外壁を修理する前に知っておくと役立つ知識集

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

外壁にひび割れなどのトラブルが見つかったら「修理をしなきゃ」となりますよね。
ただ、外壁の修理を必要とするトラブルはひび割れ以外にもあります。また、修理をする前に知っておくと役に立つ基本的な知識や費用の相場などがあります。

業者に修理を依頼するにしても、自分で修理をするにしても、必ず知っておいていただきたい知識です。
ぜひ、外壁トラブルが気になったときには活用してみてください。

1.  外壁の修理をする前に

外壁の修理が必要なトラブルにはどんなものがあるのでしょうか。
まずは、戸建て住宅の外壁に起こりやすいトラブルをご紹介します。

1-1. 修理が必要な外壁トラブル

モルタル外壁のひび割れ(3mm以上)

ひび割れ

修理を必要とする外壁トラブルで最も多いのが、ひび割れです。
ひび割れは、外壁に塗られている塗料の膜(塗膜)の経年劣化や、建物の構造的な欠陥、不同沈下など、様々な理由で発生します。
ひび割れの幅によって、経過観察でいいものや早急な修理を要するものに分かれ、素人目にはなかなか判断が難しいところでもありますが、どんなひび割れでも放置してはいけません。
ひびが入ったところから雨水などが建物内部に浸入し、構造体を腐らせる原因になるからです。

サイディング外壁のひび割れ

img_crack03

サイディング外壁でひび割れが起こる原因として、地震や地盤沈下による揺れなどにより、建材を固定している釘まわりの劣化が考えられます。
また、サイディング自体が水分を吸収してしまって、凍害によるひび割れを起こしている可能性もあります。ひび割れが進行してしまうと修理が大変になります。場合によっては、サイディング自体を交換しなければいけなくなることも。

コーキングの亀裂

img_crack04

建物の継ぎ目には、必ずコーキング材(シーリング材)が入っています。この目地部分にも、揺れや地盤沈下、壁材の伸縮などが原因で亀裂が入ることがあります。
亀裂程度であれば、コーキング材を充填すれば大丈夫ですが、破損して一部剥がれてしまっていたり、建材との隙間が大きく開いてしまったときは、外壁材を傷める原因となるので早めの修理が必要です。

塗膜の剥離・膨れ

塗膜の膨れ

塗膜の剥離・膨れは、外壁の塗料の膜(塗膜)が剥がれたり、一部に空気が入ったように膨れる現象です。これもひび割れ同様、経年など様々な要因で発生する劣化症状です。
外壁は、塗膜によって雨水や紫外線などから保護されていますが、その塗膜が劣化すると外壁の傷みが進行し、ゆくゆくは構造体へ影響を及ぼしてしまいます。

カビ・苔・藻の発生

08-カビ

外壁の北側の面など、影になりやすい場所や陽当たりが良くない箇所では、外壁にカビや苔、藻が発生します。これによって外壁が緑色に変色したり黒ずんだりするなど、美観を損なうだけでなく、長く放置することで塗膜が劣化してしまうのです。

1-2. プロの外壁診断を活用しよう

自宅の外壁にひび割れや塗膜の剥離を見つけたとしても、それがすぐに修理を必要とするレベルの劣化なのか、まだ様子を見ていていいのか、素人目には判断をするのは難しいことです。

先述しましたが、ひび割れはひびの幅が劣化度合いの目安になります。参考までに、下図にまとめています。

④「まだ大丈夫!」なひび割れと「補修しないと!」なひび割れ

ただし、これはあくまでも目安です。
いちばん良いのは、ひび割れなどの劣化症状を見つけたらすぐに専門の業者に建物の診断をしてもらうことです。

sindan01

建物診断を行っている業者は、主に塗装店や工務店、リフォーム会社などです。
診断では、外壁の劣化状況を細かく調べ、どこにどのような修理が必要かを専門家が判断してくれます。

建物診断には住宅・外装の専門知識を要します。必ず診断の専門資格を持っているスタッフかどうか確認をしましょう。有資格者であれば、名刺や名札に資格名を載せているはずです。
あってはならないことですが、ごく稀に専門知識のないスタッフに、目視だけで診断させる業者もいるので注意が必要です。

