かない場合には、「現在◎◎に困っている」といった、解消したいと思っている負の箇所を挙げていくのも効果的です。「なぜ困っているのか」「どうすれば解消されるのか」と掘りさげて考えていくことで、理想のキッチン像が描けていくはずです。

キッチンのリフォームは、漠然と進めてしまうと、キッチン機器のデザイン性ばかりに気をとられるか、業者に言われるがままになってしまうなどして、結果、実生活にそぐわない仕上りになってしまいがちです。そのような失敗を避けるためには、キッチンをリフォームすることで、叶えたいことを具体的にイメージしておくことが重要なのです。


[補足情報] キッチンリフォーム事例でイメージを膨らませる

より具体的にイメージを膨らませるにあたり、リフォーム事例をチェックするのも一つの手です。

リフォーム事例を見れば、リフォームすることで、なにが、どう変わったのかがつぶさにわかるため、より自身のリフォームイメージも描きやすくなるはずです。さらに、リフォームをすることで”何が解消されたのか”、”どう暮らしやすくなったか”など、実際にリフォームした方の声にも役立つ情報が詰まっています。

■キッチンリフォーム事例

Before

SONY DSC

After

SONY DSC

※画像出典:株式会社シアーズホーム(住宅リフォーム専門店 jobs)

 

<キッチンリフォームのオススメ事例サイト>

Panasonic

LIXIL

TOTO

価格.com

 

2.[キッチン選び] 賢く選ぶために押さえておきたいポイント

1.キッチンは4種類のタイプからライフスタイルに合わせて選ぶと上手くいく」を参考に、キッチンの型が絞れてきたら、実際にキッチン製品を選んでいきましょう。キッチンリフォームにおいて、どのキッチンを選ぶかは肝心要の部分。賢く選ぶには、キッチン選びのポイントを押さえておくことが重要です。

2-1.”演出したい印象&イメージ”でキッチンの色を選ぶと失敗しない

キッチンの”色選び”で迷っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。色はキッチン全体の印象を大きく左右するため、慎重に選びたいところ。

キッチンの色選びのポイントは、色の好き・嫌いではなく、色の印象&イメージで選ぶことです。”どういう印象やイメージを演出したいか”という観点でキッチンの色を見ていくと、おのずと選ぶべき色がはっきりしてくるはずです。

■キッチン|色別の印象&イメージまとめ

 ▼ シンプルで飽きがこない、人気ナンバー1の白色系
kitchen08 広く開放的な印象を演出できる白色系のキッチン。

汚れが目立ちやすいという難点もありますが、汚れが目立ちやすい分、こまめに掃除するようになったという方も多いようです。

 ▼ 明るく爽やかな印象になるパステル系
 kitchen02 明るく、やわらかく、かわいらしい印象のパステルカラーは女性に人気のカラー。左記のピンク以外にも、オレンジやグリーンなどもあります。
  ▼ メリハリを出したいなら濃色系
kitchen03  部屋のベースカラーが白色などの明るい色の場合、キッチンを濃色系にするとメリハリのある空間になります。
 ▼ 落ち着いた雰囲気が素敵な木目系
kitchen04 ナチュラルな雰囲気が好きな方にオススメ。茶色には気分を落ち着かせる効果も。
 ▼ 上級者テクニック!ツートンカラーで個性を演出
kitchen10

kitchen09

上下でコントラストをつけることで、個性的な雰囲気を演出することができます。

<補足情報|キッチンの人気色>

キッチンの人気色は、「白色系」と「木目系」です。

●人気ナンバー1は白色系

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© TOCLAS CORPORATION

白色系は空間を広く感じさせる効果があるため、白系のキッチンにすると、広く開放的な印象を演出することができます。

そして、どんな色とも相性が良いため、冷蔵庫や炊飯器などの家電製品、天井やフローリングなどの内装を選ばないというメリットもあります。さらに白色には清潔感もあるため、清潔にしておきたいキッチンとの相性も抜群です。

 

●ナチュラルな雰囲気の木目系も人気

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© TOCLAS CORPORATION

ナチュラルな雰囲気が好きな方にオススメの木目系。木目の独特のぬくもりが、心を和ませてくれます。近年、人気を集める無垢材のフローリングとの相性の良さも人気の秘密でしょう。


[参考情報|カラーシミュレーションサイト]