建物診断は、業者によっては無料でしてくれるところがあります。少しでも自分の判断では不安な時は、ぜひ専門業者の建物診断を活用してみてください。

2.  外壁修理を業者に依頼する

業者に建物診断をしてもらうと、希望をすれば修理費用の見積もりを提案してもらえます。ここで、業者に修理を依頼する場合の費用の相場を見てみましょう。

2-1. 修理の内容別費用の相場

ひび割れ修理の費用

ひび割れの修理は、ひびの幅や深度などによって様々な修理工法があり、工法や修理範囲によって費用は異なります。足場を組む必要がない場合の修理では、数万円〜10数万円程度が相場になります。

コーキングの打ち替え・打ち増しの費用

コーキングの亀裂の修理には、大きく2種類あります。

◉打ち替え

既存のコーキングを撤去して、新しくコーキングを打つ方法です。

 

◉打ち増し

既存のコーキングはそのままに、上から新しいコーキングを打つ方法です。
既存コーキングの劣化がそこまで進行していない場合は、打ち増しの方法をとることがあります。

 

コーキングの打ち替え・打ち増しの費用は、メートル単価で出されることが一般的です。当然のことながら、修理を要す箇所が多いほど費用が上がり、コーキング工事をする際にも足場設置が必要な場合がほとんどなので、多くの場合、コーキング工事は塗装工事と一緒に行います。

コーキング打ち替え 700〜1,200円/m
コーキング打ち増し 500〜900円/m

高圧洗浄の費用

カビ・苔・藻などの汚れは高圧洗浄できれいにすることができます。
高圧洗浄の費用相場は100~300円/㎡です。そのほか、洗浄に伴って必要な養生や飛散防止ネットなどの相場は下記の通りです。

足場設置 600~800円/㎡
高圧洗浄 100~300円/㎡
養生 250~400円/㎡
飛散防止ネット 100~200円/㎡

2-2. 業者選びのポイント

次に、業者選びのポイントをまとめました。補修工事という、やってみなければ良し悪しがわかりづらい業者選びですが、見極めるポイントはあります。
そのポイントをまとめました。次のポイントをクリアしていることは、信頼できる業者の最低条件です。ぜひ、検討中の業者が当てはまるかチェックしてみてください。

専門資格を持ったスタッフが診断をしてくれる

診断をしてくれるスタッフが、住宅診断の専門資格を持っているかどうか確認しましょう。聞きづらければ、名刺をもらって肩書きに添えてあるか見てみるのも手です。業者によっては、専門知識を持っていないスタッフに診断をさせるところもあるので注意が必要です。

 

工事保証がある

工事が終わってからも頼れる業者かどうか、見極めるポイントとしていちばん重要なのが保証の有無です。保証の有無は必ず確認をとりましょう。口約束だけで保証書を発行しない業者は論外です。

 

アフターフォローがある

工事後に万が一不具合が発生したときの対応も確認しておきましょう。定期点検などのアフターフォロー体制の有無も確認しておくと、次のメンテナンス時期まで安心してその業者と長く付き合えるでしょう。

 

実際の施工物件を見てみる

その業者が施工している現場や、手がけた物件を見てみるものおすすめです。行ける範囲に実際の現場や物件があれば、ぜひ見学させてもらいましょう。現場での施工の様子などを確認することで、その業者の工事品質がわかるはずです。

 

3.  外壁修理を自分でする

劣化の状態が初期の段階であれば、自分で家庭にある道具や市販品を使って修理や補修をすることができます。

3-1. 修理の内容別DIY

自分でできるひび割れ補修

ひび割れは、ひび幅が0.3mm以下のヘアークラックまでなら応急処置として、DIYでの補修ができます。方法としては、微細なセメントの粉をひび割れに塗布し、適量な水分を加えてセメントの粉を定着させる方法(チョーク式・スプレー式)があります。

◎チョーク式

セメントチョークを手で塗りこんでいく方法。
無駄なくセメントを使える一方で、適度な圧力を加えないと外壁に定着しづらいため、作業時間が長く、体力が必要。

 

◎スプレー式

セメントの粉を噴射して定着させる方法。
簡単で作業時間も短く済むが、セメントの粉が周囲に飛び散り、無駄になりやすい。

 