各キッチンメーカーがキッチンの色をシミュレーションできるサイトを公開しています。「なかなか色のイメージが湧かない」という方は、いくつかのシミュレーションサイトをチェックしてみるのもオススメです。

■ Panasonic

■ LIXIL

■ TOCLAS

■ TOTO

■ クリナップ

■ タカラスタンダード

■ Housetec

■ AICA


▼キッチンの色選びについて詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
システムキッチンの色を選ぶ時に押さえておきたいポイント

2-2.キッチンメーカーで絞り込むというのも一つの手

ひと口に”キッチン”といっても、各キッチンメーカーから多種多様な製品が販売されており、その数は相当数あります。そのため、すべてのキッチンをチェックして選ぶというのは至難の業でしょう。

そこで、各キッチンメーカーの特徴をチェックして、まずはキッチンメーカーで絞り込むというのも一つの手です。

下記に主要なキッチンメーカーとその特徴をまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。

■主要なキッチンメーカー

キッチンメーカー 特徴
 クリナップ ・キッチン専業のメーカー
・高品質なステンレスを使用しているため、ステンレス製のキッチンをお考えの方にオススメ
 LIXIL ・価格が比較的リーズナブル
・収納が特徴的で充実していて、使い勝手が良い
・商品のラインナップが広い
 パナソニック ・主婦目線の設計されている
・省エネ機能が充実している
・デザインがスタイリッシュ
 タカラスタンダード ・ホーローが高品質で人気
・価格がリーズナブルなものが多い
・バリエーションが豊富
 TOTO ・見た目が美しく、デザイン性で定評があるため、インテリア性を重視したい方におすすめ
・手入れがしやすい
・水回り機能が充実しており、節水もできる
トクラス ・シームレスなデザインが人気
・豊富なカラーがある
・人造大理石にこだわりがあり、質が高い
ハウステック ・デザインを自分好みに細かく選ぶことができる
IKEA ・デザイン性の高さが人気
・好みや予算に合わせてさまざまな組み合わせが選択できる自由度の高さが魅力
ニトリ ・店舗での直販により流通コストを抑えられるためリーズナブルな価格帯に

2-3.[補足①] 置き型キッチン・システムキッチン・オリジナルキッチンの違い

キッチン設備には、大きく分けて「置き型キッチン」「システムキッチン」「オリジナルキッチン」の3つのタイプがあります。

最も一般的なタイプのキッチンは、システムキッチン。現在、多くのキッチンメーカーが販売しているキッチンの多くもシステムキッチンです。取り立ててこだわりがなければ、システムキッチンを選ぶのがオススメです。

「どうしても外せない柱があるため、細かなサイズ調整が必要」「とにかく自分らしさにこだわりたい」といった場合には、オリジナルキッチンを選ぶのが良いでしょう。

●キッチン設備|3タイプ

タイプ 特徴
置き型キッチン  流し台、コンロ、調理台などがそれぞれ独立しており、好みや使い勝手に応じて自由に並べてキッチンをつくる。並べた機器の間に隙間ができるため、汚れがたまりやすいのが難点。リーズナブルな価格帯が魅力。
システムキッチン 現在、最も一般的なタイプのキッチン。ワークトップと呼ばれる一枚板でひとつながりになっているため、置き型キッチンのように隙間に汚れがたまることがなく、清潔な状態を保ちやすい。既製品のため、奥行や幅の寸法や形状は、いくつかのラインナップの中から選ぶことになり、キッチンの幅に合わせた調整等はできない場合がほとんど。価格帯は、素材やデザイン等によって、低~高までさまざま。
オリジナルキッチン オーダーメイドタイプのキッチン。 奥行や幅などの寸法もキッチンに合わせて微調整ができるため、より住まいにぴったり合うキッチンがつくれる。既製品のように見て買う、ということができないため、イメージを具現化してくれる信頼できる業者を見つけることが重要となる。価格は高価格帯。

2-4.[補足②] 購入前に、必ずショールームで実物をチェックすべし

ある程度、「これにしよう」というキッチンが絞り込めたら、実際にショールームで実物をチェックするようにしましょう。実際に見てみると、カタログやHPで見たときの印象とは大きく異なることもあります。また、使いやすそうに見えたものが、実際にさわってみると、しっくりこないということもあるかもしれません。

工事がはじまって、家に搬入した後に「何が違う」と思っても、後の祭り。実物チェックは、事前に行なうのが鉄則です。

[参考情報|最適なキッチンの高さは「身長÷2+5cm」]

キッチンの高さは低すぎると腰に、高すぎると肩に負担がかかります。ジャストサイズは、「身長÷2+5cm」と言われています。複数人でキッチンを使用する場合は、メインで使用する人に合わせるか、按配をとるか、使用する頻度によって決めるのがオススメです。

※各メーカーによって、5cm単位、2.5cm単位と調整できるサイズ幅が異なります。

2-5.[補足③] 家電製品を置くスペースは買い替えも想定して決める

家電製品はおおよそ10年程度で買い替えの時期がやってきます。そのため、リフォームする際、その時に使用している家電製品に合わせてスペースを確保してしまうと、その後買い替えを行なうときに、気に入ったモノが入らないという事態になりかねません。家電製品を置くスペースは、買い替えることも想定して、少し大きめに確保しておいた方が良いでしょう

また盲点となりがちなのが、家電製品(特に冷蔵庫)の搬入作業。「スペースは確保していたけれど、キッチンの棚にひっかかって入らなかった」というのも、よくある失敗事例です。キッチンを決める際には、家電製品の搬入経路のことも考えておくようにしましょう。

3.[キッチン設備選び] キッチンの使い勝手を上げるために知っておきたいこと

キッチン機器を選ぶ際に、あわせて考えたい設備機器。設備機器の良し悪しは、キッチンの使い勝手を大いに左右します。

キッチンすべてを入れ替えなくても、設備機器を一つ新しくするだけでキッチンの使い勝手がグッと上がることもあるのです。

※キッチン機器によっては、選べる設備機器に制限のある場合もあります。詳しくはご確認ください。

3-1.水栓(蛇口)

ひとことで「水栓(蛇口)」といっても、その機能はさまざま。浄水器つき、センサーで水の出し・止めができるものなど、様々な水栓があります。

せっかく新しくするのならば、より生活に合う、快適に使える水栓を選びたいところ。日進月歩で新しい機能をもつ水栓が登場しているので、まずは、どんな機能性をもつ水栓があるかをチェックしてみましょう。

<様々な機能性をもつキッチン水栓>

■水栓からホースを引き出せる
TOTO|ハンドシャワータイプ
メーカー希望価格 40,400円~

■浄水器を内蔵
LIXIL|浄水器専用水栓(カートリッジ内蔵型)
メーカー希望価格 39,500円~

■水はねしにくい泡立つシャワー
TOTO|ミクロソフト
メーカー希望価格 42,300円~

■センサーで水の出し・止めができる
LIXIL|キッチン用タッチレス水栓 ナビッシュ
メーカー希望価格 78,000円~

■足で水の出し・止めができる
LIXIL|フットスイッチ
メーカー希望価格 38,300円~

TOTO|フットスイッチユニット
メーカー希望価格 39,800円~

※価格は税抜き価格です。

 

※その他にも、さまざまな機能性をもった水栓があります。詳細は、各水栓メーカーのホームページ等でご確認ください。

3-2.シンク

キッチンのシンクは、材質別に「ステンレス」「人口大理石」「ホーロー」の3つに分けられます。シンクを選ぶ前に、それぞれの材質の特徴を掴んでおきましょう。

シンクの種類 特徴
 

ステンレス

img_a008020005001_03

※画像出典:http://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/shiera/parts/parts01.htm

 耐久性が高く、錆にくい。耐熱性にも優れている。表面に水垢がつかないように特殊加工した製品もある。低価格の製品も豊富に揃う。
 

人工大理石

img_a008020005001_01

※画像出典:http://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/shiera/parts/parts01.htm

耐久性が高く、汚れにくい。日々のお手入れもカンタン。人工大理石ならではのやわらく、あたたかみのある質感が魅力。
 

ホーロー

K5964xx

※画像出典:http://www.shop-j-max.info/products/detail.php?product_id=48

耐久性、耐熱性に優れる。滑らかな肌ざわり、ホーローならではの色合いが魅力。デザイン性の高い海外製のキッチンなどに採用されていることも多い。

3-3.レンジフード

キッチンを選ぶときに、見落としがちなレンジフード。そのため実際にキッチンを使いはじめてから、「高さが低すぎて頭をぶつけてしまう」「コンロからの距離が遠く、煙をうまく吸い込んでくれない」等のお悩みを抱えてしまうケースも少なくありません。