自分でできるコーキング打ち替え

注意点として、コーキングの施工は晴天時に行いましょう。雨で接着面が濡れていてはコーキング材が接着しません。詳しい手順を下記ページで紹介しています。

レッツDIY!補修の手順 ~シーリング材編~

自分でできるカビ・苔・藻の洗浄

カビ・苔・藻も放置せず、早めに対応することが大切です。カビ・苔・藻は洗浄できれいにすることができます。

◎ブラシやスポンジを使った洗浄

汚れが軽微な場合、また、汚れの範囲が狭い場合、ブラシやスポンジで洗浄することができます。ブラシやホース、バケツなど家庭で準備できるものを使うので、最も手軽でコストのかからない方法です。ただし、外壁材がモルタルやサイディングの場合、ブラシで強くこすると素材を傷めてしまう恐れがあるので、必ず柔らかい素材のブラシ(洗車用のものなど)やスポンジを使用しましょう。

 

◎高圧洗浄機を使った洗浄

高圧洗浄機

高圧洗浄機

ケルヒャーなどの高圧洗浄機をお持ちの場合は、これを使って洗浄することができます。ブラシやスポンジでは落ちない汚れを落としたい場合や広い範囲の汚れを落とす場合にお勧めの方法です。
ただし、高圧で洗浄するため水が周囲に飛び散る可能性があります。近隣住宅へ水が飛散するなどのトラブルになることもあるので、飛散防止シートなどでしっかり養生しましょう。

外壁を洗浄する方法についてはこちらの記事をご覧ください。

外壁の汚れを綺麗に洗浄する方法とかかる費用

3-2. DIYの注意点

劣化の状態によっては、きちんと専門業者に修理・補修を依頼するほうが良い場合があります。

ひび割れの幅が1mmを超えるものについては、外壁の下地や構造部分にも影響が出ている可能性があるので、まずは業者に建物診断をしてもらいましょう。
目安としては、ひび割れに名刺がスッと入るかどうかです。

ひび割れの幅が0.3mm以下のヘアークラックについては、進行を防ぐために応急処置をしておくと安心です。応急処置レベルであれば、DIYで対応しても問題ないでしょう。

4.  まとめ

外壁の修理は、早めの対応が肝心です。

劣化の発見が早く、状態もまだ緊急を要しない場合は応急処置としてDIYで修理を、そして、少しでも不安はある場合は専門業者に建物診断を依頼しましょう。
対応が早いほど建物への影響も少なく、修理の費用も少なく済みます。

早めの対処で、建物を劣化から守りましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

全員無料プレゼント
E-BOOK「住宅塗装 初心者ガイド」

一大イベントともいえる、お家の塗り替え。
失敗したくないからこそ、誰もが数多くの不安を抱えてしまうものです。

  • 塗装を検討しているけど、どの業者に頼んだらいいかわからない

  • 初めての経験で塗装業者に見積りを頼むのが不安

  • どのタイミングで塗装をすればいいのかわからない

  • 思いのほかお金がかかりすぎてしまわないか心配

  • まずどこから手をつけたらいいかわからない

  • 正しい見積もり金額がわからない


そんなあなたのために、今すぐ使える「住宅塗装 初心者ガイド」を用意しました。
焦らずひとつひとつ進めていけば大丈夫。
本書を読み終えた頃には、不安はきっと解消されているはずです。

無料PDFダウンロードページへ

無料診断実施中!
今すぐ外壁健康診断を受診してお家の状況を把握しよう!

外壁の汚れが気になってきたし、外壁にチラホラとひび割れも入ってるし、大丈夫なんだろうか?

実は外壁・屋根って定期メンテナンスが必要なんです。
外壁や屋根は住まいの中で最も風雨にさらされる部分のひとつ。
定期的な外壁・屋根のメンテナンスをしておかないと、ゆくゆくは雨漏りなどの大きなトラブルを引き起こしてしまいます。

プロタイムズジャパンは、33,000件以上の診断実績と外装劣化診断士という診断のプロが住まいの状況を的確に診断いたします。

プロタイムズジャパンの外壁診断は

  • 診断報告書を作成してお渡しするので必要な補修がわかる

  • 診断時にビデオで撮影するので劣化箇所が映像でわかる

  • 外装劣化診断士という診断のプロが調査する


そしてプロタイムズは日本全国約100店舗のネットワークを展開しており、ほぼ全国で対応が可能です。※一部、対応できない地域あり

この機会にぜひ、プロタイムズの外壁診断を受けてみませんか?


もっと詳しくみる

この記事に関するキーワード

Twitter・RSSでも購読できます

ページトップ