そんな失敗をしないためには、レンジフードを選ぶときに使用シーンをイメージしておくことが重要です

オープンタイプ、セミオープンタイプのキッチンの場合は、ニオイや煙が部屋に充満しやすいため、より吸煙力・排気力の高いレンジフードを選ぶのがオススメです。また、背の高い人がキッチンに立つ場合には、あまりに低いレンジフードは調理しにくいため避けた方が無難でしょう。その他、掃除のしやすさ、駆動音なども注意しておきたいポイントになります。

また、キッチンフードは選ぶキッチンによって、選べる種類が異なります。詳しくは各製品ごとにご確認ください。

■レンジフードの種類

種類 外観 特徴 価格
ペニンシュラ型 W12AHWZML 横壁に設置するタイプ。ペニンシュラ型のキッチンに利用される。  15~20万円
壁付け型  Panasonic FY-75DED1-S 壁面に取り付けるので、天井にスペースが空き、開放感がある。ニオイの広がりが少ない。  10~20万円
アイランド型  BETF-901 圧迫感を与えないスリムなデザイン。油汚れがつきにくく、お手入れが簡単。  27~40万円
浅型タイプ  MITSUBISHI V-316KP5 天井高が低い、設置場所が限られている場合にも設置できる。  4~10万円

※画像出典:アイランド型:http://www.ariafina.jp/product/detail_arietta.php?id=593 ※価格参考:TOTOカタログ

※消防法によって、コンロの幅より狭いレンジフードは設置することができません。ご注意ください。


その他、食器洗浄機、コンロなどの設備機器も吟味して選びたいところ。詳細な性能等は各製品によって大きく異なるため、各キッチンメーカーのカタログやHP等でチェックしてみてください。

4.気になるキッチンリフォームの費用相場

相場

4-1.キッチンのリフォーム費用相場

キッチンのリフォーム費用は、位置はそのままでキッチン機器のみ変える場合、キッチン機器の費用と施工費等の合計で80~100万円が相場です。

キッチンの位置から変える場合は、さらに排水・給水管工事や、場合によっては電気の配線工事にかかる費用も追加で必要となるため、120~300万円が相場となります。

※上記相場はあくまでも目安です。選ぶキッチン機器や工事内容によっても価格は大幅に変動します。


■キッチンリフォーム|費用内訳

キッチンのリフォーム費用には、主に「キッチン機器の費用(設備機器の費用も含む)」と、「施工費(解体工事費、排水・給水管工事、電気の配線工事 等)」で構成されています。

そこでキッチンリフォームの費用相場をより詳細に掴むためには、「キッチン機器の費用」と「施工費」それぞれの相場を掴むのが有効です。

[キッチン機器の費用目安]

キッチン機器は、20万円~などの低価格帯のものから、300万円以上の高価格帯のものまで、製品によって価格帯が大きく異なります。

各製品によって費用が異なるため、詳細は各製品ごとに確認が必要ですが、下記にキッチン機器の相場感を掴む情報をまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。


■4種類のキッチン型別の費用相場

Ⅰ型キッチン  20万円~70万円
 Ⅱ型キッチン  50万円~100万円
 L型キッチン  40万円~100万円
 U型キッチン  100万円~150万円

■グレード別!費用相場
価格帯別に、3つのグレードに分けてご紹介します。相場感を掴むための情報としてご活用ください。

▼ 高機能なハイグレードモデル 80万円~

「高品質パーツを使いたい」「オーダーメイドのオリジナルキッチンをつくりたい」という方にオススメ

<キッチン機器イメージ>
●調理スペース、シンク⇒人工大理石や高級ステンレスを使用。
●収納扉⇒自然の風合いが楽しめる天然木や耐熱性、耐摩耗性に優れたエナメルUV塗装が施されているもの
●引き出し⇒スライド式
●コンロ⇒最新IHヒーター

【メーカー】
クチーナ、キッチンハウス、タニコー 等
▼ 多彩な機能とシンプルデザインを兼ね備えたスタンダードモデル 40~80万円
「機能性も価格帯も重視したい」という方にオススメ!

<キッチン機器イメージ>
●調理スペース、シンク⇒ステンレス
●収納扉⇒開き戸
●コンロ⇒ガスコンロ

【メーカー】
LIXIL、クリナップ、パナソニック、TOTO、タカラスタンダード 等
▼ お手頃価格のシンプルモデル 40万円以下
「とにかく費用を抑えたい」という方にオススメ!

<キッチン機器イメージ>
●必要な機能だけ備えた、シンプル設計。
例)ニトリのシステムキッチンは価格が20万円程度(工事費別)

【 メーカー】
ニトリ 等

※キッチンに取り付ける設備機器によっても価格は大きく変動します。

 

[施工費の目安]

キッチンリフォームの施工費用は総額30~40万円が相場です。

■工事内容別!費用相場
キッチン機器のみ新しくするのか、配管等から入れ替えるのか、また内装を大幅にリフォームするのか等によって、費用は大きく変動します。

工事内容 費用相場
キッチン取り付け費
(システムキッチンの組立て・設置費)
10~30万円
撤去工事費
(養生や、既存キッチン・関連部分の解体・撤去に関わる費用)
2~10万円
設備工事・電気工事費
(新設キッチンに合わせた給水・給湯・配管、電気配線の調整に関わる費用)
※工事内容によって異なる
内装工事費
(床、壁、天井に関する工事費)
 ※工事内容によって異なる
現場管理費 全体工期の1/3程度
諸経費 施工費の8~10%相当

※上記はあくまで費用相場です。工事の内容等によっても費用は変わります。詳細な費用は見積書にて確認するようにしましょう。

 

4-2.安価なキッチン機器等を自分で調達する”施主支給”にはリスクもある

「インターネットや店舗の安価なキッチン機器や設備機器を自分で買って、設置だけ業者に依頼すれば、費用を安く抑えられるのではないか」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一見お得な印象のある施主支給と呼ばれるこの方法(施主自らがインターネットや店舗でキッチン機器や設備機器を手配<購入から配送まで>すること)にはリスクもあるので、注意が必要です。

施主支給でよくあるトラブルが、「知識不足で、間違った商品を購入してしまった」というもの。キッチン製品は種類も多いため、どれが自身の家に合う製品かを見分けるのは簡単なことではありません。その他に起こりうるトラブルには、「工事まで購入した製品を保管しておける場所がない」「施工業者がアフターメンテナンスの責任をもってくれない」などもあります。

また、そもそも施主支給の商品での施工はしないという業者も多いため、事前に確認しておく必要もあります。

4-3.補助金や税金の優遇制度は最大限活用すべし

リフォーム工事には、補助金制度や税金の優遇制度があります。上手く活用すれば、お得にキッチンをリフォームすることができます。

■補助金の制度

補助金の対象となる工事 詳細内容
介護リフォーム 介護リフォームに要した費用について、最大20万円まで9割補助(実質の最大支給額18万円)が受けられる。

<支給対象の工事内容>
手すりの取付け・段差の解消・滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更・引き戸等への扉の取替え・洋式便器等への便器の取替え・その他前各号の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修介護保険を活用した介護リフォームについて詳しくは厚生労働省のHPをご覧ください。

省エネ設備  地方自治体によっては、太陽光発電システムや家庭用燃料、ヒートポンプ給湯器などに補助金が支給される場合がある。

※補助金制度の有無および内容については、各自治体にお問い合わせください。

税金の優遇制度

優遇制度 詳細内容
住宅ローン減税 年末借入残高の1%が10年間にわたり控除される※住宅ローン減税について詳しくは国税庁のHPにてご確認ください。

その他、ローン型減税(対象/省エネ・バリアフリーリフォーム)、投資型減税(対象/耐震・省エネ・バリアフリーリフォーム)もあります。

※税金の優遇制度について詳しくは、こちらをご覧ください。

▼「リフォーム減税」について詳しくは、こちらの記事も参考にしてください
リフォーム減税まとめ【2017年最新版】

4-4.【中古住宅を購入される方へ】住宅購入費とリフォーム費を一本化し、住宅ローンを活用できる

リフォームすることを織り込み済で中古住宅を購入する場合には、リフォーム費も住宅購入費とあわせて、金利の安い住宅ローンで借り入れるのがオススメです。

ただし、この場合、住宅ローンの事前審査の段階でリフォームの見積書が必要になり、住宅ローンの本審査では工事契約書が求められることもあります。つまり、住宅の購入と、リフォーム工事の決定を同時に進める必要があるということです。

そのため住宅購入費もリフォーム費も、住宅ローンで借り入れる場合には、中古住宅の物件探しと並行してリフォーム業者選びを進める必要があります。


▼キッチンリフォームの相場について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
キッチンリフォームにかかる費用と知っておくべきポイント

5.工事前にチェック!キッチンのリフォームにかかる期間目安

リフォーム工事中は、キッチンの使用ができなくなるため注意が必要です。使えない間の対応等も事前に考えておくと、いざ工事がはじまったときに慌てず対応ができます。

リフォーム箇所 リフォーム内容 工事期間
キッチン キッチンのみ変更 約1週間
キッチンの位置から変える場合  2~3週間

※上記はあくまで目安です。工事内容によっても工事期間は大きく変動します。

6.信頼できる業者を選ぶために知っておくべき7つのこと

「どの業者に工事を依頼すればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

ここでは信頼して任せられる業者を選ぶために知っておくべきポイントをご紹介しましょう。

6-1.インターネットだけでなく、チラシや新聞広告等の情報も参考に

「どの業者に依頼すべきか検討もつかないため、インターネットで情報を収集している」という方も多いのではないでしょうか。さまざまな情報が簡単に手に入るインターネットは、利用価値のある情報源であることは間違いありません。ただし、すべてのリフォーム業者がインターネットに精通しているわけではないため、より確実な情報を手に入れるならば、チラシや新聞広告なども参考にしたいところ。

そこで、いざキッチンをリフォームしようと思い立ったら、こまめにチラシや新聞広告をチェックしておきましょう。気になる業者の情報をストックしておけば業者選びの際に役立つだけでなく、プラン内容や費用相場を比較・検討する際にも大いに参考になるはずです。

6-2.所在地が不明瞭な業者には要注意

いくつかの業者に目星をつけた後、まずチェックしたいのが所在地(本社・営業所・店舗などのその会社に関わる場所)です

たとえば「住所が途中までしか記載されていない」「住所がワンルームマンションになっている」など、いつでも連絡を絶って立ち去れるような曖昧な所在地の業者には注意が必要です。

また、所在地が県外などの遠方にある業者も避けた方が良いかもしれません。遠方の業者が悪いというわけではありませんが、工事中も、工事後も、何かあったときにすぐ駆けつけてくれる範囲内、車で約1時間圏内のリフォーム業者が理想です。

6-3見るべきポイントは、“キッチン”リフォームの施工実績

見積りを依頼する前に、キッチンリフォームの実績は必ず確認しましょう。どんなに豊富なリフォームの施工実績があっても、それがキッチンでなければ、あまり意味がありません。提案の幅も、技術力も、施工実績が豊富にある業者の方が、勝っている場合が多いのは間違いありません

そして その業者の仕上げたキッチンが感覚的に“好きかどうか”というのも重要なポイントの一つです。デザイン性の好みは人それぞれ異なるため、ここが良いと一概に判断できるものではありません。自分の目で施工実績を見て、良い印象を受けた場合は、相性が良い業者である可能性が高いと言えるでしょう。

6-4.見積り依頼は”2社以上”が原則

たとえ気になる業者があっても、見積りは複数の業者、できれば2~3の業者に依頼するようにしましょう。なぜならば、1つの見積りだけでは、費用の妥当性が判断できないからです。

いくら、おおよその費用相場がわかっていても、やはり、それぞれのリフォーム内容によって費用は変動します。そのため、複数の見積りを比較するというのは、妥当な費用を探るうえでとても重要なことなのです。

また、”競合先があるかどうか”というのは、業者が費用を下げるかどうかの一つの判断基準になることも間違いありません。言ってしまえば、「◎◎という会社と迷っている」という切り札を出すことで、最終的に費用が下がることもあるということです。

6-5アピールポイントが安さだけの業者には要注意

その安さが企業努力によるものであれば良いのですが、他の業者と比べて極端に安い場合、もしかすると、何等かの手を抜いた結果である可能性もあります。安い見積りを提示された際には、“なぜ安いのか”という点を明らかにするようにしましょう。安さの根拠を明確にできない場合には、疑いの目をもった方が良いかもしれません。

6-6.根拠のない曖昧な見積りはトラブルのもと

特に「一式」表記の見積書には注意が必要です。「一式」という言葉に、すべてが含まれているような印象を受ける方も多いのではないでしょうか。しかし、よくよく考えてみるとわかるのですが、「一式」という表記だけは、どんな材料を使うのか、どんな工事をするのか、何も明確化されていないのです。そのため、「◎◎をしてくれると思っていたのに、対象外だと言われた」というトラブルに発展してしまうことがあります。

「一式」という記載の入った見積りを提示された際には、契約を結ぶ前に、一式に何が含まれているのかきっちり確認をとるようにしましょう。その際に、曖昧にごまかしたり、きちんと説明をしてくれない業者は避けた方が賢明です。

6-7工事保証の有無は契約前に確認を

リフォーム工事は、新築工事とは異なり、保証に関する法的な義務がありません。そのため、”もしも不具合が生じてしまった場合に、その業者がリフォーム工事について、どの程度の保証をしてくれるか”は、契約前にきちんと確認する必要があります。

保証制度がある場合にも、保証期間や保証範囲は業者によって異なるため、併せて確認しましょう。

また業者によってはリフォーム瑕疵保険を導入している場合もあります。

*リフォーム瑕疵保険とは:リフォーム工事後に、瑕疵(欠点・欠陥)が見つかった場合に、その補修費用をまかなう保険のこと。詳細は、株式会社日本住宅保証検査機構のホームページにてご確認ください。


[参考情報] 設備会社系・地元の工務店・ホームセンターetc…の特徴を徹底比較!

設備機器メーカーや工務店、ホームセンター、大手リフォーム会社など、実に多くの業態の会社があるため、どこに依頼すべきかわからず、悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。

ズバリ申し上げるならば、どこに依頼しても問題ありません。ただし、それぞれの業態によって得意・不得意はあるので、その辺りの情報を踏まえて判断するのがオススメです。

下記に、それぞれの特長や、メリット、デメリットをまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 特徴 メリット デメリット
設備会社系 大手の住宅設備メーカー系列の会社。各住宅設備メーカーの取り扱う製品の設置・メンテナンス等を手がけている。 キッチン、お風呂、トイレ、洗面台等の水回りや、給湯機などのガス回りのリフォームが得意。 メーカー系列の会社であるため、別のメーカーの設備機器等を取り扱うのが難しい。
地元の工務店 得意分野やリフォーム規模は各工務店によって様々。昔から長くその土地で営業をしている工務店も多い。 システム化されていないことが多いため、融通がききやすい。地域密着の会社が多く、何かあったときにすぐ駆けつけてもらえる。 デザインテイストや取り扱っている設備機器が古い場合もある。
ホームセンター 一般的にキッチン機器の交換やトイレの交換、ユニットバスの交換など、設備機器の販売に付随したリフォームが得意。 大量仕入れにより、大幅なコストダウンが期待できることもある。買い物の途中などに、気軽に立ち寄れる。 リフォーム工事自体を提携先の施工会社が対応する場合、工事品質に不透明感がある。
大手ハウスメーカー 手がけるのは、自社で建てた住まいのリフォームがメイン。 多くのハウスメーカーが自社で建てた住まいの定期点検や補修工事を実施し、その履歴等の情報も蓄積している。そのため、リフォームを同ハウスメーカーに依頼すると、これまでの点検結果や補修工事等を踏まえて、いつ・どんなリフォームをすればいいかを細かく提案してくれる。住まいを建てたときと同じハウスメーカーにリフォームを依頼すると、保証等が受けられる場合がある。 リフォームの規格が決まっていることが多く、細かな融通がきかないことも少なくない。
設計事務所 耐震補強や間取りの変更などの大規模リフォームをする場合に依頼するケースがほとんど。 設計事務所は設計と施工管理を行ない、施工自体は別の施工会社が行なう。施工管理をする会社と施工をする会社が異なるため、手抜き工事が発生しにくい。施主のあいまいな要望も、具現化してもらえる。 なかには、リフォームの実績がない設計事務所もある。建築士によってテイストが大きく異なるため、相性の良い建築士を探す必要がある。

▼リフォーム業者選びについて詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。
【保存版】知らないと損!悪徳リフォーム業者の手口と絶対に騙されない為の全知識

7.難易度別!自分でも手軽にできるキッチンのリフォーム事例集

「できるだけ費用を抑えて、キッチンを快適な空間にしたい」「自分らしいキッチンを自分でつくりたい」という方には、DIYリフォームがオススメです。

ここでは難易度別にDIYリフォームをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

7-1.【難易度|低】 DIY初心者にオススメ!簡単にできるリフォーム事例

身近にあるものを使って少しアレンジを加えるだけでも、キッチンはオシャレで居心地のよい空間になります。

<事例①|オシャレで便利なスパイスラックをDIY>

100均グッズを使った簡単DIYリフォーム。100均とは思えない仕上り感。

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※画像出典:http://ameblo.jp/yunchi-seiyuu/entry-12099374466.html

 

事例②|カッティングシートを使ってデザインチェンジ>

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画像出典:http://homebird-3.blogspot.jp/2012/12/diypart1.html

好みのカッティングシートを切って貼るだけでも、キッチンの印象がガラリと変わります。選ぶカッティングシートによって、様々なキッチンが演出できます。

 

<事例③|シールやシートタイプのタイルで、さらに自分らしい印象に!>

シールタイプやシートタイプのタイルでキッチンの壁やカウンターを演出するという方法もあります。カッティングシートと違い、タイル状にこまかく分かれているため、組み合わせ次第で、より自分らしさが演出できます。

参考動画|タイルシール貼り方について詳しくは、下記の動画も参考にしてください。

※タイルシールやシートは、ホームセンターやインターネットの通信販売等で購入することができます。

7-2.【難易度|中~高】 ワンランク上のキッチンに!参考にしたいDIYリフォーム事例集

誰でも簡単に…!とまではいきませんが、時間と手間をかければ、DIYリフォームでも、ワンランク上のキッチンに生まれ変わらせることは十分に可能です。

<事例①|タイルを使ってデザインチェンジ>

キッチンタイル

専門知識のない素人でもできるキッチンタイル貼り。インターネットで検索すると、自身の施工の様子を記録した動画やブログを沢山みつけることができるでしょう。

とはいえ、何も調べずにぶっつけ本番でチャレンジできるほどに簡単というわけではありません。DIYでキッチンにタイルを貼る場合には、事前に施工方法等を頭に入れて、準備万端で臨むようにしましょう。

参考動画|【壁編】タイルの貼り方について詳しくは、下記の動画も参考にしてください。

▼キッチンのタイルリフォームについて詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
見慣れたキッチンがタイルで大変身!アイデア事例36選

 

<事例②|カラーボックスと天板でキッチンカウンターDIY>

あると何かと便利なキッチンカウンターも、カラーボックスと天板をつかって自分でもつくることができます。

天板接着

カウンターキッチン

画像出典:http://www.interior-heart.com/interiordesign/colorbox/item9.html

▼キッチンカウンターDIYについて詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
キッチンカウンターをDIYで作るときの全手順と参考事例集

8.マンションでも可能なリフォームの範囲

マンションのキッチンリフォームを検討している場合、まずはマンションの管理規約にて、リフォーム工事の可否をはじめ、申請や手続きの方法等を確認しましょう。場合によっては、やりたいと思っていたリフォーム工事の内容が管理規約で認められているリフォームの範囲外である可能性もありますので、必ず確認しましょう。

また、マンションでは、基本的には、キッチン機器の交換は可能ですが、移動できる範囲は限られています

移動できるかどうかは、排水管が動かせるかどうかがポイントになります。排水管が階下の天井裏を通っている場合には、排水管が動かせないため、水回りの移動もできません。排水管が床下にある場合には移動できるものの、その範囲はさまざまです。具体的にどこまで移動できるかは、業者に現場を見てもらいましょう。

[補足情報|賃貸の場合、退去時の原状回復を想定したリフォームを]

賃貸マンションやアパートの賃貸契約には、退去時、入居したときの状態に戻す「原状回復」が規定されています。そのため、基本的には、元に戻せなくなるようなリフォームはできません

「使いやすく、快適なキッチンになるのだから良いだろう」と勝手にリフォームをすると、契約違反となり、場合によっては原状回復にかかる費用を請求されてしまうこともあります。

まとめ

キッチンのリフォームは、そう何度もできることではありません。だからこそ、押さえるべきところは押さえて、賢く選択することが重要です。

ぜひ、「1.キッチンは4種類のタイプからライフスタイルに合わせて選ぶと上手くいく」を参考に、日々の生活のなかで、キッチンをどのように活用していきたいかイメージを膨らませることからはじめてみてください。

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